烏百花 白百合の章 八咫烏シリーズ外伝2
読了。人の形に転身できる八咫烏の世界を描いた「八咫烏シリーズ」の外伝の2冊目である。烏百花 白百合の章 (著)阿部智里烏百花 白百合の章 八咫烏シリーズ外伝2 (文春文庫)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}本書には著者の「あとがき」が付いていて、シリーズを読む順番について書かれていた。発行順に読めば間違いないようだ。この外伝は、第2部の「楽園の烏」の後、「追憶の烏」の前に読む順番になっている。(以下、太字部分は本書からの引用である)「あとがき」に著者が「『白百合の章』は言ってみれば、輝かしくも美しい「古き善き山内」の記録です」と書かれている。第2部「楽園の烏」を読み、悪役となった雪哉(博陸侯・雪斎)の言動にゲッソリしてしまった私は、本書の物語で「ああ、雪哉ってこんな感じだったよねえ…」としみじみ…そして、今後の展開に希望も感じたりもするのであった。本書には物語の主要人物のほか、市井の人物も描かれている。「鬼火燈籠」を作る職人・登喜司。「鬼火燈籠」とは「鬼火をその中に閉じ込めて明かりを得る道具である」とのことである。鬼火とはお墓で見られるという「火の玉」のようなものか。八咫烏の世界だと「鬼火の種は、それを捕まえ、育てることを専門としている者」がいるようだ。しかも、「容器の中央に安定した状態で休眠している鬼火に砂糖の塊を与えれば、明るく燃え上がり、砂糖の量に応じて光り続けてくれる」そうだ。砂糖というのが良い。物語でもよく登場する「鬼火燈籠」、第1部3作「黄金の烏」の地下街の洞窟探検シーンでも鬼火燈籠は時間を計る役割も持って描かれていた。「ただの炎と違って熱を持たないので、うっかり倒して火事を起こす心配もなく」だそうなので、更に良い。物語には具体的な燈籠の作り、上等といわれるのはどのような品か、などが書かれており、いやあ、欲しいなあ…良いなあ…と思った。*******************************歩いていて、ふと見上げると晩秋の雰囲気。何だか今年は季節がおかしい。いつもならもう冬だろう。12月となったが薄手のコートがまだ活躍している暖かさ。*******************************新宿タカシマヤ「中津川栗きんとん祭り」で求めた。レジの並び列でふと周りを見ると、カゴの中にこの包みを入れている方が多いのに気づいた。え?これ買うべきもの?並び列から外れ、売り場に戻った…。「満天星一休」(どうだん いっきゅう)の焼き菓子。上の包みを取ると…おお、壺!バターケーキ「樹雨」(ささめ)である。表示の原材料名には、栗(国産)、砂糖、バター、牛乳、卵黄、生クリーム…つまり小麦粉を使っていないケーキなのである。食べてみると、しっとり。そして、しっかりと栗の味、バターとも相性が良いのだ。とても美味しい!