Verma Nequatewa/SONWAI作のバックインレイブレスレット
ロングブランチのホームページではこれまでご紹介しておりませんでしたが、このブレスレットは
既に昨年の9月に入荷しております。このブレスレットは一昨年の3月にヴァーマにオーダーする為に
彼女宅を訪れ、デザインを相談しながら制作依頼したものです。ターコイズはロングブランチで取り扱う
ランダーブルーの中で一番大きく(24.5ct)、奇麗なウェッブの石を選び、デザインも私の希望である
かつてチャールズ・ロロマが作っていたバックインレイスタイルをリクエストして、表側は本来、ロロマは18k
ゴールド素材のTufa Castでしたが、それをシルバーに変えてターコイズを囲むベゼルのみ14kゴールド
してもらいました。ロロマはかつて、『バックインレイスタイルの意味は、自分自身の主張とは、常に自身の
内側に秘め持つモノで、あえて人には表さない事である。』と述べており、その精神とデザインに感銘を
受けて、このデザインのブレスレットをオーダーしました。
実際に出来上がりを見た時は、その素晴らしさに感動しました。このブレスレットは近日中に
360度全方向からご覧出来る様に、VRギャラリーにUpする予定です。お楽しみに。
無料メンテナンスのご依頼
本日、メンテナンスのご依頼が2件ありました。
一つはサイズ直しをご希望と同時に、リングのイメージを少し変えたいとのご依頼でした。
お客様とご相談の後、リング部分をツイストワイヤーが4本並んでロウ付けしてある格接着部分3箇所に
切り込みを入れ、それぞれ切り離したワイヤーを拡げてリング部分をテーパードさせ、両側サイドの
シャイナーの端にあるドットをオリジナルのモノよりやや大きなドットに替えてみました。
写真はメンテナンス後に撮影したリングです。
もう一つは、キャブリングにセットされているターコイズの周りにあるベゼルの修理のご依頼でした。
オリジナルであった、薄手のプレーンタイプベゼルを厚みのあるベゼルに付け替えて尚且つ、
よりターコイズがしっかりセットされるように、ベゼルに等間隔の切れ目を入れました。
写真は途中経過の写真になります。
2件のご依頼共に、メンテナンス前の写真を撮り忘れてしまったので次回は
メンテナンス前とメンテナンス後の写真をご紹介する事にします。
German Town Rug
以前、アメリカ出張レポートでご紹介したナヴァホのジャーマンタウンラグをご紹介します。
そもそもジャーマンタウンラグは1800年代後期から1900年代初頭までの短い期間に作られていた
ナヴァホラグで、それまでのラグとは違い、非常にカラフルな糸をペンシルバニア州やノースキャロライナ州から取り寄せ、Eye Dazzler(目晦まし)デザインやパッチワークなど本来のナヴァホラグのデザインを
ベースにより複雑に織り上げたとても希少性のあるラグで、この時期に作られたジャーマンタウンラグは
オークションなどでは非常に高値で売買されています。
ここでご紹介する作品は、当時の資料を元にして、アリゾナ州在住の数人のナヴァホ族ウィーバー
(機織り職人)によって復活させたラグです。このラグの特徴はご覧の通りに、カラフルな色使いと通常の
ナヴァホラグには付いていないフリンジがあるのが特徴です。
近日中にホームページでも掲載致しますが、サイズや価格などのお問い合わせにも対応致しますので
お気軽にご連絡下さい。