いろんなことがあったけど。
仲間との出会いって、強烈に覚えているものでね。
何でだかわからないけど、大切だと思う人ほどその記憶は鮮明で。
他のところでも書いた事があるかもだけど。
初めて会った時のこと、相手は忘れてしまっているのかもしれないけど、自分は大切に心にしまってます。
彼と初めて会ったのは、最強戦の静岡予選。
自分はアマチュアの選手に混じって、彼の勤めていた店の予選に出場したんだっけ。
最高位戦の須藤さんが運営でね。
噂では色々聞いていたけれど。
今と全く変わらない目つきで、自分の対局をじっと見つめていたのが印象的だったな。
猿川プロ。
こちらの彼との出会いはもう少し後でね。
私の経営している店に、遊びに来たのが初めてだったっけ。
『麻雀プロに興味があって』
そんな事を言ってた気がするな。
その時は、猿川プロも私の店に勤務していて。
何だか不思議な縁も感じるね。
古橋プロ。
実況の彼も私の店で会ったのが最初だったな。
タクシーで仲間と一緒にやってきて。
『静岡支部?それを作って、何か意味があるんですかね?』
今では全く考えられないんだけどね(笑)
とっても挑戦的だったのを強烈に覚えてる。
日吉プロ。
それぞれとの思い出は色々あるんだけどね。
もちろん一緒にたくさん麻雀を打ったし、良く知ってる仲間なんだけど。
最高の舞台でいつか対戦出来たらなって思っていたけれど。
自分が不甲斐ないばっかりに、思っていたよりも早くその時は訪れてしまったんだけど。
てっぺんの舞台ではなかったけれど。
静岡支部の3人が、連盟チャンネルで対戦出来るだなんて何だか夢のようです。
そして…
それを自分達の事を一番知ってる仲間である日吉プロが実況し、静岡支部の立ち上げから何度も静岡まで足を運んでくれた、自分達にとっての憧れの存在である瀬戸熊さんに解説してもらうだなんて、明日は忘れられない一日になりそうです。
実況:日吉辰哉
解説:瀬戸熊直樹
ルール:日本プロ麻雀連盟公式ルール
鳳凰戦に関してはこちら↓
http://www.ma-jan.or.jp/title-fight/houousen.html
そしてもう一人は、昇級を狙う同い年の吉田プロ。
とても楽しみな対局だね。
自分も意識するだろうけど、きっと二人もいろんな事考えるんだろうな。
でもね…
猿川プロと吉田プロは昇級を争い、古橋プロは上位進出を目論んでいるわけで…
自分が一番苦しいポジション。
過去の実績なんて関係ない。
自分が一番格下だと思って戦わなきゃいけないって思ってます。
自分が一番弱いから、だから下のポジションにいるんだから。
ひょっとしたら、映像対局で共に戦うのは、これが最初で最後かもしれないからね。
悔いの残らないよう、今の自分を全て出し切ろうと思ってます。
静岡支部がなかったら、静岡支部の仲間がいなかったら、今の自分は間違いなくいないって本気で思ってるんですよ。
支部の存在に、支部の仲間達に支えられて、ここまでやってこれました。
前述した3人は、共に東京へ羽ばたいていって戦っているけれど、彼らに続く存在の選手を育てる事がこれからの自分の仕事かもしれないからね。
他の仲間達にも、これから麻雀プロを志す若い者達にも、何かを伝えられるような素敵な対局になったらいいなって思ってるんですよ。俺たちが戦っている背中を見てもらって、静岡に住んでる麻雀が大好きな若者達がこの世界に飛び込んでもらえたらなって。
そんなキッカケになるような対局になればなって。
あと残り三節。
半荘12回。
こんな大事な時に、こんな素敵な対局がセッティングされたのは運命なのかもしれないね。
ちょっと早いけど、自分にとっては最高のクリスマスプレゼントだな。
不安要素はいっぱいあるけど、麻雀と真摯に向き合って、最後まで自分らしく戦います。
それじゃまた明日、連盟チャンネルで。
望月でした〜。