それらはすでに至った虚脱 それらはすでに至った なぜ そう言えるのか めのまえにある 見えないではすまないそれら 示している 幾千億の昼夜のすがた ああ、字とはそういうものだった 鬼が来るにせよ われが鬼であるにせよ その条件と位置を定めるのは 武装の厚さに限られるだろう 命じよ 来たれと 命じよ 去れと 旗がなびくように 風を聞け 『鼻のような耳 手のよう足』 すでに 至った出発が、さらなる出発を奏でている