古寺山へ登っていきます。
夏の水場、三沢清水の近くのダケカンバ。(三沢清水と書いて、さんざしみずと呼んでいます)
山の草とか花とか虫とか-三沢清水のダケカンバ

古寺山直下の雪の斜面。白いですね~。
この日は、雪のたまるところではひざくらいまでの新雪になっていました。
山の草とか花とか虫とか-古寺山直下の斜面

古寺山の北の肩へ先輩よりも一足先に上がりました。
この先輩はあと二年で80歳になるそうです。ほんとにね、お元気です。
山の草とか花とか虫とか-古寺山の肩から

古寺山の北の肩のハナヌキへ降りるところには小屋番さんの立てた目印がありました。
ここはガスが出たりすると、下る道がわからなくなりやすいところです。昨年も一人ここをまっすぐ下ってしまって、結果、ヘリが出動したことがありました。
山の草とか花とか虫とか-目印

大朝日岳方向を眺めると雲に覆われておりました。
先輩はここまで登って、ちょっと景色を眺めて下っていきました。
山の草とか花とか虫とか-雲の中の大朝日岳

古寺山方向へちょっと進み振り返ります。
ここからはまたひとりで歩くのですね。
山の草とか花とか虫とか-先輩は帰りました

古寺山山頂は、ここから雪庇の続くところを歩いて、向こうの木々のはじを右に曲がったあたり。
山の草とか花とか虫とか-目指す古寺山山頂

進むうちに、大朝日岳の雲が晴れてきました。
あらまあ~、これですね。これが大朝日岳ですね。
端正な山容。右のとんがりは銀玉水の上の肩、左は中ツル尾根のだまし尾根。
山の草とか花とか虫とか-大朝日岳

古寺山へ着いたのは11時15分となっていました。
ゆっくり歩いたので汗もかいていないし、息も普段のままです。足も平気でした。体調は良さそうです。
山の草とか花とか虫とか-古寺山山頂

ここからは小朝日岳との鞍部へ少し下り、小朝日岳に登って進みます。
小朝日岳から下ってくる人影がちょこんと見えました。
このあと、その人影にお会いしたら、例年一緒に登っているH先輩、T先輩でした。
そのふたりと一緒に見慣れない可愛らしい女性がおり、聞いたところ昨晩に小屋で一緒であったとのこと。はるばる山梨のあたりから一人で登りに来られたそうです。いやはや、すごい方もいるものですね。先輩がたの鼻の下がいつもより長いのは、気のせいではなかったと思います。
山の草とか花とか虫とか-古寺山より小朝日岳を望む

先輩方より、前日に小屋に泊まった方たちが後で降りてくるよと聞いていました。
自転車を背負っている人もいるからね。と聞いたのですが、?と聞き違い?と思ったら、ほんとにね。おりました。自転車を背負っています。登りには分解しないで引いて登ったようなことです。もちろんこの雪では乗れません。大好きな自転車と一緒に山頂へ行きたかったのだということを、小屋についてから小屋番さんから聞きました。
山の草とか花とか虫とか-自転車の彼

小朝日岳の山頂に着いたのは12時30分近くになっていました。
古寺山からこちらは風が強くなり、途中で木の陰でおにぎりを食べたりしていたのでちょっと時間がかかりましたね。
しかし・・・。
あららまあ~。これはなんという景色でしょうか。
この景色を一言で言うと、山ですな。山。
山の草とか花とか虫とか-小朝日山頂から大朝日

これから小朝日岳を下り、大朝日岳との鞍部の熊越えを越えていきます。
山の草とか花とか虫とか-熊越え

あそこまでぐんと下って、また登っていくのですね。
今年も5月の大朝日岳へ行ってまいりました。
このところなんだかんだとあり、しばらく山へ行っていないような気持ちでいましたが、3月の下旬に行っていたんですね。約1月半、これが長いのかそうでもないのかわかりません。

昨年までは、この時期に大朝日岳に行くのは先輩たちと数人で行っていました。
今年は日程があわずにひとりで小屋まで。ちょっとね、実は前日までは怖いなあと思い、行くか行かないか迷ってもいたのです。当日になって駐車場に行ってみると、後は楽しみでしかたがなくなりました。

さて、出発しましょう。
今回は小屋に泊まるので、のんびり出発です。
7時50分ほどに出ました。駐車場には10台ちょっとのクルマがありました。
いきなり雪の上をトラバースしていくので、ピッケルはもう手に持っております。滑ったら川へどぼん、ですものね。
山の草とか花とか虫とか-出発

すこし進むと古寺鉱泉が見えてきます。(数百mなのでほんとにほんの少しなんです)
山の草とか花とか虫とか-古寺鉱泉が見えた

いつもの古寺鉱泉。
表からちょっとのぞいてみると、とうちゃんの姿が無かったので、会釈(こちらを見ている人はいないんですが)だけして進みました。
山の草とか花とか虫とか-古寺鉱泉

鉱泉の裏の尾根へ。
雪はまあね、ありますね。
山の草とか花とか虫とか-古寺鉱泉裏の尾根へ

ヒメコマツの続く尾根へ。ここに来ると、う~ん。良いなあ。山へ行くんだなあ、という気持ちになります。
昨年は、ここまでにショウジョウバカマやイワナシなどが咲いていましたが、今年はイワウチワだけでした。
このあたりは夏の道が出ていました。
山の草とか花とか虫とか-ヒメコマツの尾根

昨年の行き帰りに撮ったブナ。今年も撮りました。
このあたりからは、雪で道が埋まっています。
山の草とか花とか虫とか-昨年にも撮ったブナ

登るにつれて小朝日岳(写真左)と、古寺山(写真右)が見えてきました。
真っ白ですね。
山の草とか花とか虫とか-小朝日岳と古寺山

今回は、幾人かの足跡が残っていました。
そのなかに、スパイク長靴のそれほど大きくない足跡があり、あれれこれはなんだか見覚えあるような足跡だなあ、でも、スパイクの長靴なんていくつもあるからなあ、と思っていたら、先に歩く方が見えてきました。
声をかけてみると、おなじ山岳会のいつもの先輩でした。(おじいちゃんなんですが)
山の草とか花とか虫とか-先輩発見

おお、な~んだ、ロッキーチャックくんかね。と。
聞くと、先輩は小屋まで行くつもりだったものの、ぼくに小屋への荷物を預けて届けてくれたまえ、ということでありました。
山の草とか花とか虫とか-古寺山も真っ白

一服清水のあたりを越えて、ハナヌキの分岐はもうすぐのところ。
ここで9時30分ほどになりました。
古寺山への登りは夏にもなかなか辛いところですが、この時期にはもう白い壁のようです。
山の草とか花とか虫とか-壁のような古寺山
ハナヌキの分岐のあたりで休憩し、小屋への荷物を預かりました。
なにかと思ったら、焼酎でした。
実は、前日に小屋からメールが来て、小屋にいる先輩がビールを背負って来てくれたら嬉しいなあ、ということでザックに入っており、自分の水もあわせてザックの中は水分ばっかり。

荷物は受け取ったものの、先輩ももうちょっと登るということで古寺山へ向かっていきます。
登るうちに北に障子ヶ岳が見えてきました。
山の草とか花とか虫とか-障子ヶ岳 遠望

えっちらおっちら登って行き、振り返ると眼下にはハナヌキ峰。
山の草とか花とか虫とか-古寺山を登る

この日は風が強く、ぼくらの登ってくる間にすれ違った3つほどのパーティは古寺山までの方たちばかりでした。
ふもとは晴天で青空も素晴らしかったものの、ここまで登ってくるとたしかに風が出てきました。雨や雪は降りそうにないものの、風はちょっと心配でありました。
懐かしい丘へ行きます。
蔵王のふもとの丘の下の建物の玄関前には若葉と爽やかな白のサクラがありました。
山の草とか花とか虫とか-カスミザクラと青空

葉のかたち、花の色合い、がく筒とがく片からカスミザクラであろうかと思いました。
ふわっと甘い香りがします。
山の草とか花とか虫とか-カスミザクラ

丘の建物で飲み物を買って、散策へ。
このつり橋、すっかり忘れていましたが、渡ってみると、昔にも渡ったような記憶が蘇りました。(いや、どうだったかな?)
山の草とか花とか虫とか-つり橋

丘の上へ続く道。
そうですね。この丘、ぼくが学生のころはこれほどはしっかり綺麗にされていませんでしたが、時折サボ、いえ、息抜きに来ておりました。
山の草とか花とか虫とか-丘への道

道の脇には花の豪華なスミレがあり、茎が伸びている様子や葉の雰囲気からオオタチツボスミレであろうかと思いました。
山の草とか花とか虫とか-オオタチツボスミレ

こちらはムラサキケマンですね。
このくらいの咲き始めだと、なんだかランの仲間かと一瞬思ってしまう雰囲気があります。
山の草とか花とか虫とか-ムラサキケマン

ハートの形の瑞々しい葉は、
山の草とか花とか虫とか-カツラ 新緑

カツラの木でした。
山の草とか花とか虫とか-カツラ 全体

オレンジ色もまじったようなちいさな三角の葉は、
山の草とか花とか虫とか-ポプラ 若葉

セイヨウハコヤナギ、いえ、ポプラと書いたほうがとおりが良いでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-ポプラ 全体

振り返れば、赤味を帯びた新緑の木々の向こうに、県都、山形市内の中心部が見えます。
山形市は、なんというか、コンパクトな感じを持っております。詰まっている、というか。
このところは郊外に肥大していく傾向もあったりはしますけれどもね。
雲がなければ、山形市内の向こうには葉山に月山、朝日連峰が見えているはずです。
山の草とか花とか虫とか-山形市内方向

この日は風も冷たく、青空もあるもののなんだか肌寒い日でありました。(写真はぽかぽかした春の陽気にみえますけれども。)
丘の上にはあずまやがあり、そこで先ほど買ったパンをもしゃもしゃと食べ、なんとなく時間が過ぎました。
ここは冬に来たらそり遊びが出来そうだね、とか。とりとめのないはなしをしているのですね。

帰りにはモミジの花が満開になっているのがありました。
山の草とか花とか虫とか-モミジの花

西には陽が傾き、三角形の山がいくつか、その向こうに白鷹山地が見えています。
山形盆地は南北に長く、こちらの山からあちらの山まで東西には8km~10kmほどしかありません。
山の草とか花とか虫とか-山形盆地向かいの山

こんなふうに連休の最初の日は過ぎていきました。

翌日(4日ね)は、頼まれごとをしたのを午前中に済まし、午後からは畑にししとうとピーマンとなすとパセリを植え、その後に山に行く準備をしておりました。

この記事は、4日の夜に書いており、みなさまがこれを読むころにはぼくはきっと山の途中まで登っていることでしょう。
久々の山です。
それでは皆様、明日に戻ります。