雲の様子は秋の雰囲気が出てきました。
山の草とか花とか虫とか-秋近くの雲

先週あたりには、いくつか晴れの夕暮れがあり、夕焼けを眺めることができました。
夕焼けの明るいうちから、空が群青に沈み、山のふちにまだ赤さの残る頃合が好きです。
山の草とか花とか虫とか-夕暮れ 遠くに朝日連峰
朝日連峰の手前の明るい光は、野球場のナイター照明のようでした。

こないだ花火大会で賑わっていた最上橋周辺は、普段はとても静かです。
今年は花火大会は見られませんでしたが、普段の昼には岸辺の草や鳥たちの様子を、夜の川の様子だってよいじゃないかと思うのです。
この岸辺には、一年に一夜の花火大会の夜と、364夜の普段の夜とがあります。
山の草とか花とか虫とか-最上橋

低圧ナトリウムランプは、写真を撮るとあまり美しくない色合いになるので好きません。
山の草とか花とか虫とか-最上橋遠くから

晴れているので、以前から撮ってみたかった写真を仕事帰りに山の上の公園へ撮りに行きました。先週の満月のあたりの夜のことでした。
月がまだしっかり昇る前の朝日連峰の夜の遠景。
山の草とか花とか虫とか-大朝日重ねる前1

月が出た後。白い線のようなものは、星の動いた(動いているのは地球のぼくらのほうですが)跡です。
山の草とか花とか虫とか-大朝日重ねる前2

こういった写真を同じ条件で2分ほどを10枚ほど撮影して、その後に重ねたものがこれです。
この日は、やはり雲が多めで星の線が途切れてしまいました。
空の雲は、重ねてみたら妙にピンクの色合いが出てきました。
夕陽の残照か、月の光の朝焼けのようなものか?
山の草とか花とか虫とか-大朝日岳重ね合わせ

さすがに満月近くの月夜でありました。なかなかに明るいものですね。
大朝日岳をアップにして撮ってみると、山の右側の肩のあたりに光がぽつんと見えています。
この写真を撮っていると、大朝日小屋にいる山岳会の顧問さんから、
「ロッキーチャックくん、今日の黄昏はたいへんに劇的であったよ、今は夏の大三角がつかめるようだよ」とメールが来ました。
ぽつんと写っている光は、あるいは顧問のヘッドライトであったでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-月光の大朝日岳

月光に照らされた月山。こちらも山頂あたりに光が見えており、残雪も確認できます。
山の草とか花とか虫とか-月光の月山

そんなことをしていると、頭上をISS(国際宇宙ステーション)が通過していきました。
あわてて3枚撮影しました。
それを重ねてみると、途切れ途切れ(シャッターの間の時間のためです)ですが、撮れていました。
山の草とか花とか虫とか-ISS通過

こういった具合に星の写真を重ねるのは、なかなかに面白いものです。
これは、8月14日に撮っていたものですが、改めて重ねてみました。
5分かけて撮った写真を11枚重ねてあります。合計の時間は55分間分ですね。
広角で撮ったので星の動きは少ないですが、ほぼ1時間でこれくらいに星が動いているのですね。
山の草とか花とか虫とか-天の赤道付近ぐるぐる

こちらはカシオペア座付近。これは8月12日の夜でした。
実はこれはこういう写真を撮ろうとしたのでなく、流星群を撮るのを失敗した写真を重ねたものです。2分間×19枚となっています。
星は点だと色合いがわかりにくいですが、こういう線になるとそれぞれに色が違うのが見えてきますね。そしてバウムクーヘンのようですね。
山の草とか花とか虫とか-カシオペア付近ぐるぐる

山の公園での撮影の最後に撮ったのは月光に照らされる雲と、月の光りでの青空。そして夏の大三角でした。
山の草とか花とか虫とか-青空と星

こういった撮影は、ちょっとした機材(三脚と、インターバル撮影をプログラムできるリモートスイッチ、重ね合わせのためのPCとソフト)が要りますが面白いものです。昔はフィルムで長い時間を一回のシャッターで撮影したものでありますが、今は明るさも確認しながら撮影できるのが良いところです。
ただし、時間がかかるのが難点ですが、時間は撮っている間に双眼鏡などであれこれと星の観察をしているとあっという間に過ぎて行くものです。(本を読んだりもしたいですが、明るくするわけにもいきませんから我慢です)
もう先週のはなしになってしまいましたが、大朝日小屋から下っていきます。
帰り道の南方向の尾根。
山の草とか花とか虫とか-帰りの南の尾根

銀玉水を過ぎ、平らな尾根道を行きます。
振り返る大朝日岳。
あ、山頂に行っていませんね。
山の草とか花とか虫とか-振り返る大朝日岳

熊越えのあたりから、ブナが目に付くようになります。
ここ数年はブナハムシがたくさん発生していましたが、今年はずいぶん少なくなったようです。
山の草とか花とか虫とか-ブナの葉

成虫の食べ痕のようなのがある葉も探せば見つかりましたが、ほとんどありません。
幼虫の発生はひとつも見当たりませんでした。
山の草とか花とか虫とか-ブナハムシの食べ跡

帰りも巻き道を歩きました。
なんとなくかっこいいきのこ。
山の草とか花とか虫とか-きのこのかさ

ちょっと傷みの入った笠をかむった旅人の雰囲気がありますね。
山の草とか花とか虫とか-旅のお方の雰囲気

巻き道からも、時折大朝日岳が見えます。
山の草とか花とか虫とか-巻き道から

古寺山山頂を過ぎて下っていくと、ブナがだんだん太いものが見えるようになってきました。
アリの通り道ができていました。
おがくずのようなのがかたまったトンネルみたいなものの中をアリが通っていたりします。
山の草とか花とか虫とか-ブナの幹のアリの通り道

一服清水にダキバヒメアザミの白花がありました。
山の草とか花とか虫とか-ダキバヒメアザミ


あらら、オオクワガタのようです。
これは中くらいの大きさの個体でした。
登山道のちょうど真ん中あたりの足を置くようなところにいて、次に歩く人に踏まれてもなんなので、
山の草とか花とか虫とか-オオクワガタの中くらいのもの

ブナの幹へ。
山の草とか花とか虫とか-ブナの幹へ

もっとあれこれ写真を撮ったり、のんびり下っていたのですが、書くと長くなるので端折ります。

陽は傾き、古寺鉱泉に着いたのは、17時近くになっていました。
登りに約3時間、下りも約3時間。登りも下りもあまり変わりありません。
山の草とか花とか虫とか-古寺鉱泉付近

うちの近くの川は、先月の大雨以来ずっと濁ったままで経過しています。
そろそろ川でアユを捕ったりしたい時期ですが、今年はだめですね。今年はアユを食べられないかもしれません。
ここの川は綺麗にいつものとおりに澄んでおりました。
山の草とか花とか虫とか-水ね、綺麗ですね

今年は、朝日連峰の主稜線までなかなか行かれない日々が続いておりました。
できれば山の上に泊まりたい、と思っているとなかなか日程がとれないわけで、今回はわっしょいと日帰りで行ってまいりました。
朝日連峰は泊まりでのんびりしても、日帰りでもちょうど良いなあという感じですね。

イネの穂がだいぶ曲がってきて、あと一月もせずに稲刈りのシーズンになります。
そのころには、お山はもう紅葉、そして初雪も近い季節を迎えることでしょう。
一年は早いものですね、このところはほんとうにそう思います。
大朝日岳の直下、大朝日小屋の周りにはちょっとした草原が広がっています。
ピンクの花咲く一角がありました。
山の草とか花とか虫とか-タカネナデシコ群生

ナデシコの花がふんわりと花びらを広げておりました。
小屋にいた方から、「カワラナデシコでしょうか?タカネナデシコでしょうか?」と聞かれ、タカネナデシコなのでないでしょうかねえ?とお答えしたのでしたが、山にあるからタカネナデシコだろうと、実はぼくもそのくらいの認識でしかないのでした。(やはりなんでも疑問に思って調べてみなければいけないものですね)
ぼくの持っている図鑑には、カワラナデシコの基本種にエゾカワラナデシコというのがあり、その変種がタカネナデシコであると書いてありました。
タカネナデシコは苞が2対と書いてあるものの、エゾカワラナデシコも2対と書いてありどうもよくわかりません。信頼できる方のネットでの記載を見ると、苞の先っちょがタカネの場合には伸びているとあり、それで一応、これはタカネナデシコなのかあ、と。
でも、やはりまだ判然としません。
山の草とか花とか虫とか-タカネナデシコ

判然としないと言えば、アザミの仲間です。
アザミの仲間は、たいへんにわかりにくい種類の草のひとつですね。
各地に特産種があり、分布する範囲がそれぞれに狭く、変異もあるようです。
山の草とか花とか虫とか-ナンブタカネアザミ離れたところから

撮っておくべき箇所がいくつかあり、葉っぱの付け根なども大事なようです。
山の草とか花とか虫とか-ナンブタカネの葉

花の付き方や葉の様子、分布域からナンブタカネアザミであろうかと思うものの、やはりよくわかりません。
最近になって、国立科学博物館の研究部のサイトに「日本のアザミ」というコーナーが出来、これがなかなか面白い特集のようになっています。市販の図鑑には載っていない種類のものも記載されていてたいへんに参考になります。せめて山形県内に分布するアザミは確認してみたいなあ、という気持ちになっております。
山の草とか花とか虫とか-ナンブタカネアザミ

小屋から北へちょっと進んだところにあるムシトリスミレも今年も見られました。
ちいさな虫たちがくっついていました。花の時期はもう過ぎてしまったようです。
山の草とか花とか虫とか-ムシトリスミレ

チングルマも花はもう見当たりませんでした。
雪の残る近くに行けば咲いてるものもありそうですが。
山の草とか花とか虫とか-チングルマ

くるくる、トモエシオガマ。
山の草とか花とか虫とか-トモエシオガマ

タカネマツムシソウの茂み。
山の草とか花とか虫とか-タカネマツムシソウ

こんなふうに草を眺めたり、小屋番さんとコーヒーを飲んだりしながら1時間30分ほど過ごし、帰途に着きました。
さようなら、大朝日小屋。楽しい時間はあっというまに過ぎるものですね。
山の草とか花とか虫とか-小屋 さようなら

昨年あたりにマツノクロホシハバチに食べられたハイマツの枝は、一部先っちょに新しい葉の生えているものもありました。たくましいですね。ちょんまげですね。
ハイマツの風下で、ハバチの成虫のようなのが飛んでいるのをみかけましたが、ずっと飛び回っておりよく眺めることも撮影もできませんでした。
山の草とか花とか虫とか-ハイマツのちょんまげ

奥の院のあたりまで進み、振り返るとガスが北西からやってきていました。
山の草とか花とか虫とか-ガスの大朝日岳

久々に山に行ったのがうれしいために、しつこくちまちまと書いておりますが、次回で下山の予定です。