ナイキ エア シェイク インデストラクト (白/ネイビー)
スポーツシューズのエナメル使い。
毒々しい印象を見る者に与える。
薬の癒しも存在しない。
見る者にそう語りかけている。
・エア・シェイクインデストラクト。
このスニーカーに関しては、いくら言葉を並べても
語り尽くせないほどの思い入れがある。
(間違いなく、五本の指に入るフェイバリットです。)
90年代中期のナイキバブル、その中ではありとあらゆるデザインの
スニーカーがリリースされたけれども、
特にナイキにとっての主力カテゴリーであるエアマックスを頂点とする
ランニング系と、エアジョーダンを頂点とするバッシュ系は、
まさに玉石混交の様相。
そんな中、シカゴ・ブルズの暴れ者、デニス・ロッドマン
の
シグネチャーモデルとしてリリースされたのが、
このエア・シェイクインデストラクト、通称「シェイク」である。
(著者が勝手にそう呼んでるだけ。)
あえて口にするまでもないかもしれないけれど、
その有無を言わせぬビジュアルのインパクトたるや…
当時小学生だった、無垢な普通の少年には、
衝撃以外のなにものでもない。
そして、その時このシューズが放った鋭いトゲは、
いまだに僕の心のど真ん中を貫き続けているのである。
・この時期(94~96年くらい)、ナイキはオンコートではなく、
街中のフープで気軽にプレイできるシューズとして、
アウトドア向けのバスケットシューズを多数リリースしていた。
(もちろん、アメリカという環境があってこそだけれど。)
クロスストラップで有名なエアレイドを始め、
それ以後のモデルは「インデストラクト」シリーズとしてリリースされたが、
屋外用であるため、いずれもアウトソールは非常に堅い堅牢な素材でできていた。
したがってその見た目もボリュームを伴ってくるわけであるが、
そのいかつさ、ワルさ、重厚感は、いかにもロッドマンの足元に相応しく、
彼の力強く独特なイメージも相まって、本当にカッコよく見えた。
いつでも、アウトローな人やモノに、男の子は惹かれていくものだ。
・シューレースをアッパーのサイドに配する、
オフセットレースのデザインは、有名なエアフットスケープ
から始まり、
バスケットのカテゴリーで採用されたのは、
このシェイクが最初であったと記憶している。
このアッパー構造だからこそなし得る、足の甲を覆う巨大なスウッシュは、
ふてぶてしいまでに自己を主張し、見る者の目と脳みそに、
一生抜けることのない、太い太い五寸釘を突き立てる。
当時から、これだけの毒を打ち出すのがナイキという企業で、
それこそがカッコいいと思っていたわけである。
しかしながら、最近のハイパーダンクを始めとするような製品は、
確かに機能的で洗練されているのかもしれないけれど、
どれも「ツルッ」とした平板なデザインで、「毒」や「トゲ」、
そのモノが持つ「呪力」といった要素は感じられない。
つまり、「欲しいっ!!!!」という欲望(Desire)につながらないのである。
人が普段、何の気なしに欲しているのは、
「薬」ではなく実は「毒」の方だったりする。
あのころの毒々しいナイキを、あのころとはまた違う形で、
再現してみせてほしいところである。
・余談だけど、90年代はスニーカーの黄金期であったけれど、
同時に日本でのバスケット人気の黄金期でもあった。
スラムダンクは言うに及ばず、それを境に、
マンガ雑誌にはバスケットを題材にした作品が、
それこそ雨後の竹の子のように頻出した。
(たいてい、そのどれもが駄作であったけれども。)
それは小学生向けのマンガ雑誌でも例外ではなく、
コミックボンボンの知る人ぞ知る迷作、
「DANDANだんく!」の主人公・牧島だんくが、
なんとエアレイドを履いていることは、あまりにも有名。
(いや、お世辞にもそうは言えないな…)
レイドのクロスストラップをキツく締め上げることで、
さらに力を発揮するという設定なのだけれど、
そんな設定のいい加減さはさておき、
とにかくそのクツが欲しくてしょうがなかったのを覚えている。
それ以来、ずっとカッコいいクツしか履きたくないと思って生きてきた。
バスケをするにしろ、ストリートに繰り出すにしろ、
その人のスタイルを雄弁に物語るのは、やはり足元である。
参考までに…↓↓↓
DANDANだんく!
http://ja.wikipedia.org/wiki/DANDANだんく!
スラムダンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/SLAM_DUNK
シンヤヤマグチ
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