「Born To Run」を読んだ事がきっかけで、素足ラン(Barefoot Running)に興味を抱き、素足感覚に近いシューズである、 Viram Five Fingers (VFF) Flowを購入し、試した事を以前ここで紹介した。 → 「VVFを試走」
このシューズのパフォーマンスを自ら見極める為、これまで週2~3回のペースで継続して試走してきたが、本日のLSD(32KM@ハイドパーク)時に、先の鋭い小枝を、左足の親指と人差し指の間に突き刺してしまい、写真下の様に、1.5CM程度の亀裂が生じてしまった。
瞬間鋭い痛みがあり、恐る恐る自分の足を見てみるが、幸い傷は全くなかった。 いや、VVFが無かったらこの亀裂がそのまま足に出来ていたかも知れない。
ん~、これまで良い感じで試走を続けてきたのに、走行距離僅か100KM未満で、大枚£110を叩いて購入したVVFをこのままの状態にはしておけない。 ということで、自分で修繕をする事にした。
まず、日本から持参したミニ裁縫セット(写真左下)を取り出し、短めの針に黒色の糸を通して(老眼のせいか、針に糸を通すのに5分以上掛ってしまう始末)、亀裂部分の足首側から縫合を開始する。 生来の不器用を自認する自分が縫物なんて得意な訳は無く、かなりの時間を掛けて少しずつ縫い進む。 親指と人差し指の間まで、亀裂がしっかりあり、この個所の縫合が一番難しかった。
本日のLSD(32KM)を含めVVFをこれまで、70KM程度試走してみて、最初感じた印象と少し違う面も見えてきたので、一応今の時点のレビューを書いて見る。 (水色が今の印象コメント)
「長所」
* ランニング・シューズでは味わえない、「素足」の感覚が感じられる。特に、トレイル等の不整地で、地面の微妙な凹凸がラバーを通じて足裏でも感じる事が出来、新鮮な感覚だった。 → その通りで今も不変。
* 今後も、十分使えそう。(だと思った) → その通りで今も不変。
* 多少の、小石、小枝、木の根元、その他障害物なら問題なく走れる(痛くない)。→ 但し、シューズ上部がコンクリートの段差や、先の鋭い小枝にコンタクトした場合は問題あり。
* 洗濯が簡単そう。→ まだ試してないので?。
「短所」
* 履く時にコツがいる。 特に、薬指、小指を奥までキチンと入れるまで結構大変だった。(慣れの問題かも)
→ 慣れの問題だった。回数重ねると慣れて割りと簡単に履けるようになった。
* 一回だけの試走では、100%信頼するには無理があると感じた。 まだ不安な部分が残り、レースで使用するにはまだ尚早だと思った。 暫くは、いつものシューズと併用して、どちらが良いか見極めよう。→ 30KMのLSDでも問題なく走れた。 ただ、スピードは普通のシューズと比較するとまだ落ちる。
* 舗装道路を走る時は、特にギャップに注意が必要。(ゴムである程度保護可能だが、シューズにはやはり劣る面あり。)→ その通りで今も不変。
全体的な印象としては、VVFは大会での使用というよりは、LSDの練習などで使う方が自分には合っている様な感じかな。 ただ、素足ランニングのフィーリング自体は良い感触が今も続いているので、今後も引き続き試走をやり最終的な結論を出したい。
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8/30の走行距離 32KM 8月の累積走行距離 400KM
ネス湖マラソンまで34日。