遠くに見える大頭森山。この日は黄砂が降ったとかなんとかで風景はかすんでいました。
晴れていれば、あの向こうに朝日連峰が見えるのです。
山の草とか花とか虫とか-大頭森山 遠景

風薫る五月に、雪を想い出したように白い花の咲くトネリコの仲間の冬の芽。
マルバアオダモだろうかと思います。
山の草とか花とか虫とか-マルバアオダモ

雪から出てきたばかりのマンサクの枝。
春の林では、こういうふうに埋まっていた枝の枝先が雪からぽんっと跳ね上がる音がしたりします。
山の草とか花とか虫とか-雪から出てきたマンサクの枝

ここでカラスを呼んでみました。
かーかー、と言っていると、あちこちから返事が返ってきます。
向こうの鳴き方にあわせるようにこちらもかーかー言っていると、一羽が飛んで様子を見に来ました。
カラスを呼ぶのは、実は簡単なことで、コツはですね。恥ずかしがらずに、大きな声でかーかー叫ぶことだそうです。(「カラスの教科書」に載っていた)
山の草とか花とか虫とか-カラスが来た

冬の木の芽や、昨年も会った木々を見て回ったり、カラスに返事をしたりしながら下っていきます。あらま、不思議なつららがありました。
なにがどうなるとこうなるのでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-曲がったつらら

スギの林の中の道は、このところの春の嵐の強風のためかスギの葉がたくさん落ちており、スキーで滑ると、葉のあるところが急にブレーキになってつんのめりそうになります。
山の草とか花とか虫とか-もうすぐ車道

さて、クルマの通れる道路のところまで来ましたが、段差が2mほどあって、そのまま飛び降りるのも怖いようです。スキーは脱ぎました。
山の草とか花とか虫とか-雪の壁の段差

こういうときは、いきなり飛び降りるのでなく、足元をだんだんと崩していくと割合に安心です。
このあと、スキーを下ろし、雪面に手をついて降りました。
山の草とか花とか虫とか-降り方

やはり2mほどありそうです。
ちょっとだけ崩して降りたのですが、今回履いているスキー靴はスニーカーみたいなものなのでよいのですが、プラブーツだと、ぴょんと降りたら転んだり足を痛めたりしそうですね。
こういうところはピッケルがあると安心。上の雪面に刺して、手がかりにして、くつの先で雪の壁に足場を作って降りるというようにします。
山の草とか花とか虫とか-雪の壁

帰り道の、もっと日当たりの無い箇所。
たくさん雪がありますね。除雪で積んだところではないので、積もったままでこれくらいの量になっています。
山の草とか花とか虫とか-雪の量

雪の層には、ところにより氷の層が入っていたりします。
山登りしていて、これの厚めのものが表面の下にあったりすると、キックステップするつもりがつま先がつるんと滑ったりということもあったりします。
山の草とか花とか虫とか-雪の層

消火栓は今年も活躍しないで済みました。
消化栓も雪で壊れたりせずに冬を越しましたね。よくがんばりました。
山の草とか花とか虫とか-消火栓

もうそろそろ自宅というところで、近所のおばあちゃんに会いました。
足元をよくみてじっくり歩いています。一度でも転んだりしたらたいへんなことですから慎重にお願いします。
山の草とか花とか虫とか-水場その2

このあと、ちょっと天気のはなしをしたりしました。
おばあちゃんの右に見えているのは、うちの集落の共同の水場その2。もうひとつ水場その3もあります。
家の周りもなかなかに雪が残っておりますね。
今年はおばあちゃんが何度か埋まるくらいの雪になりました。
3月20日のことです。
午前中は家にいたのですが、やはりちょっとだけ山へ行きたくなって、裏山へスキーを履いてでかけました。

裏山は、集落の南西にあります。
ここは昔にちいさなスキー場のあったところ(何度も登場しておりますね)。
北東を向いた斜面なので、あまり日当たりは良くなくて雪が残っています。
山の草とか花とか虫とか-元スキー場

登りながら振り返ると、集落の向こうの斜面。あちらの斜面は南西を向いており、日当たりがよいので雪がずり落ちてきておりますね。
山の草とか花とか虫とか-集落の北の尾根

スギの林の中を気のむくままに登っていくと、作業道に出ました。
山の草とか花とか虫とか-雪の道

スギのエリアを抜けて、山頂近くの雑木林のあたりに着くと、おお!マンサクの花が開きかけております。
ひょろひょろした花弁が伸びかけており、これなら翌日か翌々日にはまるっきり咲きそうですね。
山の草とか花とか虫とか-マンサクの咲きかけ

木の根元。
穴が開いていますが、底は見えません。どのくらいの深さなのでしょう?
山の草とか花とか虫とか-根開き1

こちらも根開きしてきましたね。
幹の周りの開いたところは、雪の層が見えています。
山の草とか花とか虫とか-根開き2

もうちょっと登って行って、山のてっぺんのあたり。
山頂近くは、冬は風が強くて雪があまり積もらずに、日当たりもよいので雪も早くとけているようです。あと20cmか、30cmか。同じ山のちょっとの違いでも、雪の量はすごく違いますね。
山の草とか花とか虫とか-山頂近くの根開き1

こちらもおんなじ。
こういったところから春が来るのだなあ。
山の草とか花とか虫とか-山頂近くの根開き2

雪の層からは、オオバクロモジの雪の中に伏した枝が出ていました。
芽が膨らんできていますね。重い雪であったことでしょうけれど、その下で折れることなく生きていらっしゃったのです。
山の草とか花とか虫とか-雪に伏すオオバクロモジ

ウサギの食べた痕のある枝。
これはヤマネコヤナギのようです。
ウサギの食べ痕は、すっぱり切れ味の良い感じになるようです。前歯が鋭いのでしょうね。
山の草とか花とか虫とか-ヤマネコヤナギのウサギのたべたあと

ヤマネコヤナギは枝によっては、花の穂が出始めておりました。
はて、ヤマネコヤナギ。山猫の柳でしょうか。山の猫柳でしょうか。
きっと猫柳の山に生えるもの、という名のつき方なんだろうと思いました。
オオイヌノフグリが、イヌノフグリの大きな花のもの、というのに似ていますね。
大きいのが、犬でもふぐりでもなくて、イヌノフグリという草なのですね。
なお、ヤマネコヤナギは、バッコヤナギという名もあります。
バッコは、ベコ(ウシ)が訛ったものだというような説があるそうです。
バッコというと、うちの近くの方言ではうんちのことになるのですが、そういうわけでもないのですね。
山の草とか花とか虫とか-ヤマネコヤナギ

おお!
山頂近くのマンサクは、もっと花盛りになっておりました。
まんず咲くマンサク。
う~ん、もう春近くになった実感がありますね。
山の草とか花とか虫とか-マルバマンサク

この日は午後の前半は天候は悪くなかったのですが、空気の透明度はいまいちでした。
もやんと霞がかかっているような空気でした。

このあと、カラスを呼んだりしながら雑木林のなかで木の芽を観察しながら帰途につきます。
19日のことです。星好きの奥様から彗星を見られましたよ、というメールと、月面Xのお知らせが届きました。
ちょっとね、出先だったのですが、カメラを持っていたのでその時間だけ撮影に・・・。

20130319 21:00
月齢は7.6ほどの月でした。
(カレンダーにある月齢は、その日の12時のもの、21時のものなどあるようです。)
山の草とか花とか虫とか-月齢7.6ほどの月

微妙なので見えにくいかも(液晶のモニタは角度で見え方が違ったりするので、上下に覗いてみてください)しれませんが、写真の中央のあたりにちいさくばってんがあります。
これを月面Xということで、このところちょっと話題になっていたりします。
これはなにかというと、クレーターがいくつか集まっているところのクレーターのふちがちょうどXの模様になっており、そこに太陽の光が一月に数時間だけこんなふうに当たってXに見えるのだそうです。毎月起きているのですが、見やすい時間帯でないと観察できないので、一年に数回くらいの頻度のようです。おお!ほんとにあった!という気持ちになりました。
山の草とか花とか虫とか-月面X

さて、翌20日は、お彼岸の中日。春分の日でした。
暑さ寒さも彼岸まで、と言うようです。これからは、太陽の出ている時間のほうが長い季節が9月まで続くのですね。
お彼岸には、うちではぼたもちを作り、ぜんまいを煮ます。
このぜんまいは、昨年の5月あたりに採ってきて干したものですね。
売っているものも、まあまあですが、自家製がやはり美味しいです。
山の草とか花とか虫とか-ぜんまい
なんとなく、お彼岸の日にまで山へ行くのも気が引けたために、掃除をしたり、ぼたもちをついたりして午前中を過ごしました。

でも、なんとなく外も暖かいし、ふらりと散歩にでかけてみたくなります。
ぼくの住む集落は、集落全体が北向きの斜面になっていて、南西に裏山があるために日当たりがいまいちで雪はなかなか消えません。これは、自宅近くの道端の雪。まだありますね。
でも、道路わきの側溝のあたりなどはちょっとだけ地面が見えています。
山の草とか花とか虫とか-道端の雪

そういったところから、もう春の花たちが顔を出しつつあります。
これはなんだろな?という程度ですが、これはですね。フクジュソウのつぼみだと思いますよ。
フクジュソウは、都会では鉢に入って売っているということですが、ここでは道端の草のひとつです。
山の草とか花とか虫とか-フクジュソウのつぼみ

アズマイチゲの出たばかりのもの。もやしのようですね。
山の草とか花とか虫とか-アズマイチゲのつぼみ

これは、これからフキノトウになります。
山の草とか花とか虫とか-ふきのとうのつぼみ

電柱のそばは、雪が消えるのが早かったのでしょう。
すっかりフキノトウっぽくなったものもありました。
食べるのは、もうしばらくしてたくさん出たらにしましょうかね。
山の草とか花とか虫とか-ふきのとう

雪の下から、草のタネのようなのも出てきていました。
なるほど、小鳥たちが集まって食べているのはこういったタネなのですね。
山の草とか花とか虫とか-草のタネ

斜面の急なところなどは、雪がずり落ちてきています。
雪のブロックの下の端では、土が削り取られています。
高い山の稜線の風下側など雪の量が多いところでもこれの大規模な出来事が起きて、斜面が削られていくのでしょう。(雪食地形と言ったりしますね)
山の草とか花とか虫とか-雪がずり落ちる斜面

ここでは、土壌を削ってしまうほどではなくて、そういった雪の無くなったところから春がやってきておりました。
山の草とか花とか虫とか-フクジュソウ

今年の3月は雪があまり降らないで経過しているようです。(21日には吹雪きましたが、降ったのはせいぜい15cmほどでした)
雪からはしずくが。これが集まって、春には朝の冷えた時間帯には川の水が少なく、午後からは白っぽくごうごうと流れるという日が多くあります。
山の草とか花とか虫とか-とける雪

今年は、寒い日が多く、雪も例年以上になったのでしたが、このところは暖かい日が続いています。春の到来はいつもよりもちょっと早めになるのかな?(なんて言っていると、どどっとまた雪が降ったりするのですが)

午後からは、ちょっとだけ、ちょっとだけ裏山へ行きました。