東京国立博物館に行ってきた。
特別展「やまと絵-受け継がれる王朝の美-」は展示期間①、②、③、④で展示替え、場面替えがある。
前回は「四大絵巻」が公開されている第1期に訪れた。
「信貴山縁起絵巻」(朝護孫子寺蔵)の「飛蔵巻」が大変魅力的で、期間③に「延喜加持巻」が公開ということで、本日訪れたのである。
木々も色づいてきた。
期間②で前半が終わり、後半スタートということで、かなりの展示替えがあったように思う。メモしたもののほとんどが期間③からの公開だった。
「四季花鳥図屛風」 雪舟等楊筆 6曲1双 室町時代(15世紀)京都国立博物館
重要文化財。期間③から展示。大型の作品で、これは圧倒される。雪舟というと山水画が頭に浮かぶが、花鳥画も素晴らしいのだ。
「葉月物語絵巻 第一段、第五段」 4面 平安時代(12世紀)愛知・徳川美術館
重要文化財。詞書部分の料紙には草花が金泥で描かれ、大変美しかった。
「信貴山縁起絵巻 延喜加持巻」 3巻 平安時代(12世紀) 奈良・朝護孫子寺
国宝。「延喜加持巻」である。
ああ、来てよかったと思った。
身にたくさんの剣をまとった剣の護法童子の神々しさ。目の感じが…この世の人ではない感じ。吸い込まれそうだ。
この巻の後半に描かれている田園風景、畑仕事をしている人々がとても良い。
「鳥獣戯画 丙巻」 4巻 平安~鎌倉時代(12~13世紀) 京都・高山寺
国宝。山口晃氏の「ヘンな日本美術史」を読み、猿の耳をよく見てきた。いや、猿の耳に注目するまでもない。丙巻の描線は、ぽわっとして柔らかい、優しい感じで、やや太め。
この絵巻の次に、甲巻の16紙の前にあったとされる「鳥獣戯画断簡」(1幅 平安時代・12世紀 東京国立博物館)が展示されており、描線は細くシャープな感じ。比較できて良かった。
「僧形八幡神影向図」 1幅 鎌倉時代(13世紀) 京都・仁和寺
重要文化財。空間にぼう…と人影が浮かんでおり、解説パネルに「虚空の人影には金泥が薄く刷かれ」と書かれていた。この影に非常に惹きつけられた。
「佐竹本三十六歌仙絵 藤原高光」 1幅 鎌倉時代(13世紀) 大阪・逸翁美術館
重要文化財。とても顔がきれいだった。単眼鏡でジーっと見惚れていた。
「上畳本三十六歌仙絵 紀貫之」 1幅 鎌倉時代(13世紀) 東京・五島美術館
重要文化財。紀貫之は本当にこんな顔をしていたのかも…となぜか思った。
「西行物語絵巻」 1巻 鎌倉時代(13世紀) 愛知・徳川美術館
重要文化財。描かれた建物が魅力的。
「華厳宗祖師絵伝 義湘絵 巻第二 」 1巻 鎌倉時代(13世紀) 京都・高山寺
国宝。今回、音声ガイドを借りた。夏木マリさんの語りがとてもカッコよく、魅力的。善妙という長者の娘が僧・義湘に恋心を抱く。善妙は自分の恋の成就より義湘の修行をバックアップしようと決意する、この続きはまた…と夏木マリさんの解説が終わり、④期にはこの続きの場面が公開されるだろうが、気になる。
「四季草花小禽図屛風」 6曲1双 室町~安土桃山時代(16世紀) 東京国立博物館 山口晃氏の「ヘンな日本美術史」に金箔の貼られた屏風はしゃがんで見ると良いと書いてあったので、中腰になってみてみると、お、違う!立って鑑賞すると黒っぽく見える部分がちゃんときれいな金色に見える!これは…良い。が、腰が痛くなったのは言うまでもない…。
「堅田図屛風」 伝土佐光茂筆 2曲1隻 6曲1双 室町時代(16世紀) 東京・静嘉堂文庫美術館
「春日権現験記絵巻 巻第二、巻第九」
高階隆兼筆 2巻 鎌倉時代延慶2年(1309)頃 国(皇居三の丸尚蔵館収蔵)
国宝。
「浜松図屛風」 6曲1双 室町時代(15~16世紀) 東京国立博物館
重要文化財。
「浜松図屛風」 6曲1双 室町時代(15~16世紀) 文化庁
重要文化財。
いやー。本当に良かった。が、最後はへろへろに疲れ、〇印だけでメモがない。
今回、学生時代の友人と2人で訪れたのだが、結局、展示室は各自でまわることになり、最後に落ち合うことにした。
上野公園入口付近のカフェでこんな可愛いカフェオレを飲みつつ、感想を語り合ったのであった。




