小説「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野晶午  | フインキーのふんいき レビュー

小説「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野晶午 

とても綺麗なタイトル。
タイトルは最後まで読むと意味が分かります。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)/歌野 晶午
¥660
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スコア選択: ★★★★

いわゆる、どんでん返しものです。
綺麗なタイトルなんですが、中身はそんなに綺麗な感じではないので、悪しからず。

内容は、主人公の成瀬将虎が悪徳業者の真相を暴くため紛争するというもの。
それと同時に、恋人・さくらとの日常が語られます。

いや~、騙されました。ええっー!!といった感じ。
あのとき、ああ書かれてたのは何だったの?的な。
既成概念は捨てた方がいいです。
驚きはすごいですが、真相がロマンチックでなく、あまり想像したくない類なので、読後はそれほど良くありません。

プラス、この悪徳業者・蓬莱倶楽部の行動が卑劣すぎで、とにかくイライラします。
最後、この業者をボコボコにして、読者にスッキリさせてほしかった。

読みやすく、叙述トリックものではよく出来た作品だと思います。
騙されたような気もしますが。