素足Run事始め③ Viram Five Fingers (VFF)を修理する。 | (帰ってきた)ロンドンを走るオヤジのブログ!

(帰ってきた)ロンドンを走るオヤジのブログ!

ご縁あり4.5年ぶりにイギリスに戻ってきました。ランを中心に気が向くまま、当地での生活を綴ります。

「Born To Run」を読んだ事がきっかけで、素足ラン(Barefoot Running)に興味を抱き、素足感覚に近いシューズである、 Viram Five Fingers (VFF) Flowを購入し、試した事を以前ここで紹介した。 → 「VVFを試走」


このシューズのパフォーマンスを自ら見極める為、これまで週2~3回のペースで継続して試走してきたが、本日のLSD(32KM@ハイドパーク)時に、先の鋭い小枝を、左足の親指と人差し指の間に突き刺してしまい、写真下の様に、1.5CM程度の亀裂が生じてしまった。


ロンドンを走るオヤジのブログ!


瞬間鋭い痛みがあり、恐る恐る自分の足を見てみるが、幸い傷は全くなかった。 いや、VVFが無かったらこの亀裂がそのまま足に出来ていたかも知れない。


ん~、これまで良い感じで試走を続けてきたのに、走行距離僅か100KM未満で、大枚£110を叩いて購入したVVFをこのままの状態にはしておけない。 ということで、自分で修繕をする事にした。


まず、日本から持参したミニ裁縫セット(写真左下)を取り出し、短めの針に黒色の糸を通して(老眼のせいか、針に糸を通すのに5分以上掛ってしまう始末)、亀裂部分の足首側から縫合を開始する。 生来の不器用を自認する自分が縫物なんて得意な訳は無く、かなりの時間を掛けて少しずつ縫い進む。 親指と人差し指の間まで、亀裂がしっかりあり、この個所の縫合が一番難しかった。

ロンドンを走るオヤジのブログ!   ロンドンを走るオヤジのブログ!
悪戦苦闘すること、約20分。 オペ(手術)は何とか完了した。 下の写真の通り、「見てくれ」は決して良くは無いけれど、亀裂をふさぐ事には成功した(と思う)。 自画自賛だけれども、自分的には上出来だろう。

ロンドンを走るオヤジのブログ!


本日のLSD(32KM)を含めVVFをこれまで、70KM程度試走してみて、最初感じた印象と少し違う面も見えてきたので、一応今の時点のレビューを書いて見る。 (水色が今の印象コメント)


「長所」

* ランニング・シューズでは味わえない、「素足」の感覚が感じられる。特に、トレイル等の不整地で、地面の微妙な凹凸がラバーを通じて足裏でも感じる事が出来、新鮮な感覚だった。 → その通りで今も不変。

* 今後も、十分使えそう。(だと思った)  → その通りで今も不変。

* 多少の、小石、小枝、木の根元、その他障害物なら問題なく走れる(痛くない)。→ 但し、シューズ上部がコンクリートの段差や、先の鋭い小枝にコンタクトした場合は問題あり。

* 洗濯が簡単そう。→ まだ試してないので?。

「短所」

* 履く時にコツがいる。 特に、薬指、小指を奥までキチンと入れるまで結構大変だった。(慣れの問題かも)

 → 慣れの問題だった。回数重ねると慣れて割りと簡単に履けるようになった。

* 一回だけの試走では、100%信頼するには無理があると感じた。 まだ不安な部分が残り、レースで使用するにはまだ尚早だと思った。 暫くは、いつものシューズと併用して、どちらが良いか見極めよう。→ 30KMのLSDでも問題なく走れた。 ただ、スピードは普通のシューズと比較するとまだ落ちる。 

* 舗装道路を走る時は、特にギャップに注意が必要。(ゴムである程度保護可能だが、シューズにはやはり劣る面あり。)→ その通りで今も不変。

全体的な印象としては、VVFは大会での使用というよりは、LSDの練習などで使う方が自分には合っている様な感じかな。 ただ、素足ランニングのフィーリング自体は良い感触が今も続いているので、今後も引き続き試走をやり最終的な結論を出したい。


    ---------------------------------------

8/30の走行距離 32KM  8月の累積走行距離 400KM

ネス湖マラソンまで34日。