フインキーのふんいき レビュー -63ページ目

CD「もぐる」 シュリスペイロフ

シュリスペイロフの2ndアルバム。
相変わらずシュールなジャケット(笑)

もぐる。/シュリスペイロフ

¥1,890
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★


シュリスペイロフの説明は前の記事を見てね。

今作は前のアルバムより進化が感じられる。
そして、何回も聞きたくなる曲が増えた。

特に秀悦なのが、2曲目の「レコード」。
ゆったりとした曲調に、日常的な歌詞がとても心地良い。
歌詞は彼女(?)に昔よく聴いてたレコードを持って会いに行こう!彼女は喜んでくれるかな?というもの。
これから明るい未来を期待させる歌詞は好きだな。

前作よりも穏やかな曲が増え、個人的には嬉しい。
「トロイメライ」も何度も聞きたくなる曲だし、ぜひ一聴してみてほしい。
そして、CDを買って「レコード」を聴いてほしい。
よろしく。

トロイメライ

CD「シュリスペイロフ」 シュリスペイロフ

何とも覚えにくいバンド名、シュリスペイロフの1stアルバム。
初期のくるりが好きな人は必ずフィットするはず。

シュリスペイロフ/シュリスペイロフ

¥1,500
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★


動画サイトで「キミの話」を聞いて以来、ハマりまくりアルバムまで買ってしまった。

声質はくるりの岸田繁そっくりな低めの声。
この声は気持ちを安心させる何かがあるね。
「キミの話」なんかは初期のくるりを思い出すくらい似てる。

でも、くるりはここまで心が穏やかになる曲は無い。
だから、この雰囲気はシュリスペイロフ独特のモノなんだと思う。

「キミの話」の雰囲気を期待してアルバムを買ったけど、他の曲は曲風が全然違っていて、そこがちょっと残念。
今後に期待ですね。


キミの話

DVD「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」 レビュー

「キサラギ」の佐藤祐市監督。
2ちゃんねるの板から映画化された作品。

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [DVD]/小池徹平,マイコ,田中圭
スコア選択: ★★★★

ブラック会社とは、職場環境が最悪な会社のことである。

このマ男(小池徹平)が務める会社のブラック度からして面白い。

この映画に出てくる会社はある意味、ブラックの極致なのではないだろうか。
OJTの先輩は態度が悪く、知識もノウハウも全然ない。
社員が少ないくせに、安く受けた仕事は大量にある。
毎日徹夜で、精神的ストレスも半端ない。
お金はバイト代みたいなもの。

でも、唯一の救いは尊敬できる先輩がいること。
彼のおかげでこの作品は成り立ってます。
タイトルの所以ですから(ネタバレ)。

世の中にはこんな酷い会社があるんだぁとか、自分じゃなくて良かったとか、メシウマとか、ざまぁwとか、思うことは色々あるでしょう。

でも、これを見て頑張ろう!という感情は湧いてきませんでした。
なぜか?
それは一つに環境や境遇が極端という点があると思います。
やることなすことドラマチックなので、現実身が薄く、その場限りの楽しさしか与えてくれません。
超現実的な映画なのに、ファンタジーのような現実感の薄さ。

まぁ、見てる間だけ楽しければいいので、それ以上求めませんが。
最後に、就活生は就活を必死に頑張ってください。

DVD「今度は愛妻家」 レビュー

行定勲 監督。

今度は愛妻家【通常版】[DVD]/豊川悦司,薬師丸ひろ子,水川あさみ
スコア選択: ★★★★

タイトルからしても、役者からしても明らかに若者向けじゃなさそう。
しかし、内容は意外に若者向け。
行定監督らしく、ロマンチックなストーリーが好きな人にはもってこいの作品です.。

ストーリーは1組の夫婦が熟年離婚しよっかー!という話。

夫役のトヨエツと妻役の薬師丸ひろ子。
夫の浮気癖に嫌気がさし、離婚を切り出した妻という役柄。

今回のトヨエツはとにかく軽い。
そして、薬師丸ひろ子はやたら可愛らしい(笑)
この年でこの2人の性格、言動はちょっとありえないんじゃなかなぁ、なんて…
その辺り、普通に楽しめるのはやはり若者の特権かなと思います。

良かった点としてはメルヘンさ。
ただの離婚ストーリーかと思いきや、意外な展開で終止符が打たれます。
まさか今更そんな話とは一切思わず、素直に驚いてしまいました。
これがメインと考えれば、なるほど綺麗にまとまっています。

クローズド・ノート よりもよっぽど面白いと思うので、若者にぜひ見て欲しいと思います。

小説「砂漠」 伊坂幸太郎

伊坂作品の中でも特に好きなこの作品。
文庫化したので、さっそくゲット。

砂漠 (新潮文庫)/伊坂 幸太郎
¥780
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★★

5人の大学生が春夏秋冬を過ごす話。

当時読んだときは自分も大学生だった。
あのとき、この物語から受けた衝撃はとても大きく、今でも心にザワザワしたものが残っている。
そう、砂漠のような…

この作品を読むのは2度目だけど、ようやく見えてきたものがある。

それは西嶋の格好良さだ。
彼はぽっちゃりメガネの所謂オタク系。
だけど、普通じゃないのは、その意志の強さ。

そんな彼が汗と唾を飛ばしながら早口にまくしたてる姿は軽く想像つく。
これを読んだだけで軽蔑しそうなあなたも、彼の言葉が後半強い力を持って心に刺さってくるようになる。
ここで書くと威力が半減するのでもちろん書かないが、東堂(美少女)とのキャバクラでのやりとりには涙が出そうになった。
誰しも読み終わった頃には西嶋に惚れていることは間違いない。

また、主人公・北村の序盤と後半の違いも見逃せない。
何事も覚めた目で見る北村がどんどん人間味を増していったのは、やはり西嶋のおかげ(笑)

これはそんな西嶋の物語である。
なんてことは、まるでない。