12月に入り、すっかり窓の外の白いのは見慣れてきました。

3日の朝は、冷え込んで、-5℃ほどになったようです。
ぼくのまくらもとの温度計も1℃くらいになっていました。

朝は陽射しがあり、林の高いところでは朝日が白くなった木々を照らしていました。
未だコナラの葉のオレンジ色もほんのりと見えています。
山の草とか花とか虫とか-3日の朝

すこし東へ行くと、田んぼの広がり川が近くなるところがあるのですが、そこあたりからもやが街のほうへ続いています。
山の草とか花とか虫とか-3日の朝 田んぼともや

田んぼのくろは、霜がしっかりついていました。
山の草とか花とか虫とか-3日の朝 田んぼのあぜ

4日は気温はあまり下がらずに水っぽい雪が落ちていました。
山の草とか花とか虫とか-4日の朝 あまけの雪

昨夜はつぶの大きなぼたん雪が続き、朝は家のまえのクルミの木にも雪がふんわり積もり、道路はタイヤがとられるような積雪になっていました。
気温は今朝もあまり下がらずにせいぜい0℃ほどのようでした。
山の草とか花とか虫とか-5日の朝 雪

ところがすこしふもとまで行くと、雪はいきなり少なくなっていきます。
この時期には、雪の様子がすこしの距離でほんとうに変化があります。
山の草とか花とか虫とか-5日の朝 雪もや

人の体もたいしたもので、12月に入って気温が昼でも3℃くらいで推移しても寒くてしかたないというほどでもなくなってきました。
まくらもとで1℃くらいなんて夏なら寒くってとても眠れたものではないんだろうなと思います。
冬は寒いんですが、そう、冬ですからね~。

週間天気予報では、ずっと雪マークになっていて、今週末あたりは、山のほうの林道などはもしかしたら少しスキーで歩けるのかも、なんてすこしわくわくしています。
日曜は、午後からボーイスカウトの会議に行きました。
今年もあまり活動のお手伝いができなくってたいへんに申し訳ない気持ちです。
山岳会の活動ももちろん大事だし、ボーイスカウトのほうもがんばりたいし、困ったものですね。

さて、会議に行く前、せっかく出かけるので通りかかりのあちこちに寄り道していきました。
うちの近くの雑木林は林床はもう白くなっています。
山の草とか花とか虫とか-雑木林

山に行きたい気持ちもあったのですが、それほど時間はないので、川原に行ってみました。
ところがいつものマガモとカルガモだけで、それもたいへんに少なかったです。
やはり、鳥たちがどこにいついるのか、ぼくにはまだ読み取れません。
顔のまわりの黒いほうのテケテケ鳥はいました。
セグロセキレイのようです。ペンギンカラーですね。
ハクセキレイとだいたいおんなじようなところで見かけますが、どんなふうに住み分けしているものなのでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-セグロセキレイ

途中で、撮っておきたい木の葉があるので、ちいさな公園にたちよります。
これはカシワの葉ですね。
南のほうでは、大きく育つユズリハがあり、葉が次の世代の葉が育って落ちる様子から、代を重ねる縁起よいものとして扱われております。
ところが、東北日本海側には、大きくなるユズリハは分布しません。
そういうところでは、カシワもまた葉が翌年まで残るために、ユズリハと呼ばれた縁起のよいものなのだそうです。
山の草とか花とか虫とか-カシワの葉

幹にはまだ緑色の葉もありました。
コナラなどでも、冬に葉の残ってるものがありますが、どちらも南方系の植物だそうで、完全に落葉するのに至っていないそうです。それで、葉の柄が離れにくく、葉が残るのでしょうね。
山の草とか花とか虫とか-カシワの葉のちいさいの

さて、次の川の近くへ。
あらら、そちらにもこの日は、まるっきり鳥がいません。どうしたことでしょうか。
毛並みのよいにゃんがいました。
オレンジ色の綺麗な毛並みで、顔つきもなかなかの器量よしです。
鈴をつけてもらっているので、飼われにゃんこですね。
しっぽの先がちょこんと見えているあたりがたまらない可愛さです。
山の草とか花とか虫とか-オレンジのにゃん

もうちょっと移動して、次のところにも、マガモとカルガモだけでした。
向こう岸には、木々が川にかかるように生えており、その下に隠れるような場所が出来て、そこで丸くなっていました。こういうところがあると鳥たちも過ごしやすいことでしょう。
山の草とか花とか虫とか-川岸に隠れる水鳥

ボーイスカウトの会議の場所に近づきつつ、別な川原。
そちらにもあまりいないなあ。と思っていると、木からかさかさたくさんの音がします。
お、これはシジュウカラでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-シジュウカラ

木の幹にとまり、短いくちばしでなにかを探すようにつついています。
幹の皮の間に隠れたちいさな虫を探しているのかもしれません。
山の草とか花とか虫とか-幹に

この小鳥は、ヤナギの木に幾羽もちょこちょこ飛んだり歩いたりしていました。
なんとまあせわしないので、なかなか撮れません。
そうか、こういうふうに木に暮らしているのですね。
枝を伝いながら、あちこち点検しております。
山の草とか花とか虫とか-シジュウカラ枝に

あちこちうろちょろする様子も可愛らしく眺めていて飽きることがありません。
シルエットはまるっこくなっていて、ほんとうにね。和菓子のような雰囲気です。
ぱくっと口に入れてしまいたくなる感じです。
山の草とか花とか虫とか-幹に止まるシジュウカラ

木だけでなく、草むらのなかからもごそごそ音がしていました。
なにかと思ったらコゲラがイタドリの茎に止まってつついていました。
キツツキの仲間ですが、草もつつくのですね。これなら、クサツツキですね。
山の草とか花とか虫とか-イタドリとコゲラ

なにをしているのか気になって眺めていると、茎をつついていたかと思うと、茎の折れているところまで登り、中を覗き込んでいるようでした。
山の草とか花とか虫とか-コゲラ 茎を覗き込む

なにかいないのかな~?なんて覗き込む様子が、笑みがこぼれるほどに愉快でございました。
さてさて、建物のあるほうへ行ってみましょう。
ちょっと長くなりますが、一気に載せてしまいたいと思います。
ここには、4つの建物が復元されていました。
山の草とか花とか虫とか-集落

見取り図。
11号建物(主屋と書いてあります)が一番大きく、その近くに10号建物、作業小屋、倉が集まっています。そこの近くに小さな川が流れています。
山の草とか花とか虫とか-見取り図

まずは、小屋から。
小屋は、木材を立てにならべて壁にするようになっていました。
小屋のまわりは、テント設営をするときのように掘られています。
これくらいしっかりした建物を作るとなると、昔は土盛りなどもしていたのかもと思いました。
床面積は8平方メートル、と書いてありましたから、2坪ちょっと。
このまわりで、作りかけの木製農具がたくさん見つかったので、作業小屋と考えられているそうです。
山の草とか花とか虫とか-小屋

屋根が気になってうしろに回ってみました。
樹皮で屋根が葺いてあります。
なにかな?クルミの樹皮ぽいなと思ったら、説明書きにもクルミとありました。
山の草とか花とか虫とか-小屋の屋根ふき

こちらは10号建物。
11号建物の主屋の次に大きいそうです。
建物の柱は、土に立てるところを尖らせて打ち込んであったそうです。基礎などはなかったのですね。屋根も壁も、ススキ(カヤ)で作られていました。
山の草とか花とか虫とか-10号建物

中に入ってみると、囲炉裏がありました。
室内にはいぶしたにおいがします。良いな、煙のにおい。おなかがへります。
鉄瓶がぶらさがっていますが、これは当時に見つかったものではなさそう・・・です。
山の草とか花とか虫とか-10号建物いろり

続いて、11号建物の主屋へ。
こちらも、10号と同じ材料で作られています。違ったのは、窓が作られているところですね。
そこまで出土品で確認できたものかどうかはわかりません。
山の草とか花とか虫とか-主家

こちらの囲炉裏には火がつけられていて、室内はちょうどよい暖かさでした。
昼寝したいほどです。
中には作業している方が2名ほどおり、薪を運び入れていました。
この建物と、10号建物と、毎日交代で囲炉裏を使って屋根をいぶしているそうです。
山の草とか花とか虫とか-主家いろり

さて、窓。
ここで壁の厚さを見ることができました。
20cmほどでしょうか。
作業しているかたに聞くと、壁も屋根もやはりススキだそうです。
壁はどんなふうに更新したりするものでしょう?と聞くと、取り替えるのでなく、壁が薄くなったら(へたるのかな?)外側から順次追加して足していくんだそうです。
特記すべきは、その暖かさでした。ススキは茎が空洞になっていて、それが20cmもあったら断熱効果はすごいだろうなと思いました。先ほどの小屋の丸太の壁では隙間風があり、寒くっていられないと思います。
山の草とか花とか虫とか-窓のつくり

木と壁の作り。
柱はつるのようなもので押さえられていました。
柱が四角形に配置されて立ち、そのうえに横に組んでいっていました。
これで強度的に持つんですね。
山の草とか花とか虫とか-壁

つなぎ目のつるもなんのつるか気になりました。
クズかなあ、いや、フジのほうかもしれません。
木の根の場合には、直径1cmあたり300kgの引っ張り強度があるんだそうです。つるも同じくらいと考えると、しっかり結べば建物にも使えるのでしょうね。(茅葺屋根の裏側も、こんなふうに結んでありますね)
山の草とか花とか虫とか-つなぎ目

最後の建物は、倉です。
高床の建物で、なかに入りたいなと思ったのですが、入り口が高いところにちいさく作られていて入られないようです。歴史の教科書にもれなく出てきますね。高床式倉庫。
山の草とか花とか虫とか-高床式倉庫

ネズミ返しがありました。
これでは、やはり、山ねずみロッキーチャックですから、ねずみは入られません。
山の草とか花とか虫とか-ネズミ返し

集落は木の柵で囲むようになっていたようです。
山の草とか花とか虫とか-木の柵

敷地のはじっこには、ススキが束になって立てられていました。
これから使われる材料でしょうか。
これは、近くのものでなく西蔵王というところから刈り取ってきたものだといっていました。
こういうところがあるので、スズメが来ているのではと思ったのですが見当たらずに残念でした。
山の草とか花とか虫とか-ススキ

さて、見学終了です。
集落のそばには、ちいさな川が流れていて、これも発掘の際に川のあとがあったので復元したそうです。
数年前に来たときに、どじょうでも住んでやしまいかと探してみたことがありました。
今回もちょっと探してみたのですが、見当たりませんでした。
山の草とか花とか虫とか-川と集落

ヒメオドリコソウにうっすら雪が積もっています。
このような寒空のもと、この遺跡を訪れるかたはいるのかしらん?と思ったのですが、仙台からいらっしゃった若い女性の二人組みや、団体で見学に来たかたなどもおり、意外に繁盛しているようでした。運営は、地元の地区の方を中心にNPOを組織しているそうです。
ポスターなどでも見たことがあったのですが、当時の食事を再現してみようとか、土器を焼くとか、繊維を採るとか、そういう活動も盛んにしておられるようです。
山の草とか花とか虫とか-ヒメオドリコソウと雪

展示物などのある建物の様子。
ここのなかに、いろいろ出土品がまとまって展示されておりました。
山の草とか花とか虫とか-展示物の建物

一旦、建物に入り、受付のかたに挨拶してから、外に出ると、雪が強く降り始めておりました。日も暮れ始めていました。
山の草とか花とか虫とか-雪の集落

帰り道はすっかり雪降りになりました。
山の草とか花とか虫とか-雪降る帰り道