3月31日に鑑賞した「下村観山展」の続きである。
「朝帰り之図(雪の朝帰り)」 1911(明治44)年/38歳 絹本着色 三溪園
(前期展示のみ)
絵が素晴らしいのは言うまでもないが、この表装ときたら、なんて粋なんでしょう。
素敵な取り合わせ!
重要文化財「弱法師」 1915(大正4)年 絹本金地着色 東京国立博物館
(前期展示のみ)
謡曲『弱法師(よろぼし)』の一場面だそうだ。
6曲1双の屏風で、金地の背景に梅が描かれ、右隻にうっとりした表情の盲目の俊徳丸が、左隻には大きな夕日が描かれている。
とにかく美しい。ぼうっと眺めていた。
「高士観瀑」 1919(大正8)年/46歳 絹本着色 茨城県近代美術館
(前期展示のみ)
写真よりずっとずっと美しかった。
「支那美人」 1920(大正9)年頃 個人蔵 (前期展示のみ)
窓から外を見る中国の女性、外には蓮、白い花も咲かせている。絵に使われている緑系の色が優し気。
「寒空」 1923(大正12)年/50歳 絹本墨画淡彩 福島県立美術館
(前期展示のみ)
枯れ枝や水面の静かな様子に対して、シラサギが躍動的に描かれている。
本当に寒そう…。
「意馬心猿図」 1930(昭和5)年/57歳 絹本着色 神奈川県立歴史博物館
(前期展示のみ)
私は屋根の猿に注目。
物憂い感じ?
「日蓮上人辻説法」 1894(明治27)年/21歳 絹本着色 東京藝術大学
(前期展示のみ)
東京美術学校卒業直後で描いたものだそうだ。
美術学校在学中に、鎌倉時代の『一遍上人絵詞帳』から人物を写し、この作品に転用しているそうだ。
私が注目したのは、このあたり。
超絶技法の観山が、こんなお茶目な落書きを描くなんて!!
この犬も気になる…。
絵の右のほうにも犬が…。
「長沢蘆雪展」に行って子犬の絵をたくさん味わってきた(!!)ので、どうしても子犬が気になるのだ。
この人の服には何が描かれているのか。ミミズク?いや違うなあ…。
「塞翁馬」 1915(大正4)年頃 公益財団法人 北野美術館 (前期展示のみ)
緑色っぽい瓦の厩には馬がおらず、その前に鞍やバケツなどが置かれている。
解説パネルには、厩にいた馬は兵役の若者を乗せて戦場に向かったと書いてあったと思う。空には白い鳥が何羽も飛んでおり、樹木にも止まっている。美しく静か。
誰が袖図に人物が描かれていないのに人物を感じるように、この「塞翁馬」も人物や馬が描かれていないからこそ、その存在を感じるような。
「静清(西行詣白峯)」 1911(明治44)年/39歳 絹本着色 個人蔵
(前期展示のみ)

西行法師が、香川にある崇徳院の白峯御陵を訪れたという実績をもとに描かれた作品だそうだ。座っている西行法師がこの絵画の中心だと思うのだが、私が気になるのは…
右幅に描かれたリス。
どうも食事中らしい。可愛い!
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「所蔵作品展 MOMATコレクション」を鑑賞する前に腹ごしらえだ!とパレスサイドビルの「赤坂飯店」へ。
大変迷った末に「五目焼きそば」。
これがまた、美味しかったのだ。
英気を養った後、「所蔵作品展 MOMATコレクション」へ
(つづく)















