今年2月から「モダン仕覆」の教室に通っている。
月に1度のペースなので、かなりゆっくり。
茶道の仕覆は、用いる裂などに約束事がたくさんあると思うが、
私のお世話になっている教室は、綿100%の布で作る、ややカジュアルな仕覆作りなのである。
ん十年前から捨てられず蓄えてある布地。
これを何かに活用できないかと「へだて」を作ったり、「茶碗袋」を作ったりもした。
「仕覆作りは茶道の楽しみ、暮らしの彩り」という仕覆のつくり方も掲載されている図書も求めたが、難しく、どうも自力で作れる気がしなかった。
SNSをぼんやり眺めていて教室の存在を知り、「従来の仕覆作りを簡略化し」という紹介文章を読んで、思い切って始めることにした。
先生にしっかりと丁寧に粘り強く指導していただき、何とか完成した第1作目。
2月から始めて夏に完成した茶碗用と茶器用の仕覆、茶杓入れの3点セット。
ん十年前のリバティの布である。
先生がちょいっちょいっと手を加えていだくと、見違えるほどキチンとなった。
ありがたや…。
夏に完成していたのに写真が今になったのは、緒の結び方が分からなかったからである。
茶道は「必修クラブ」で習ったのみ。
仕覆をどうこうという段階までいっておらず…結び方の図書を見ても、緒の結び方は良く分からなかった。
先生から、検索すると緒の結び方についての動画がいくつか公開されていると聞いて、調べてみると、ありました。分かりやすいと思った動画を最遅の速度で何度も見て、やっと形になった。難しかった…。
先生は仕覆だけではなく「テーブル茶道」のレッスンもされており、6月には仕覆作りの後、テーブルで行う「茶箱手前」も披露していただいた。
なるほど、このように仕覆を使うのね…と勉強になった。
お教室では、レッスンの後にお楽しみがある。
これは7月のレッスン。
とても写真のお上手な方から画像をいただいた。
先生は和菓子作りのレッスンまでしていらっしゃり、お菓子は全て手作りのもの。
こちらが10月のレッスン後の様子。
ハロウィンである!
とても心が満たされるお教室。毎月楽しみにしている。
そして、私が現在作成中のもの。こちらもリバティの布。
緒をつがり糸でかがったところ。
どんな本を見てもちんぷんかんぷんであったが、実際に先生に見本を見せていただいたり、コツを教えていただいて良く分かった。
このほか、同時進行でお茶碗、茶杓入れも作っている。
早く仕上げて、別の作品を習ってみたい。