こんにちは。
前回、
「どうやって2012年度の問題を攻略すれば良いか!?」という一番気になるところで終わっていたと思います。
「答えは次回!!」なんて言ってしまったので、あたかも僕が確固たる解答をもっているかのような感じがしてしまいますが、申し訳ないことに、
「サルでも分かる必勝法」などがあるわけではありません。
(ガッカリしないで~)とはいえ、「何もない」では怒り心頭だと思いますので、僕なりのアプローチの仕方をお伝えします。
先に結論を言ってしまうと、
1.過去問をしっかりと理解する
2.過去問が取り扱ったテーマについて最新の関心事項を押さえ、自分なりの見方を作っておく
この二点が、一番重要だと思います。
えっ、ありきたりだなぁって?まぁまぁそう言わずに。
「何故それが重要なのか」を知っているのと知らないのでは勉強の効果がかなり変わってくると思います。
以下でそれを説明します。
1.過去問をしっかりと理解する僕が、総合政策学部対策において必ず強調すること。
それは
「SFC小論文の最良の教材は過去問である」ということです。
総合政策学というのは、従来の「政治経済学」と「国際政治経済学」の知識をベースとして、新たな視点を取り入れていく学問だと言えます。ですから極端な話、この2つの入門書をしっかりと読んでその射程を頭に入れておけば、
「えーっそんな話全然知らないよ!」というテーマが出ることはありません。
ですが現実問題として、他大学も同時に目指しつつ、部活もやりつつ、恋もしつつ…底引き網方式で全ての勉強など出来ない受験生が98%を占めると思います。
(「暇だなぁ」と思っている受験生の方は是非網羅してみてください。その場合、小論のテーマはよく把握できると思いますが、この時期に「暇」を感じている状況に問題があるということだけ、そっとお知らせしておきます。笑)
ではどうすれば、最小限の労力で最大効率の勉強が出来るか。それはしつこいですが、過去問を勉強することです。
過去に取り扱われたテーマが、とりもなおさず総合政策学部が一番関心を抱いているテーマだからです。
「何故そのテーマが重要なのか」を考えながら勉強することで、SFCのトレンドが段々と見えてくると思います。
例えば、2011~13年度の問題は、一貫して「国家の今後」に関する出題になっています。
社会を俯瞰して、「日本はこれからどうしていくべきか」を考える習慣や能力が期待されていると言えます。
2.過去問が取り扱ったテーマについての最新の関心事項を押さえるとはいえ、過去問を勉強するだけでは、取り組む方法は分かっても次の出題に備えることが出来ません。そこで、過去問によって出題されたテーマについての、現在の動向をチェックしておくと良いと思います。
たとえば、2002年には、資本主義・産業社会をキーワードとしつつ企業の役割が問われています。これの「今はどうなっているんだろう?」にあたるのが、2012年度問題の資料1~3です。
また、2003年には、新渡戸稲造の武士道を引用しつつ「現在の日本がいかなる国であるのか、歴史を踏まえつつ、優れたところや悪いところ、問題点、これからの展望などについて具体的な事例を踏まえつつ外国の人に説明せよ」という問題が出題されました。
これは、2013年の「『日本の針路』ついてのスピーチ原稿を書く」という問題と非常に似ています。
この2つのテーマはともに11年ごとに出題されています。
(勿論、部分的に類似しているテーマなどは各年度それぞれに登場しますが…)
これは単なる偶然でしょうか?
あくまで僕の考えですが、
答えはNO!です。
SFCは世界のトレンドを常に意識している(むしろトレンドを作ろうとしている)と思います。
ですから、出題内容も非常に今日的なテーマです。とはいえ、毎年のように同じテーマを出していたら対策が一様になり、受験生の出来にも差がつかなくなってしまいます。
そこで、1つのトピックに関しては、ある程度の期間を経て
、「問題意識の次元が転換した頃」に再び出題されるのではないでしょうか。
そう考えると、今日の社会を取り巻いているテーマの中で、過去に全く存在しなかったものというのはなかなか無いと思います。むしろ、過去に話題になったトピックがある技術や出来事をきっかけに姿を変えたり、次のステップに進んだり、という方が多いような気がします。
総合政策学部の取り扱うテーマについては、全て(といっても過言ではないくらい)政府の政策に盛り込まれていますから、過去問を解いたあとに省庁のHPを見てみたり、時事のまとめ本を見てみたりすることで、今のトレンドが押さえられると思います。
そのあたりのものに目を通しつつ、
「自分ならどうするか」を考える習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
国際政治経済学の教科書としては、以下のようなものがあります。
国際政治経済学・入門(有斐閣アルマ)ーーーーーーーーーーー
※注意書き1
「過去問さえ勉強すれば大丈夫!」というわけでは、もちろんありません。
この時期(この記事を書いているのは初夏ですが)に過去問ばかりやってしまうのはどうなの?と思う人もいると思います。
もし、2012年度の問題について、あまりドヒャー状態にならなかった。つまりある程度知っていたり関心のある話だったならば、過去問に固執せずに、色々なトピックについての情報収集をしていくのでも良いと思います。
つまり、自分の関心範囲が自然と符合しているから必要な情報収集が出来るだろう、という理屈です。(もちろん、情報があれば直ちに「良い小論を書ける」ではありませんから、そうしたトレーニングには別の対策が必要ですが。)
むしろ、今回紹介したアプローチを意識してほしいのは、2012年度の問題がお手上げだった人です。つまり、問題に全くなじみがなかったということは、「総合政策学部が関心事項としているテーマ分かっていない」ということだと思うのでまずはそれを知った方が良い、という理屈です。
※注意書き2
もう一つ知っておいてほしいこととして、SFCの小論文問題の性質があります。
SFC小論文における作業には大きく「情報をまとめる」作業と「自分の例に当てはめる」作業の二種類があると言えます。現代文が得意だったり国立大対策をしている人にとっては、前者はとっつきやすい印象です。
2012年度の問題は、比較的前者(情報のまとめ)の重要度が高い問題になりますので、自分がどの部分に苦手意識を感じたかについても、思いを巡らしてもらえればと思います。
これはいずれ独立したトピックとして紹介できればと思います。
いずれにせよ、「自分の現状をよく分析して最良の勉強方法を選択する」それが一番重要であることには、疑いの余地はありません!
Do Your Best!