「正義のセ」第4回感想 | 感想亭備忘録

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前回、大きく失望してしまったのでもう見るのもやめようかと思っていたのですが、なんとなく惰性で見てしまいました。

 

いや、予想外に良かったです。

 

正直かなり批判的な気持ちで見始めたのです。

単純な交通死亡事故、厳罰を望む被害者遺族。ただ公判請求し加害者に罪を償わせればよいだけに見えた事件。

それを凜々子(吉高由里子)が捜査を進めることで、加害者の人柄、新たな事実関係が見えてくる流れはオーソドックスではありましたが、捜査する事、現場に足を運ぶことの意義を見せてくれました。

得られた証言、加害者の人柄、そして凜々子の真心が被害者遺族の頑なで後ろ向きになっていた心を動かす展開は、ささやかですが素敵な展開だったと思います。ありがちな結末ではあるのですが嬉しい気持ちを味わうことができました。

 

敵対していた被害者遺族と加害者の関係(加害者はそうではありませんでしたが立場的に)を凜々子が変化させ前向きな結末に導く、という小さな逆転劇はPOPなテイストのこのドラマにはぴったりな素敵な物語だったと思います。

 

ダメなところももちろんあります。

実家の豆腐屋のシーン。あれほとんどカットでいいでしょう。人の話を聞かないバカな妹といちばん重要なことを伝えない伝達能力の極端に低い姉のシーンを見て苛立ち以外の何を感じればいいのか。

人が死んでいる事故の話題をお茶の間の団らんのネタにして楽しむ検事の実家の様子を見てどう思えばいいのか。

被害者遺族の心を解きほぐしたきっかけが実家の豆腐なので、存在する意味はあるんでしょうが、ドタバタ喜劇に無理矢理持っていく必要はなかったと思います。

 

次回はその実家のシーンが増えそうな予告でした。

不安いっぱいですが今回の出来に免じて次回も見てみようと思います。