こないだの土曜のことです。
映画を見に行くことにしました。
友人を誘って、待ち合わせの時間まで最上川の近くにある公園に行ってみました。
山の草とか花とか虫とか-公園

川が見えますね。最上川です。
山の草とか花とか虫とか-川が見えます

夏空にオミナエシの黄色。背景の青い山は、月山の東にある村山葉山です。
山の草とか花とか虫とか-オミナエシ

公園などには、普段の山で見られない草花があります。
これはツキヌキニンドウの花。これは葉っぱが変わっているのですが、この角度からだと風変わりな葉の様子がわかりません。ちょっと撮るのを失敗しました。
山の草とか花とか虫とか-ツキヌキニンドウ

サルスベリのピンクの花。
山の草とか花とか虫とか-サルスベリ

生垣のようになってお庭などにあったりもするハナツクバネウツギです。
アベリア、と学名で呼ばれたりもするようです。
山の草とか花とか虫とか-ハナツクバネウツギ

可愛いチョウが訪れておりました。
ぬいぐるみみたいなイチモンジセセリです。セセリチョウの仲間は、こんなふうに細かい毛がふわふわと生えているのが多いように思います。
山の草とか花とか虫とか-イチモンジセセリ

翅のさきっちょが茶色のノシメトンボ。(似たものがいくつかありますが、胸の模様からノシメトンボのようです)
山の草とか花とか虫とか-ノシメトンボ

公園には訪れているかたが割合多くおりました。
ぼくは普段は人がなるべく写らないように撮るので、人気の無い公園に見えてしまいますが、のんびりと時間を過ごしたり散歩したり、子どもたちも割合に多くいる公園でした。花壇もにぎやかですね。
山の草とか花とか虫とか-夏の様子

ガラスで出来た斜めの屋根の建物。
その手前のワイヤで出来たアーチのようなものは、これからバラが巻きついたりするのでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-ガラスの屋根

木陰のベンチ。
この日はまだ暑さが残っており、日陰であってもずっと野外で本を読んだりしていてはくらくらしそうでした。
山の草とか花とか虫とか-ベンチ

ふらふらと友人が来るまでの間に散歩して過ごします。こういう時間もよいですね。
ずっとこんなまま、なにかしらを待ちつつ過ごすのもよいな、と思います。
ラベンダの茂みがあり、また可愛らしいイチモンジセセリが舞っていました。
花を訪れる瞬間。
山の草とか花とか虫とか-イチモンジセセリ 訪花

やあやあ、とまりましたね。
山の草とか花とか虫とか-ラベンダーとイチモンジセセリ

このころっとした三頭身のフォルム。茶色のもふもふっとした毛並み。ちょこんと短めのバランスのよい触角。まんまるの眼。可愛らしい特徴が見事にそろっております。
山の草とか花とか虫とか-もふもふイチモンジセセリ

このあとに、ちょっと珍しいハチも花を訪れて、それはまともに撮れずに飛んでいってしまいました。

そんなことをしているうちに、友人が来て映画館へ。楽しい時間はあっという間に(いえ、待ち時間のはずでしたが)過ぎるものですね。

見に行ったのは、「風立ちぬ」でした。
うむ、なかなかよい映画でありました。さらっとしていて、ウシがあちこちに居て、そういう映画でありました。ぼくもウシは好きですし。
山の草とか花とか虫とか-映画の後の空

映画を観終わり外へ出ると夕陽はもう沈んで、この後に雲がもう少し紅く染まるのかな?と思ったけれど群青に沈んでいくのみでした。
あちこちにアザミの季節になりました。
初夏から咲くアザミもありますが、このところ花が目に付くアザミはダキバヒメアザミのようです。
花はさほど大きくありませんが、茎を分岐してぱらぱらと花が付いています。
山の草とか花とか虫とか-ダキバヒメアザミ 全体

花は上向きについておりました。アザミの仲間では、花が下向きに咲くものもあり大事な見分けのポイントです。
山の草とか花とか虫とか-ダキバヒメアザミ 花

茎自体が横向きになってしまっていると、花も横向きになってはしまうのですが。
花のすぐ下にちいさな葉がひとつかふたつ、付く花もありました。
山の草とか花とか虫とか-ダキバヒメアザミ 花のすぐ下に葉

ダキバヒメアザミのダキバとは、葉が茎を抱く、という意味であるようです。
葉の根元を見てみましょう。たしかに葉の根元が茎をくるっと囲むようになっています。
山の草とか花とか虫とか-ダキバヒメアザミ 葉の根元

アザミの葉で、ややこしいなあ、と思うのは、茎の下部の葉と、上部の葉とが形が違っていることが多いということです。
上の写真は、茎の下の方の葉でしたが、これは下部~茎の中ほどの様子です。
下のほうの葉は、大きな切れ込みがあるのに対して、もうちょっと上では切れ込まずに細かい鋸歯がつくだけになっています。形もしゃもじのようなのから、もうちょっと細長いようなのまで同じ株の中で変化がありました。
山の草とか花とか虫とか-ダキバヒメアザミ下部~中くらいの葉

もっと上のほうの葉は、下のほうの葉とはまるっと違っておりますね。
葉の根元も茎を抱いているようには見えません。
山の草とか花とか虫とか-ダキバヒメアザミ 上部の葉
そういえば、タンポポなどでは寒い時期の葉では切れ込みが深く、暖かくなってから出た葉では丸っこくなっているのが多いと聞いたこと、見たことがありました。同じキク科ですし、なにかしら似たような特徴なのでしょうか。

がお~。
カナヘビがいました。可愛いですが、恐竜ってこんな感じだったのかな?という迫力もありますね。
山の草とか花とか虫とか-カナヘビ

がお~。・・・とはこちらは鳴きそうにありません。
山の草とか花とか虫とか-カマキリ

田んぼからちょっと登ったスギの林の日陰と日向の間のあたりに、コミスジがおりました。
人が近くに行くと、すぐにぱっと飛び立ちます。そのために、なかなか上手いこと撮られない、ということがあるチョウです。

ところが、人が近くに行くと飛んで逃げてしまうチョウたちも、こちらが動かないでじっとしているとすぐ近くまで警戒せずに飛んでくることがあります。
山の草とか花とか虫とか-コミスジ

来た来た、っともっとじっとしていたら、スニーカーの上にとまりました。
山の草とか花とか虫とか-コミスジが靴に

翅をひろげたり、たたんだりしながらスニーカーの上を検分しているようです。
山の草とか花とか虫とか-靴で寛ぐコミスジ

じっとしていたら、この子もやってきました。
これは、血を吸うタイプのアブですね。
でも、アブの場合は、こんなに近くに来ても血を吸わないままどこかにまた飛んでいったりすることも多いような気がしておりました。
山の草とか花とか虫とか-アブ

コミスジは今度は翅を立てて、口を伸ばしてなにか吸っております。
翅の裏は赤味がかかって、上品な色合いでございますね。
なにか吸えるようなものが付いていたかなあ?なんて思ってしまいます。
山の草とか花とか虫とか-コミスジ なにか吸っております

ほかのチョウでも、花の蜜だけでなく、道端で水を吸ったり、あるいは動物の糞、人の腕や足にとまって何か吸うのは時折見かけることです。山に住んでいるチョウたちにとって、糞や人の手足の塩分は貴重なミネラル分なのでしょうね。甘いものはぼくも好きですが、甘いものばかり食べていると、塩気のあるものを食べたくなりますね。確かにそうかも、と思います。
先週の金曜日の夜のことです。
この日は、いつも一緒に仕事(農作業でなくサラリーマン稼業のほうです)をしているみなさんと、山の上の公園のコテージに泊まる会がありました。

夕方にちょっと雨が降り大朝日岳方向は、山肌から水蒸気が踊るように立ち上っております。
山の草とか花とか虫とか-大朝日岳 雲

雲、霧、もや、はどんなふうに違うのでしょう?
以前に聞いたことでは、どれも水蒸気ですが雲は地面に接しておらず、霧は見通しが短い(1km未満)、もやは霧より遠くまで見える(1km~10kmほど)とかなんとか。
※数値は、今あらためて調べました。
山に登る方は、霧やもやをガスと言いますが、これはなぜでしょうね?ちょっと玄人っぽいというかかっこいい感じがするのでしょうね。
霧がかかってくると「ガスってきた」なんて表現をしますね。「霧ってきた」となると少しわかりにくいかもしれません。
山の草とか花とか虫とか-ちょっと雲がすっきり

そんなことを考えながら山を眺めていると陽が暮れそうになってきました。
この日の宿のコテージへ向かいます。
山の草とか花とか虫とか-コテージ

おとなりのコテージ。
ここの山の上の公園には、幾棟かこのようなコテージがあり、春~秋の週末には結構使われているようなことです。冬の期間は雪で営業できないので、経営的にはなかなかたいへんだというようなことでした。この日も、この後に、ここには親子連れ、そのまたおとなりには、速そうな自転車でツーリングしているような皆さんが泊まっておりました。
山の草とか花とか虫とか-別なコテージ

なかなかよい感じのテラスなどもあり、そこからは周囲のコナラの林が見えます。
山の草とか花とか虫とか-テラスから

コテージの前でバーベキューをしたり、お酒をいただいたり(ぼくはお茶と水でしたが)しながら夜は更けていきます。
山の草とか花とか虫とか-夜更ける

せっかく見晴らしが良いところに泊まるので、星も撮りたかったのですが、残念ながら曇っており、星は見えませんでした。
ふもとの街の灯りが見えます。
奥の光が集まったところは天童市あたりかもしれません。
山の草とか花とか虫とか-夜景

翌朝、周囲の林は霧に(いや、もやかも知れません)包まれておりました。
幻想的ですね。
山の草とか花とか虫とか-朝のもや

朝から焼きそばを作ったり(ぼくが作りましたよ)、片付けしたりしてそれから解散になりました。いつも仕事でお会いするみなさんですが、たまにこういうふうに集まるのもよいものですね。
コテージの前には、カゼクサが穂を出しておりました。
山の草とか花とか虫とか-カゼクサ

カゼクサは結構あちこちに生えていますが、穂が出て花が咲いてもあまり見向かれないもののひとつです。イネ科の草たちはどれもそんな感じでしょうか。
いや、エノコログサやチカラシバなどは子どもたちも喜んで遊び相手にするのでイネ科の中にも人気の違いがあるかもしれません。
とにかく、いつの間にかふと穂を出しているカゼクサです。
山の草とか花とか虫とか-カゼクサ 大きく

穂(花と実のつく全体)のなかのひとつを小穂(しょうすい)と呼びます。
ウロコのようにいくつかの花(小花)が集まって小穂になり、それが集まって穂の全体、と。
(図で書かないと、文では上手く表現できません。)
とにかく、小穂はちょっと紫色を帯びておりました。
山の草とか花とか虫とか-カゼクサの穂

このカゼクサの咲くのは、夏の盛りを向かえた後、朝夕には涼しくなり、草たちに朝露が付いてスニーカーをしっとりさせ、ふと吹く風に秋を感じ、一つの夏が終わりつつある、そういったころであるように思います。