「グッドドクター」第8回感想 | 感想亭備忘録

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ある意味医療物ドラマのお手本として高い完成度を見せていると思います。患者を中心に描くことで病気に侵された患者とその家族が経験する悩みや苦悩や悲哀そして喜びを、視聴者が自分のことのように感情移入してみることができています。

 

あくまで医師は患者とその家族を支える立場であり、誤解を恐れず言ってしまえば脇役として描かれます。とはいえおざなりに扱われているわけではなく、今回の間宮科長(戸次重幸)のように立場や考え方の変遷もきちんと表現しています。

 

本当に良いお手本ではあるのですが、そういう物語構成であることもあり、どうしても主人公の大活躍や大きな成長、変化がえがききれていないところがあります。あれだけ患者に焦点を当てた上に主人公にも相応の比重をかけるのはなかなか難しいところではあると思うのですが第8回を迎えてそろそろ大詰めです。ここらで主人公に大きく比重を掛けた、主人公の人生を見せてくれるお話があってもいいんじゃないかと思います。

 

高いレベルで安定した物語を見せてくれているこのドラマですが、もう一息何かブレイクスルーがほしいのです。次回は新堂湊(山崎賢人)が担当する少女の淡い恋物語と副院長の陰謀話がリンクするようです。大きな変化があることを期待します。