フインキーのふんいき レビュー -125ページ目

小説「夜明けの街で」 東野圭吾

サザンの「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」に感化されて作った作品らしいです。
夜明けの街で/東野 圭吾
¥1,680
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スコア選択: ★★★★

会社で働く派遣の女の子と不倫する話。

ありがちな昼ドラのドロドロした内容ではなく、さっぱりとした印象でした。
それは、この女性・秋葉が不倫してる相手の家族に対して、何一つ害を与えないため。
まぁ、何とできた人でしょう。
そして、男は離婚して、秋葉と結婚することを決める。
しかし、秋葉は15年前に自宅で起きた殺人事件の容疑者にされていて・・・

という、普通の不倫小説かと思いきや、やはりミステリーの要素が入った一風変わった話です。


結婚したら、妻を女として見れなくなる ということが散々書かれています。
女は安定を求め、男は変化を求める。だから、不倫に走る。
うーん、何と夢のない。
しかも、やけにリアルだから、本当にありえそうな・・・
これでは、結婚に希望が持てないんじゃないかと。

そのため、読後はよくありません。ハッキリ言って重いです。
自分はこうはなりたくないなぁ、と思う話でした。

小説「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野晶午 

とても綺麗なタイトル。
タイトルは最後まで読むと意味が分かります。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)/歌野 晶午
¥660
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スコア選択: ★★★★

いわゆる、どんでん返しものです。
綺麗なタイトルなんですが、中身はそんなに綺麗な感じではないので、悪しからず。

内容は、主人公の成瀬将虎が悪徳業者の真相を暴くため紛争するというもの。
それと同時に、恋人・さくらとの日常が語られます。

いや~、騙されました。ええっー!!といった感じ。
あのとき、ああ書かれてたのは何だったの?的な。
既成概念は捨てた方がいいです。
驚きはすごいですが、真相がロマンチックでなく、あまり想像したくない類なので、読後はそれほど良くありません。

プラス、この悪徳業者・蓬莱倶楽部の行動が卑劣すぎで、とにかくイライラします。
最後、この業者をボコボコにして、読者にスッキリさせてほしかった。

読みやすく、叙述トリックものではよく出来た作品だと思います。
騙されたような気もしますが。

DVD「青と白で水色」 レビュー

吉野洋監督作品。

シナリオ登龍門2001 青と白で水色
スコア選択: ★★★


宮崎あおい、蒼井優が共演しています。
「害虫」と同じあおいコンビですね。
時期も同じ頃、題材も同じイジメなので、比べて見るのも面白いかも。
また小栗旬、小西真奈美という、今みんな集めるといくらかかるんだろうというくらい豪華なキャストが勢揃いしてます。

さて、内容はあくまでドラマといった感じで、特筆すべき点はあまり見つけられませんでした。
シナリオ大賞受賞作なのに、上手く映像化できなかったのか、本当に普通。

テーマはイジメなので全体的に暗めです。
注目すべきはこのいじめられっ子が救いを求めるところ。
でもそこがちょっと説明不足。
45分という限られた時間なので仕方ないのかもしれませんが、心情の変化をもっと丁寧に描いてほしかったです。
そのきっかけが分かりにくいし、理由づけが弱い気がします。

キャストが豪華なので、誰かのファンなら十分に楽しめます。
昔の初々しい姿が見れる貴重な作品なので、それ目当てで見るのがいいのかな。
何だかんだ言いながら自分も楽しめたクチなので星三つとします。

DVD「雨の翼」 レビュー

ニライカナイからの手紙」の熊沢尚人監督。
雨の翼
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スコア選択: ★★★

屋上で雨に濡れる少女
 彼女は雨に願い事をしていた

綺麗な話ですね。
35分しかないですが、短いながらも完成度は高いです。
が、やはりもう少し見たかった・・・

音楽がジブリぽく、しかも場面と合っていて、とても癒されます。
イジメの話なんですが、スッキリ終わる最後も好印象でした。

特典映像は主演の藤井美菜を中心としたコメントと撮影風景が20分ほど。
今後もこの監督に注目ですな。

DVD「僕の彼女はサイボーグ」 レビュー

「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督。
僕の彼女はサイボーグ スペシャル・エディション
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スコア選択: ★★★

クァク監督の彼女シリーズ第3弾。
今回はSFファンタジー+アクションですね。

前半の演出が上手く、ベタな展開ですが、あっという間に1時間が過ぎていきます。
綾瀬はるかはとても綺麗で、演技もそこそこ出来るんだなと再認識しました。
また、小出恵介のヤサ男っぷりは微笑ましく、好印象です。

この監督の作品はどれも切なく、最後にグッとくる演出があるんですが、今回は残念な結果に・・・
前半で着実に愛情を積み上げ、途中離れて、後半くっつく、ラスト真相、めでたしめでたし。
というのがいつものパターンですが、今回後半の壮絶な災害の演出に力を入れすぎて、恋愛部分がしっかりと描ききれなかったという印象です。
そのため、ラストの真相が明らかになったときも感情が乗りきらず、切なさもあまり感じられませんでした。

前半良かっただけに、後半の失速は残念でなりません。
期待せずに見れば、しっかりと楽しめるでしょう。