今日は、千葉市美術館に行ってきた。
板橋区美×千葉市美 日本美術コレクション展 - 夢のCHITABASHI美術館!?
現在改修工事で休館中の板橋区立美術館と、千葉市美術館とのコラボレーション企画で、
もし、この2つの美術館が合体したら?という展覧会である。
なので、「夢のCHITABASHI(ちたばし)美術館」。
これは写真撮影コーナー。
酒井抱一がこんなゆるい絵を描いているとは・・・
ふと「へそ展(へそまがり日本美術展)」を連想する私であった。
確か、この2館は日本画が「お得意」だったと思う。
かなりの見応え。
解説パネルも大変ユニーク。
とりあえず気になった作品。
「扇面貼交屏風」 立林何帠
元文-宝暦(1736-64)期頃 紙本金地二曲一双のうち一隻 千葉市美術館蔵
※ 「欲しい」のメモあり。いや、大きいだろう・・・。
「光琳画譜」 中村 芳中
享和2年(1802)刊木版多色摺(一部手彩色)二帖 千葉市美術館ラヴィッツコレクション
※解説パネルに「光琳画譜」というより「芳中画譜」、と書いてあったがそのとおり!
光琳とは風味の違う、まさに芳中ならではの「ゆるい」世界。
人物の表情が何とも言えない。
※ 「へそ展」で「十二ヶ月花卉図押絵貼屏風」を見て、「要チェック。注目したい」と思った。
こんなに早く巡り会えるとは!
光琳画譜
1,728円
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豆本として芸艸堂から発売されているようだ。
欲しい・・・かも・・・。
「白梅鶯・紅葉鹿図」 酒井抱一
江戸時代(19世紀) 絹本着色 双幅 板橋区立美術館
※確か解説パネルに、「手元に置いて眺めたい」と書いてあったような。
「芒野図屏風」 鈴木其一
天保(1830-44)後期-嘉永期(1848-54) 紙本銀地墨画 二曲一隻 千葉市美術館
本展覧会のチラシの矢印で示したところの作品。
これは、銀と墨で描かれているので、印刷では全く作品の素晴らしさが伝えられない。
実物は本当に素晴らしい。
とても幻想的で、ずっと眺めていたい気持ちになる。
「井手の玉川」 葛飾北斎
寛政(1789-1801)末頃紙本着色 一幅 千葉市美術館
「幕末・明治の技巧派」として、柴田是真の作品も多く展示されていた。
「貝尽図屏風」 明治時代(19世紀) 紙本金地漆絵 二曲一隻 板橋区立美術館
※漆絵は、漆に顔料を混ぜたもので、朱、茶、黒、緑、黄の5色で描くそうだ。
ふむ。この5色ゆえにとてもシックな感じ。素敵。
「猫鼠を覗う図」 明治17年(1884) 絹本着色 一幅 板橋区立美術館
※この猫ちゃん。
「十二ヶ月短冊帖」 明治時代(19世紀) 絹本着色 十二枚 板橋区立美術館
※これは欲しい!(複製が)毎月この短冊を掛け替えたら素敵だろうなあ。
本展覧会、大変見応えがあるが入館料はなんと200円!
しかもJAF会員だと100円引き!で私は100円で鑑賞してしまった・・・。
「コスパよすぎ」