昨晩はいつのまにか眠ってしまって、ブログを更新するのをさぼってしまいました。

今夜は、仕事の帰りに、小屋番さんのおうちに寄り、パソコンの設定をしていました。
インターネットにつなげるように、電話の会社などに申し込みしたのだけれど、PCの設定がわからないので、ということで相談されたのです。

ちょっと古いPCだったので、少し難儀しながら設定しました。
そのPCの向こうからこちらを伺うみーちゃん。
山の草とか花とか虫とか-みーちゃん PCのかげ

切れ長のすこし青みがかった目が可愛い女の子です。
おうちにお伺いするたびにみーちゃんを撫でており、こないだはひざに乗ってしばらく過ごしたのでもう仲良しと思っていたら、今日はなんだかはじめはよそよそしい感じでした。
山の草とか花とか虫とか-みーちゃんたち姿

パソコンのほうは、遠隔操作で設定などのお手伝いをしてくれるサービスも申し込んだということなのでしたが、それもネットに繋がないと使えないというちょっと困ったサービスで、ネットに繋ぐのをサポートしてもらえないんですね。
また、古めのPCで、OSの更新がいくつも該当してありそれも、のちほど小屋番さんが操作しているときに更新がたくさんかかると困ってしまいそうだったので済ませてきました。
それを待つ間に、夕ごはんをごちそうになり、しかもおかわりまでして・・・。

こちらは、男の子のまーちゃん。
山の草とか花とか虫とか-まーちゃん まるまる

こたつのふとんにごろんとなって下あごが無防備に出ております。
にゃ~ん、にゃんにゃん。
山の草とか花とか虫とか-まーちゃんのあご

うわあ、いそがしくてねこの手も借りたいほどだにゃあ。
(更新がかかるのを見守っているだけなのでいそがしくなく、にゃんこを普段触れないものだから堪能しているだけなんですが)
山の草とか花とか虫とか-ねこの手も借りたい

そのうちに、暖かくなってきたのか、びろ~んとねころがるねこ。
山の草とか花とか虫とか-ねころがるねこ

小屋番さんと、あちこちの山のおはなしをしたりしながら更新を待ちます。
むふ~。
山の草とか花とか虫とか-むふ~

このね、手の様子がね。たまらないですな。
大朝日岳の小屋にたちよることがあったら、みーちゃんとまーちゃんはお元気ですか?と小屋番さんに聞いてみてくださいな。夏の間は、無線の交信で、「みーちゃ~ん、まーちゃ~ん」と呼びかけているそうです。(ねこにもコールサインはあるのでしょうか?)
山の草とか花とか虫とか-手

あ、そうなんです。
こないだ聞きに行った「新しい公共」というおはなしで、NPOやそういう活動を紹介されており、その後少し気になっていました。
山形は、NPOや市民活動がほかの県に比べてあまり進んでいないことが課題としてあって、県などでもそういった講座などの取り組みをしているのだそうです。
仙台からこちらに越していらっしゃった方とおはなしをする機会が過去にあり、その方の言うことにも、山形ではあまり市民活動が盛んではなのですねということでした。

そのような点を、関東から来た市民活動などをサポートしたりもしている大学の教授の先生にこないだお聞きしたところ、
「ぼくが思うには、山形というところはみんなほんとうに和やかなところがあり、例えば都市部(その先生のお住まいのところ)では、大きなビルが建つことになると、風景や日照権を巡って大騒ぎが起き、それで反対活動やNPOや、そういうのがどどんとできるんですね。ところが、山形は和やかで平和なものだからNPOという新しい枠組みでもって解決しようという問題がそれほど鮮明にならないので、そういった活動があまり発展しない土壌だなあと思っているのですよ。NPOが出来る背景には強い危機感があって、それが山形にはあまり無いんだなと思っています。でも、それは幸せなことでもありますよね。」
というようなことでした。
なるほど、解決すべき課題があり、その解決のための新しい枠組みとしてNPOという手段があるので、解決すべき喫緊の課題が無いのなら・・・ということ。そう考えれば、たしかにそんな気がしてきました。
こないだ事例として聞いた登山道の保全の活動のNPOの場合には、登山者の増加や、登山道の管理にかかわるいろんな事柄という新たな課題があったために発足しているわけですからね。

ここ数日に、なぜだかぼくにパソコンの設定や操作を教えてくれというお願いが4日間で3件ほどありました。(そういうのを請け負っているわけでないのですが、若い衆ならパソコンできるでしょ?ということで聞かれるんですね)
そういうのがあると、電話や、今回のようにおうちに遊びに行ったりするのですが、そういえば、以前に見かけたNPOに「ITなどの活用支援」という活動をしているところがあったのを思い出しました。

たとえばボランティアの団体で、ひとりの登録ボランティアに4日間で3件の依頼があってこなしました。ということだと、これはなかなかの活動だなあということになるだろうと思いました。
でも、ぼくの住んでいるような田舎のはじっこみたいなところでは、人の繋がりが濃く、今回のように、ちょっと遊びに来てやってみてよ。というようなので済んでしまうところがあるんですね。新しい枠組みが必要になる以前に、古いタイプの人の繋がりの濃さが残っているのですね。

おかげさまで、みーちゃんとまーちゃんに接待いただきながら過ごすことができました。
ねこを飼っていないねこ好きにこれほどの対価はあるまいと思います。にゃんにゃん。

※20121222追記

NPOは、「Nonprofit Organization」=非営利組織の略です。
なので、語の意味合いとしてひろく捉えると、たとえば趣味のサークルや子ども会やそういったものもNPOに入ってきます。
今回の記事では狭義のNPO、特定非営利活動促進法により法人格を得た団体(特定非営利活動法人)のことについて書いてみました。
なお、人口比でNPO法人の認証数を全国での県別比較をしてみると、山形は人口も少ないので数そのものは30位なかごろなのですが、人口割合にすると17位となっており、それほど少ないというわけでもありませんでした。2010年のデータで調べてみたので、震災以後の東北での推移には変化があるかもしれません。
今夜は、今年の星空教室のボランティアのスタッフたちの忘年会が星好きの本屋さんの呼びかけで催され、おなじ趣味のかたの集まりというのはほんとうに時間の過ぎるのが早くあっという間に夜中になってしまいました。

さて、昼には今日も暖かく過ぎて、今日はメモリーカードは忘れませんでした。
先週に一気に積もった雪は、うちの近くではあまりとけていく気配もないのですが、街のほうでは解けていっています。
道端にはこんなふうに雪が残っております。
山の草とか花とか虫とか-道端の雪

そのまわりの土手には、ちいさな芽が来春に向けて芽吹いているのでした。
これはタネツケバナの芽のようです。
山の草とか花とか虫とか-ちいさな芽 タネツケバナ

こちらはオオイヌノフグリだと思います。
芽はちいさくても、大きくなった葉の雰囲気をすでに持っているものですね。
山の草とか花とか虫とか-ちいさな芽 オオイヌノフグリ

雪に埋もれているものも、もっと大きくなった芽もあって、これらはこれから枯れることなく雪の下で過ごして、来春の雪解けすぐに花を咲かせます。
草が育って花が咲くというと、春から夏にかけてというイメージがあるのですが、春早くに咲くものは初夏くらいまでにたねをあちこちに落として、秋ぐらいから芽吹き、こうやって春を待っているのです。夏の間には大きく育つ夏草たちの勢いにおつきあいしていられないという面もあるでしょうし、実は暑さに弱い植物というのは多いようなのです。
山の草とか花とか虫とか-雪に埋もれる草たち

もっと大きなものにオニノゲシのようなロゼットがありました。
「ロゼット」は、草が茎がたちあがらずに地面にこんなふうに広がって冬を越すかたちのことですね。バラの花のようなかたちになるので、ローズのようだというのでロゼット、なのだろうなあと思っております。
山の草とか花とか虫とか-オニノゲシ ロゼット

オニノゲシは、暖かいところでは冬にものんびり咲いていると聞きますが、ここでは平べったく、根っこから放射状に葉を広げていました。ノゲシと紛らわしいのですが、葉のちくちくした様子からオニノゲシなのではないかと思いました。(茎がたっていると葉の付け根でわかりやすいのですが)
山の草とか花とか虫とか-ロゼット

そんなかたちのものがもう一種類。
これはハルジオンのようです。
こういう葉のころは、はりはりとした食感があってちょっといただいて食べてもよいのですよ。
これと似たヒメジョオンのほうは、もっと葉が丸っこくはっきりした形になると思います。
山の草とか花とか虫とか-ロゼット ハルジオン

こういうふうに雪につぶされても大丈夫。こんな感じに過ごすのですね。
山の草とか花とか虫とか-ハルジオン 雪のした

雪は、降ったばかりの時には結晶のかたちがあるのですが、その後に解けてこんなふうにもう一度まるっこい粒のようになります。ザラメ雪と呼んだりします。
たくさん積もっていても、地面近くは暖かめなものだから、こんな雪質のまま春まで0℃付近の温度だと聞きます。
山の草とか花とか虫とか-ザラメ雪 透過

ロゼットになるのは、いくつか理由があるようなのですが、寒い風を避けるのに背を低くするとかそういうことのようです。
それともうひとつ、地面にひろがって面積を稼いで、実は雪のしたでも育っているのかもしれません。
雪を10cmくらいの厚みになるように握っておいて陽に透かして撮ってみました。
山の草とか花とか虫とか-雪の透ける様子

う~ん。結構透けているような・・・。
これが30cmや1mだったらどのくらいになるのでしょうか?
それでも、春に、あと10cmくらいで地面が顔を出しますよ、というくらいになったならばたしかに陽射しを感じられそうだと思いました。
今夜は雪になり、これからまたここにも積もっていくことだろうと思います。
このまま来春まで顔を出さないのかな?出すのかな?
冬はなんにも草たちもいないような感じがしておりますが、雪のしたでしっかり生きているのですね。
今日は、暖かく晴れ、雪も解けてきてなんだか春のような気持ちになった日でした。
ちいさな草が芽を出していて、写真を撮りたいなと思ったらば、メモリカードを忘れていて撮られませんでした。

さて、先日にちょっと書いた「文化的景観」(2012年11月21日「ちょっとだけ街歩き」)というもの、それについてその後に、シンポジウムなどがあったのに参加をしておりました。そのなかで、なるほど、そういうことかというのがあったので、メモのように書いておきたいと思います。(長くなってしまったので、おひまなときにでも眺めてみてください)

シンポジウムのなかで、文化的景観というのはどんなものかという説明にあったのは、次のようなことでした。
「これまで、文化財というと、仏像や絵画や建築や、そういったものそのものを指定して守りましょうということで推移してきたのですが、文化的景観については、そういうことでなしに、現在の風景や文化というのが出来上がった様子を含めて評価、保存しましょうという考え方になってきています。
これは動物などにたとえると、ゴクラクチョウという珍しい鳥がいるとして、それは今までの保護の方法では、しっかりした標本にするとか、かごに入れて飼うとか、人工飼育をこころみるとかそういったやり方で保存を図ってきました。
ところが、生き物というのはそういうふうに生きているのでなしに、周囲の環境を含めて生きているのものであるので、現在は生物種の保護については、環境を含めてまるごと、観察するにしてもかごの中の鳥を見るのでなく、それが生きている場所に行き、何年もともに過ごすというようなやり方にかわってきたのです。
それとおなじように、文化財もそれそのものだけでなく、いろんな文化や風習を生み出した風土、地形、風景を守っていこうというようになったのですね」

だそうです。

今日は、ちょっと夜に会食があり、ちょっとしっかりしたお店にあがって食事してきました。
そこのお店には、やな(魚を採るわな)の写真がありました。
山の草とか花とか虫とか-やなの写真

こちらは約90年前のえはがき、ここの駅が出来た当時の記念はがきでのやなの様子です。
このやなそのものは、今はありませんが、岩盤にはこのやながあった当時の穴が残されています。
山の草とか花とか虫とか-百目木のやな

どういうところにあったのかというと、次の写真の川の手前のぐいっと曲がったところ、ですね。一番目の写真のおくに見える島のようなところは、中島と呼ばれたりして、その手前で最上川はふたつにわかれています。
山の草とか花とか虫とか-最上川の屈曲点

写真を撮ったところからの最上川沿いに街の広がる様子。
この写真を撮ったところは、かつて中世の山城があったとされるところで、山城の遺跡そのものも、国指定の文化財になりました(2009年のことだったかと思います)
山の草とか花とか虫とか-街の広がる様子
この山城のある山は、最上川が南から流れて来たところに立ちはだかるように位置していて、ここから最上川は村山盆地へと流れを大きく、ぐいらっと変えていきます。
ここの街の成り立ちの最初のころと考えられるのは、この中世の山城の城下町としての発達であったそうです。

その後、江戸時代に変わるころにはお城は、街の西のほうへ所在を変え、同じ頃には最上川の船運が盛んになったそうです。
船運は、その奥の朝日連峰のふもとあたりの山村からのいろいろな産物を運んで出荷し、その積荷の帰り荷として、関西からのお雛様などをもたらしたということです。
もっと立派なお雛様もあったのですが、これは土人形やそういうのですね。
こういったちいさな人形は、山からいろいろな産物を運んできたかたがひな市というので年に数個、ちょっとずつ買い求めて、山の暮らしでもおひなさまを飾ったりしたのだそうです。うちにもこういうちいさなお雛様や人形があり、かつては集落の子ども会で、おひなさまを各家々を訪ねてみせてもらう風習がありました。
山の草とか花とか虫とか-お雛様

ひな市は、3月ごろにまだ続いております。
山の草とか花とか虫とか-ひな市

その当時、新たにお城ができたことにより、城下町としての性格も持って神社や、お寺なども、かつての山城のところから新たに出来た武家屋敷などとあわせて配置をされたそうです。
これは八幡様。
秋には、八幡様の縁日に秋祭りがこれまた続いております。
山の草とか花とか虫とか-八幡様

これは、その秋祭りの際に奉納される獅子舞(ほんとうは鹿踊り)の様子。
獅子舞は、ふたつ、みこしもふたつ、囃子屋台(2011年9月18日「秋祭り」に少し書いていました。)、後は3年に一度の奴、夜の演芸会など、ほかにもいくつもの町内会から競うようにいろんな奉納があります。
山の草とか花とか虫とか-秋祭りのしし踊り

ほかの神社では、これは天満さまのお祭なのですが、こちらは、雨乞いの天満様というような位置づけになっていて、それにともなうおはなしが残っています。(このときには、こちらのお祭をなぜかお手伝いに行っていました)
山の草とか花とか虫とか-天満神社

時代は少し変わり、今から90年ほど前に、駅ができました。
駅が出来た際にも、囃子屋台が練り歩きたいへんな盛況だったそうです。
山の草とか花とか虫とか-駅とSL

このころに始まったのは、花火大会があります。
2011年8月15日「花火大会へ
この写真では、灯篭の流れている様子。
この花火大会は今年で90周年(と記憶しておりますが)となり、県内でも最古のものとなったそうです。
山の草とか花とか虫とか-花火大会の夜の最上橋
この夜には、最上橋はろうそくを欄干においてライトアップ(キャンドルアップ?)されます。
最上橋は、うえの鉄道貨物のはじまった水上から陸路へという変遷の次に、自動車の時代になった象徴のようでもありますね。

街並みのほうはというと、この商店は昭和11年にあったここの街の大火の後に立てられて、今も残る町屋風の商店建築です。
山の草とか花とか虫とか-古い商店

商店街は、その後に次々といろんな時代に建て替えを経て時代の混在する街並みになっています。
山の草とか花とか虫とか-花火大会の夜の商店街

昭和のおわり近くには、コンクリの塀なども多くなってきていたのですが、商店街の方は、これを昔のとおりに板の塀にしたいというので、これは何年前でしょう?
このときにも、どういう経緯だか板を張ったり塗ったりするお手伝いに行っていました。
山の草とか花とか虫とか-塀を直す

おはなしのなかで、「文化」とは耕すということ、なんだと説明がありました。
「文化」なんていうと、なんだかコンサートホールで立派なオーケストラを聴くとか、美術館で有名な絵をみるとかそういうことのように感じるのですが、もともとは耕すことなのだそうです。
そのために「文化的景観」というのは、例えば耕してきた経過で自然の山が棚田になったような、そういうことなんだよということでした。
ここの場合でいうと、やながあり漁労の風景があり、舟運があってそれにともなういろんな行事やしきたりやそういうのがあり、やがて鉄道、自動車。

こうやって、ぼくがこれまで紹介してきただけでもいろんな人がいろんなことをしておりますね。
「文化的景観」、耕すことがなんで風景なんだというのは、人が活動することで出来上がった風景という意味合いなのだそうです。
その活動の中には、お祭の奉納の踊りなどはかつては無形文化財というようなやりかたがあり、神社仏閣についても文化財としての指定などのやりかたがありました。

ここには、そういう時代の流れが地層のようにいろんなところに色濃く残されていて、今現在において、立派な建物が立ち並んで景観として素晴らしいという(いえ、いろんな時代が混在してるので、景色としてみるとあまりぱっとしなかったりするんです)ことだけでなくて、時代時代のヒトの生き物としての営みが読み取れるような場所だ、ということで今回の選定となった・・・のだそうです。

もちろん、ここではこれからもいろんな生活があり、産業の変化があり、営みも変わっていくことになるのでしょうけれど、そういう古いものを残しつつ、ほかの市街地で行われたような画一的な区画整理や、新しく街そのものを作ってしまうようなやり方でなくて変化をしていくように、そういうことなのだろうと思いました。