フインキーのふんいき レビュー -70ページ目

CD「Where's My Potato?」 [Champagne]

シャンペインの1stアルバム。
ジャンルとしては、パンク寄りのメロコア。
邦楽とは思えないようなカッコいい音を奏でます。

Where’s My Potato?/[Champagne]

¥2,310
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★★


Voの川上洋平がシリア出身ということから、英語の発音が綺麗。
そのためか音もかなり洋楽寄りになっている。

激しい音の隙間に綺麗なメロディが入り、印象としては激しさよりもメロディの良さが直に伝わってくる曲が多い。
もちろん大人しい曲もあるが、カッコ良さは損なわれていない。

系統が近いエルレと比較すると…
・激しさはこっちのが上。
・カッコ良さはこっちのが上。
・1stアルバムの完成度はこっちのが上。
・メロディの良さはエルレの方が上。
・売れ線度はエルレのが上。

彼らが他のバンドとは違うのは、1曲の中に英語詩と合わせて日本語詩を入れているところ。
しかも、違和感なく入れてくるから凄い。

これからどれだけ伸びるか期待すると共に、こういった洋楽にも引けをとらないバンドがどんどん増えてくれることを期待する。

For Freedom

PS3「torne」 買ってみた

新生活が始まり、TVをブラウン管から新しいものに買い替えようと考えたとき、候補に挙がったのがこのtorne。
torneとは簡単に言うとPS3で地デジが見れるというもの。
新しいTVを買うより安く済み、PCモニタが使え、場所もとらないので、これでいっかー!ということで買いました。

torne(トルネ)(CECH-ZD1J)/ソニー・コンピュータエンタテインメント
¥9,980
Amazon.co.jp

とりあえず良い点と悪い点を書いてみるとこんな感じ。
ちなみにサブではなくメインで使っております。

良い点
・簡単な設定
・直感的な操作方法
・動作サクサク
・安い
・視聴ランキング(情報蓄積)
・検索機能が優秀

悪い点
・PS3起動してから、テレビを選択しないとtorneが起動しない
・録りながら違う番組が見れない(W録不可)
・たまに一瞬だけ録画映像がバグるときがある(再生中の録画のせい?)
・BS、CSともに録れない、見れない
・録画が始まるときの”ピッ”という音
・データを焼けない、加工できない、消すことしかできない


色々と書きましたが、買ってよかったと思うのは、ランキングと検索機能ですね。
ランキングはどの局をどれだけ見たかという情報と、どのジャンルをよく見たのかという情報を知ることができます。
この機能は進化したら、もっと面白いことになりそうな予感。

検索はジャンル分けやキーワードの有無が設定できるので、かなり自分好みの検索が出来ます。
そして検索結果の表示がまた速い。

ダメだと思ったのは、やはりシングルチューナーという点。
これはメインで使うにはかなり不便です。
また、ボタン一つでTVが見れるようにしてほしい。
悪い点については今後改善を期待します。

ということで、割と楽しく使えております。
今のことはサブで使う人向け。

CD「ワインとチョコレート」 ヒダリ

3ピースバンド、ヒダリの2ndアルバム。
ゆる~いボーカルとピコピコサウンドが特徴のバンド。

ワインとチョコレート/ヒダリ

¥1,800
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★


ヒダリのアルバムは初めて買ったのだけど、初聴は正直パッとしないなぁ…といった感じだった。
しかし、単純明快なメロディのせいか、何度か聴くとメロディが耳から離れない。
逆に単純なフレーズが続いたりするため、飽きが来るのが早いかもしれない。

バンド構成はギターボーカルとベースとメカの3人。
メカとはシンセサイザーみたいなものかな。

ここでサラッとメンバー紹介。

まずボーカル・太田ヒロシ。
中学生の様な外見から発される声は、予想通り声変わりする前の高い声。
そしてユルい。
これはシッカリ歌えや!という人には合わないが、相対性理論とか好きならドンピシャなはず。

次にベース・上月大介は動きが明らかにオカシイ。
これは動画を見てもらえれば分かる。

最後にメカ・達川ユキヒロ。
メカは既に代打3人目なので、よくワカラナイ。
とにかく、早くこのポジションを定着させてほしい。

表面上の紹介だけど、これだけでも彼らのインパクトの強さは伝わったと思う。
まずは曲を聞いてね。

さて、アルバムの話をしよう。
今作はポップ全開のアルバムになっている。
どの曲もピコピコ、キラキラしていて、個性が弱いのが玉に傷だが、自分は聴き続けていくうちに個性が出てくるのを信じてる。
ということで、星みっつ。

どこかのレビューにも書いてあったけど、たまにブリトラに聞こえるときがあるのは愛嬌ということで(笑)

葡萄酒讃歌

DVD「トウキョウソナタ」 レビュー

黒澤清監督。
第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞など様々な賞を受賞。

トウキョウソナタ [DVD]/香川照之,小泉今日子,役所広司
スコア選択: ★★★★

平凡なサラリーマンの佐々木竜平(香川照之)はリストラを宣告され、
長男・貴は自衛隊に入って、米国の戦争に参加したいと言い出し、
次男・健二は親に秘密で学校の給食費をピアノのレッスンに使い、
一家のまとめ役だったはずの妻・恵(小泉今日子)にも異変が起き始めていた。


いろんな意味で怖い映画だった。

まず、竜平がリストラを宣告され、それを家族に言えない状況が怖い。
父親としての威厳を保たなければならないという竜平の信念、プライドからそれを壊さないために必死で日常を装う姿がとてもリアル。
家族にも弱いところを見せられないってどれだけ辛いことだろう。
こういう状況って必ずしも他人事じゃないと思うとゾッとする…

また、それに伴って竜平の子供に対しての威厳の見せ方が怖い。
まるで自分の子供時代を思い出すようなシーンが出てきて、暗い気持ちになった。
今だから許せるけど、子供にしてみればトラウマにしかならないから、この叱り方はどうにかしてほしい。

他にも怖いところはあるけど、割愛。
ストーリーも面白いが、やはりこの香川さんの鬼気迫る演技があるからこそ、注目される映画になったのだと思う。
しかし、心が平穏じゃないと、この映画は見れないかな。

最後に印象に残ったシーンを。
それは社会人の朝の通勤シーン。
バラバラの方向から来て、一つに集まり、一箇所に向かう姿は、敷かれたレールに沿って走っていくロボットの様であり、今の日本の状況を上手く表現している。
みな表情は死に、黙々と道から外れないように進んで行く、一度外れたら戻れないから…
そんな人生を知らず知らずのうちに送っている。
そんな人生嫌だなー。

CD「EARTH」 世界の終わり

インディーズバンド”世界の終わり”の1stアルバム。

EARTH/世界の終わり

スコア選択: ★★★★


このバンドは間違いない、売れる。
エルレ、ラッドを初めて聴いたときと同様、脳内メーターを一気に振りきってくれた。

彼らは4人組でWギター、キーボード、DJという特殊な編成。
今時なデジタルサウンドを得意としたバンドである。

特筆すべきはVo.深瀬慧の歌声。
まるで少年のような綺麗な声は聴く者の心を穏やかにしてくれる。

そして、綺麗な外面に隠れた世界を皮肉ったブラックな歌詞
このブラックユーモアな歌詞がこれからどうなっていくか楽しみである。

メロディは深瀬の声と合わさり、何度も聞きたくなる中毒性がある。
新規性は特にないが、どの曲も優等生といった印象。
それゆえ、誰にでも受け入れられる広い器を持っている。

とりあえず、このアルバムは完成度が高い。
逆に今後これ以上のものを作るには、”驚き”が必要だろう。
早く殻を破って、成長してくれることを期待したい。

曲は申し分ないので、あとはメディアのプッシュで如何様にも売れるバンドである。


幻の命