目を覚ますと隣に眠る見知らぬ男。
部屋の壁には、その男と仲睦まじげに寄り添うウエディングドレス姿の自分が写った写真が貼られている。
目を覚ました男が言う。
「僕は君の夫だ。君はある事故の影響で眠ると記憶が消えてしまうんだ。」
登場人物は主人公とその夫、そして夫に秘密で診察を受けている主治医。ほぼほぼこの3人でストーリーは進んでいきます。
夫がなんか隠してる?怪しい…いや怪しくないのか?医者の方が怪しいぞ…あ、違う…やっぱり夫が、いや夫は妻の状況に苦しんでるだけなのか?…あ、医者の言動がおかしい?…ってあれ?でも誠実なような…。と人物・シチュエーションの印象が二転三転四転していきます。
これ以上書くと何を言ってもネタバレになるのでこのへんで(笑)
面白かったです。超大どんでん返し、というほどでもないのですが意表を突く真相といえる…かな?まあ、とにかく主人公とともに少ない情報に惑わされ続ける感覚を楽しむ映画です。
一晩寝ると記憶を失う、というと新垣結衣さんの白髪の名探偵を思い出してしまいますがああいうカワイさやコメディ調のおもしろさはないので、ご注意を(笑)
一つだけ気になったのが、グーッと引き込まれる状況の中で突然爆音を鳴らしてびっくりさせる演出。あれ必要かなあ。無意味にびっくりしてしまって心臓に悪い(笑)
92分とコンパクトな映画ですので、どんでん返し好きなら見て損はないかと。