二つの思い~下町のクッキーさんへ~パート2 | 望月雅継オフィシャルブログ「プロ連盟静岡支部長の負けちゃう麻雀」Powered by Ameba

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日本プロ麻雀連盟静岡支部長 望月雅継の麻雀日記

地方から東京へ夢を乗せて参戦中!!

AⅠリーグから静岡リーグ、静岡支部Lookupでのフリー対局まで、対局日記を中心に綴ります。

夢なんかも語っちゃおうかなぁ~。

ど~も。今日も深夜の更新の望月です。



明日は夕刊フジ杯の解説だっていうのに…




http://live.nicovideo.jp/watch/lv207513826?ref=top&zroute=index




今日も寝るのを忘れちゃいそうです(=´∀`)




さてさて・・・



先日のブログを読んでいただきありがとうございました!



ツイッターとかで思いもよらない反響で…ホントは書かない方がいいかなって思っていたんですけど、やっぱり思ってるだけは良くないって一念発起したのが良かったかもですね!



今回も何かしら反応頂けたら幸いです。コメントでも、イイねでも、ツイッターでもね。




今回は【新陳代謝】についてです。


下町のクッキーさんのコラムでは、



もう一点は、「新陳代謝のない世界は必ず滅びる」という引用文があった。これを読んだ人はどのような受け取め方をしているのだろうか?新陳代謝とは、体の細胞が新しく生まれ変わるために必要なエネルギーのことを言う。

 古い細胞を新しい細胞に分解・合成することで、体内に生じた必要のない老廃物を排出する作用があるということだ。競技麻雀の世界に置き換えるならば、存在価値が見出せない、適性の無い人には去って頂かなければならないということだろう。決して定年退職のことではない、誤解は非常に危険だ。

 ベルトコンベアのように若い人が入ったからとオールドジェネレーションという理由だけで現役を退くようなシステムが構築されるようならば競技麻雀の世界に明日は無い。競技麻雀で多くのファンを魅了出来る、憧れの存在である、勝負強いということがプロ雀士のアイデンティティーでなくてはならない。そこには年齢基準など存在してはならないのだ。

 このような意味においても生半可な志望動機でプロ雀士を目指すことは避けて頂きたいものだ。





って書いてくださってます。が…



こちらについてはちょっと誤解があるようなので色々と補足を。




っとその前に、これから書くのはあくまで私の私見であって、連盟の方向性でも、コラムの本文中にもあった前原プロの考えでもないってことを記しておきます。



あくまで私の私見だからね。





新陳代謝ってのは、クッキーさんが書いているような意味ではなく、巷でいうところの『肩たたき』ってのに近いかな。


自分は詳しいことはわからないけど、スポーツ選手のいわゆる【戦力外通告】ってのはこれに該当するんじゃないかって思ってる。



しっかりとした報酬が出る世界で戦っている選手にとっては当たり前の事だよね。


必要とされなくなったら戦力外になって、他のチームに行くことを選ぶか引退するかって選択を強いられる。



これはその世界がビジネスとして成り立っているからこそ、スポンサーやファンが確立しているからこそ出来ることなのかな。



でも自分がイメージする【新陳代謝】ってのはこれじゃなくって…



具体例を出しちゃうとちょっとマズそうなんだけど、いわゆるプロであるだけで報酬をもらえる選手達に、成長を見込めない場合は引退勧告をする制度に近いかなって思うの。


これは公にはなっていないかもなんで…具体例は挙げれないのですが。




麻雀プロの世界って、戦力外通告ってのはないのです。


続けるのも辞めるのも、全て自己判断。




プロのライセンスを一度もらえば、あとはずっとプロだからね。


極端な話をすれば、受験した団体をやめたってフリープロを名乗る事が出来るんだから。




団体に所属する為にはプロである必要があるのだけれど。




この仕組みはね、将来的には改善する必要があるって思っていますよ。

自分はライセンス制度を見直すことだって必要な時期が来るって思ってる。



でも、今の現状ではそれは出来ない。

プロである選手達に、やめろなんて言えないでしょ。



だって、プロであるスタンスがみんな違うんだから。



自分のように、人生の全てを投げ出してプロをやっている選手もいれば、ライフワークの一環としてプロになった選手もいる。



麻雀を打つのが月に数回の選手もいれば、死に物狂いで牌と向き合っている選手もいる。




これら全ての選手が、『麻雀プロ』なのです。



プロなんだから…



って言われるのも多いのも承知してます。A1リーガーも、入ったばかりの新人女流プロも、みんな同じ『麻雀プロ』。



これってどうなの?って思うけど、現状の仕組みがそうなんだから仕方がない。





『麻雀プロ』である以上、性別も団体も関係ないよね。ファンの皆さんにとっては。


ファンの皆さんにとっては、どんな理由であれ〈魅力ある麻雀プロ〉を求めているんだから。



女流プロの華やかな世界に魅了される方もいれば、私たちのようにガチでやってるA1リーグの麻雀が好きだって人もいる。



どちらも麻雀なんですよ。


どちらも麻雀プロなんですよ。




同じ物差しで測って欲しくないって人もいるかもだけど、それは私たち麻雀プロが言うことじゃないのです。




魅力あるかどうか?


応援したいかどうか?


面白いかどうか?



こういった事がきっと判断基準になるんですよね。



昔はね、自分も自分だけの為に麻雀を打ってたような気がします。でも今は絶対に違う。


自分のためでもあり、応援してくれる人のためでもあり、麻雀が大好きな皆さんのためでもある。



もっともっといろんな要素があるけど、大まかではこんな感じ。




自分はそう思って麻雀プロを名乗ってます。


自分はBリーグに上がるまでは麻雀プロって恥ずかしくて言えなかった。言っちゃいけないって思ってた。


Aリーグに上がった時に、ようやく麻雀プロになれたって思った。


鳳凰位を獲った時に、これで初めて麻雀について話してもいいんだなって思った。




これが私の価値観です。




でもね、これは強制しちゃいけない。だって危険だもの(笑)




今はね、いろんなスタンスのプロがいたっていいって思ってるの。


自分には麻雀しかないから、他のことをやりながら麻雀プロをやってる人を本気で尊敬してるし。お仕事だったり、家庭だったり。


自分には絶対に両立できないもん(笑)





その人なりの基準で、その人のペースで成り立っているのが、今の麻雀プロなのね。



それは否定できないよ。否定するなら、根本から仕組みを変えなきゃね。





これらを踏まえて、自分の考える【新陳代謝】っていうのは、




その人が考える『麻雀プロ』像から大きく違う方向に進み始めてしまった人や、本来なければならないモチベーションを麻雀に対して維持できなくなった人に、別の選択肢を指し示してあげるっていうことかな。



それは、新たなスタンスで麻雀プロを続けることを提案してあげたり、モチベーションを上げることの出来るようなアクションや声がけをしてあげるようなことや、


違う目線や立場で麻雀と向き合うことをアドバイスしてあげることや、現状の能力を正しく伝え、自身で次のステップに向けてのアクションを起こしてもらうようにしてもらうことなど。



これらはまるで違うことのように感じるかもしれないけれど、根本的には同じだなって考えてる。





何故なら、みんな絶対麻雀が大好きだし、一生麻雀と過ごしていくはずだからね。これは絶対だよ。


麻雀プロを志した当初の熱意は、みんな高かったはずだもん。個人差はあれど。




その熱意を思い出させるためのアクション、それが【新陳代謝】って言葉なのかなって思う。




熱意を思いだし、また新たに頑張ることの出来る選手は、気持ちを切り替えて続けていけばいいし、


熱意を思いだし、当時のモチベーションを回復出来ない選手は、いろんな選択肢を考えればいいんだと思う。




大切なことは、周りが強制するんじゃなく、あくまで自分自身の意思でアクションを起こすってことね。


そのお手伝いをすることが大事なんだよ。自分たちはね。





ネガティブな言葉に聞こえてしまったことを引用してしまったことは申し訳なく思っています。


前原さんの思い描くイメージとは、若干の違いがあるかもしれないことも申し訳ないです。




でも、悪いイメージで書いたのではないことをご理解いただきたいかなって思っています。




ちょっと勢いで書いてしまったので、加筆修正するかもしれないし、削除するかもわからないけど(笑)



今日のところはこんな感じかな。




明日が早いんで、今日はそろそろ帰って寝ます。


んじゃまた~。望月でした!明日はみんな見てね~!