ロングブランチ BREAKING NEWS インディアンジュエリーのご紹介 -213ページ目

アメリカ出張レポートVol.30

ホピの村に滞在中はホテルからのインターネットがアクセスしにくく、出張レポートも
更新出来ませんでした。昨日はGary&Elsie Yoyokieの家を訪問し、オーダーの
状況確認してまいりました。Yoyokie夫妻は今週末からフェニックスで始まる
ショーの為にジュエリー製作をしており、忙しいそうでした。私に製作途中の
新作ジュエリーをいくつか見せてもらいましたが、その中で今までホピジュエリー
アーティスト達の誰も作った事が無い全く新しいデザインのジュエリーを
見せてもらいました。デザインの詳細はショーまで伏せておかなければならないので
今ここで皆様にお伝え出来ませんが、同じデザインのジュエリーをオーダーして
きましたので、入荷次第画像をUp致します。又、Yoyokie夫妻とは新たな
プロジェクトを進行中ですので、ご期待下さい。
左の写真はYoyokie夫妻の家を去る時に玄関の軒下で見付けた大きな石です。
彼らにこの石が何かと尋ねると、この石はとうもろこしの実をほぐして細かくする
コーングラインダーだそうです。この石はゲイリーが所有しているとうもろこし畑で
見つけたらしく、何百年も前のとても古いモノだそうです。ご覧のように石の中央に
とうもろこしと同型の窪みがあり、ここにとうもろこしを入れて削るそうです。
今でもこのコーングラインダーを彼ら使用していると聞きました。
Yoyokie夫妻に許可を得てこの写真を撮りましたが、改めてホピ族の歴史の
奥深さに感心しました。

P.S.:Vol.29でお伝えしたションゴポヴィ村のナイトダンスをお伝えする件ですが
誠に残念ながら、ホピ族の掟によりダンスの詳細をお伝えする事は出来ません。
実はこのナイトダンスを見学するに辺り、ロナルドが村の儀式の警備員に私が
滞在しているホテルまで迎えに来て、ダンスが行われる場所まで案内してくれるように
頼んでくれました。 その彼が私を迎えに来たのが夜の11時頃で、初対面の
挨拶も早々に彼曰く、『これからナイトダンスの場所まで連れて行くが、その前に
守ってもらいたい事がある。第一にカチナには絶対に触れない事、第二にダンスが
行われるキヴァに着いたら、日本語、英語は喋らない事、第三に儀式に関する全ての
事を周りの人の尋ねない事、第四に村に着いてからの事を誰にも喋らない事、
最後にダンスが行われるキヴァは3つあるが、私が案内したキヴァ以外には絶対に
行かない事』 と言い、更に『キヴァの中に入れる許可をチーフから受けているが
キヴァに入る時は中に入ったら、必ず前の人と同じ行動をする事』と言い、私を
ションゴポヴィ村のキヴァまで連れて行ってくれました。
ですからダンスの内容等はお伝え出来ませんが、私がナイトダンスを見学した
感想はアメリカに来ているつもりなのに、この場所がアメリカではないと錯覚する程
キョーレツな印象を受けました。でも、アメリカと呼ばれる土地の本来の姿が
ここに今でも存在しているんだと思い直し、 あまりにも神秘的なダンスに
チョット怖い印象も 受けました。


コーングラインダー

アメリカ出張レポートVol.29

一昨日よりホピ居留区内での仕事が多くなりましたのでご紹介できるような
写真が少なくなりました。ホピ族の村では原則的に部外者による撮影
(写真、ビデオ)、録音、スケッチ等が禁止されている為、写真撮影が出来ません。
又、今日までにホピリザベーション(ホピ族居留区)と最寄の町を一日に2~3往復する
ような移動が続いたので気が付けば、レンタカーの走行距離が既に1200マイルを
越え、毎度のように少々運転が飽きるようになってきました。
そんな中でも、ヴィクター・クウチュワイテワ、リッキー・クウチュワイテワ、アルヴィン・テイラー、
ロナルド・ワドスワース、スティーブン・ソクワイマ、マークタワホングヴァ、エディスン・
ワドスワース、スティーブン・J・ビゲイ、デヴィッド・リスターなどの人達と会い、オーダーを
して来ましたが、ホピのアーティスト達は皆口々に、『今日(土曜日)の夜にナイトダンス
があるから、その準備で忙しい。』と話しおり、実際に本日も何人かのアーティストに
会う為に彼らの家を訪ねるとダンスの準備で外出しているので逢う事が出来ませんでした。
ロナルド・ワドスワース家を訪ねた際に、部外者(私)がナイトダンスを観る事が出来るか?
と尋ねた所、彼の村(ションゴポヴィ)は非常に伝統を重んじている村なので規則が
厳しい為、安易にダンス見学する事が出来なく、ロナルドが村のチーフに部外者の見学許可が
下りるかどうか聞いてもらい、はれてOKが出たので今夜夜中の1時から始まるナイトダンスを
見に行く事になりました。本来ならば、これから観るダンスの事をこの場でご紹介したいのですが
ホピの村で見た儀礼、儀式を無闇に人に伝える事は良しとしていない事なので
これも許可が下りるかロナルドに聞いてみるつもりです。なんとか皆様に少しでも
彼らホピ族のダンスがどのようなものかお伝えしたいと思っております。

ジュエリーの入荷状況としては、昨日ヴィクター・クウチュワイテワより昨年10月にオーダーした
ジュエリー類の内、大ぶりのBlue Jayターコイズがセットされたブレスレット1点を受け取りました。
ですが、誠に残念ながら彼の作品をウェッブ上でお見せ出来ないのでご興味のある方は
ヴィクターのページになる注意事項をご確認の上、メールにてお問い合わせ下さい。
そのほか、数人のジュエリーアーティストの仕事風景を撮影した写真をUpしましたので
ご覧になって下さい。


アーティスト作業風景


David&Alice Lister

アメリカ出張レポートVol.28

今回のアリゾナ出張レポートで初めての入荷報告です。
本日はナヴァホ族のトーマス・カーティス、ゲイリー・リーヴス、サンシャイン・リーヴスに
会い、それぞオーダーしていたジュエリーを含めてピックアップしてまいりました。
トーマスもゲイリーも3月4日から始まるHeard Museum Showの向けて、
ジュエリー製作しており、多くの製作途中のジュエリーがありました。
ご覧の通りこの二人は見事なスタンプワークを得意とするアーティストなので
トーマス、ゲイリー共にスタンプを打つ右手に筋肉疲労が蓄積された為に
なかなかジュエリー作りが進まないようでした。
なんな中、彼らの息抜きはトーマスはカジノでギャンブル、ゲイリーはゴルフをそれぞれ
楽しんでいるようです。トーマスに下のカジノの話をした所、このカジノはアパッチ族が
経営しているカジノで10年ほど前からあるそうです。因みにトーマスはこのカジノで
1回だけスロットマシーンでジャックポット(大当たり)出したそうです。
ゲイリーは私が彼の家を訪ねた時はちょうどゴルフの試合がテレビ中継されており
50インチ以上あるテレビを観ながらタイガー・ウッズのショットに一喜一憂しつつ
ジュエリーを作っていました。
別ウィンドウでゲイリー・リーヴス宅の写真をいくつかUpしました。
一枚目は彼のジュエリー製作中写真、2枚目はHeard Museum Showに向けて
作るジュエリー用のターコイズとスタンプワークプレート(中にはコインシルバー素材の
リング、ブレスレットのベースがありました)、3枚目は彼自身が作った多数のスタンプ
(写真のピンボケで見ずらくスミマセン)です。

ゲイリー・リーヴスワークショップ


ゲイリー・リーヴスジュエリー トーマス・カーティスジュエリー

アメリカ出張レポートVol.27

アリゾナの道を走っていると左の写真のようなカジノのサインがある建物を目にする事があります。
アメリカでカジノと言えば、ネヴァダ州がギャンブル合法とを思い出しますが、実はアメリカでは
インディアンの居留区内に限り、カジノを開設できるようになっています。アリゾナ州では多くの
アメリカ先住民族の居留区があるので中心都市のフェニックスから辺鄙な場所までいろんな所で
カジノを体験出来ます。
ギャンブルをしない人でも中に入れば、ドリンクは無料だし、併設のレストランも結構リーズナブルで
美味しいですから、長旅の休憩には意外と便利です。


カジノ

アメリカ出張レポートVol.26

今回のアメリカ出張は何故だか?成り行きでメキシコに行く事が事前に決まって
いましたが、当初El Pasoと言うテキサス州との国境沿いの町が行き先でしたが
交通機関(AmTrack)とのスケジュールの都合が合わず、急遽Nogalesと言う
アリゾナ州との国境沿いの町に行って来ました。このNogalesはフェニックスから
I-10(国道10号線)を東に1時間半程走り、ツーソンを過ぎたら19号線を南に
更に1時間程走ると到着します。レンタカーでのメキシコ入国は保険の関係上
出来ないので国境直前にある駐車場(1日$4)に停めて、徒歩で入国しました。
入国は何のチェックもなく、ただゲートを通るだけとあまりに簡単でしたが、メキシコを
出国する際は、ID又はパスポートチェックがありました。
Nogalesの町は国境沿いなのでアメリカ人相手のお土産が軒を連ねており、
そのお土産屋と同じ位に『薬局』と『歯医者』あって、その訳を町の人に尋ねた所、
多くのアメリカ人がアメリカで売っている同じ薬をメキシコで安く買える為のようで
歯医者も同じようの訳でこの町には多いようです。 本来メキシコに行く目的は
何か新たなビジネス商材を探す為でしたが、事前調査もままならず、行き当たりばったりで
行った為、案の定、大した商材も見つからず、昼飯を食べに行っただけみたいな感じで
終わってしまいました。これじゃあ、メキシコ観光しに行ったみたいです。
大した写真ではありませんがNogalesの町並みと食べた昼食の写真をUpしましたので、
ご興味のある方はご覧になって下さい。

NOGALESの写真


メキシコ国境写真