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東京都港区三田の英語専門塾LogosIESは2020年よりオンライン塾となりました!SFC英語SFC小論極めたい受講生を募集しています。こちらのブログのSFC総合政策学部英語解答予想速報以外は過去記事のみになっております。

こんにちは!

ロゴスIES小論科の高橋です!

 

今日は前回ブログでお話しした、青山学院大学総合文化政策学部B方式の小論文試験について、またお話ししようと思います。

 

前回話したのは、この小論文の問題ではいつも「文化とは本来は資本主義的なものと相容れないものである、けれど資本主義的な社会に文化的なものは必要であり、なぜ必要なのか、どうしたらそれをできるのか。がテーマになっているということでした。

 

ではこれをどのように対策することができるのでしょう。

実際にそれを言葉にしてみることが必要です。

自分の好きな音楽や芸術、映画や文化的なその他の活動はなぜ人間に、地域に、国に必要なのか。

これを自分の目線で語ることができるようになるのが重要です。

 

例えば資本主義的な社会では、各人が経済的な利益を最大化する価値観の元に行動すると言われています。

 

でも皆さんがディズニーランドへ行ったり、好きなバンドのライブに行ったり、映画を見に行ったりするのはなぜなのでしょうか?

 

好きだから?人と会えるから?遊びたいから?

 

それだけでは説明が足りません。なんで好きなのか?なぜ人が集まるのか?なんで遊びたいの?

それを考えなければ、経済的な価値観に収まらない、文化的なものがもたらす”本当の利益”を考えることは不可能です。

 

ある文化的な作品や場所、街やメディアがそれぞれどのような機能を果たしているか、社会にどのような利益をもたらしているかはそれぞれに分析することができます。

 

まずは皆さんに身近な文化がどのような利益をもたらしているかを考えてみてくださいね!そこから文化がもたらす”本当の利益”が見えてくるはずです。

 

では、さらに青山総文はその文化の”本当の利益”をどのように社会にマネジメントしようとしているのか?

それはまた次回に!

 

ロゴスIES小論科 青学総文担当 高橋

こんにちは。

前回、
「どうやって2012年度の問題を攻略すれば良いか!?」
という一番気になるところで終わっていたと思います。

「答えは次回!!」なんて言ってしまったので、あたかも僕が確固たる解答をもっているかのような感じがしてしまいますが、申し訳ないことに、「サルでも分かる必勝法」などがあるわけではありません。(ガッカリしないで~)
とはいえ、「何もない」では怒り心頭だと思いますので、僕なりのアプローチの仕方をお伝えします。

先に結論を言ってしまうと、

1.過去問をしっかりと理解する
2.過去問が取り扱ったテーマについて最新の関心事項を押さえ、自分なりの見方を作っておく


この二点が、一番重要だと思います。

えっ、ありきたりだなぁって?まぁまぁそう言わずに。
「何故それが重要なのか」を知っているのと知らないのでは勉強の効果がかなり変わってくると思います。
以下でそれを説明します。


1.過去問をしっかりと理解する

僕が、総合政策学部対策において必ず強調すること。
それは「SFC小論文の最良の教材は過去問である」ということです。

総合政策学というのは、従来の「政治経済学」と「国際政治経済学」の知識をベースとして、新たな視点を取り入れていく学問だと言えます。ですから極端な話、この2つの入門書をしっかりと読んでその射程を頭に入れておけば、
「えーっそんな話全然知らないよ!」というテーマが出ることはありません。

ですが現実問題として、他大学も同時に目指しつつ、部活もやりつつ、恋もしつつ…底引き網方式で全ての勉強など出来ない受験生が98%を占めると思います。
(「暇だなぁ」と思っている受験生の方は是非網羅してみてください。その場合、小論のテーマはよく把握できると思いますが、この時期に「暇」を感じている状況に問題があるということだけ、そっとお知らせしておきます。笑)

ではどうすれば、最小限の労力で最大効率の勉強が出来るか。それはしつこいですが、過去問を勉強することです。
過去に取り扱われたテーマが、とりもなおさず総合政策学部が一番関心を抱いているテーマだからです。
「何故そのテーマが重要なのか」を考えながら勉強することで、SFCのトレンドが段々と見えてくると思います。

例えば、2011~13年度の問題は、一貫して「国家の今後」に関する出題になっています。
社会を俯瞰して、「日本はこれからどうしていくべきか」を考える習慣や能力が期待されていると言えます。


2.過去問が取り扱ったテーマについての最新の関心事項を押さえる

とはいえ、過去問を勉強するだけでは、取り組む方法は分かっても次の出題に備えることが出来ません。そこで、過去問によって出題されたテーマについての、現在の動向をチェックしておくと良いと思います。

たとえば、2002年には、資本主義・産業社会をキーワードとしつつ企業の役割が問われています。これの「今はどうなっているんだろう?」にあたるのが、2012年度問題の資料1~3です。

また、2003年には、新渡戸稲造の武士道を引用しつつ「現在の日本がいかなる国であるのか、歴史を踏まえつつ、優れたところや悪いところ、問題点、これからの展望などについて具体的な事例を踏まえつつ外国の人に説明せよ」という問題が出題されました。
これは、2013年の「『日本の針路』ついてのスピーチ原稿を書く」という問題と非常に似ています。

この2つのテーマはともに11年ごとに出題されています。
(勿論、部分的に類似しているテーマなどは各年度それぞれに登場しますが…)

これは単なる偶然でしょうか?

あくまで僕の考えですが、答えはNO!です。
SFCは世界のトレンドを常に意識している(むしろトレンドを作ろうとしている)と思います。
ですから、出題内容も非常に今日的なテーマです。とはいえ、毎年のように同じテーマを出していたら対策が一様になり、受験生の出来にも差がつかなくなってしまいます。

そこで、1つのトピックに関しては、ある程度の期間を経て、「問題意識の次元が転換した頃」に再び出題されるのではないでしょうか。
そう考えると、今日の社会を取り巻いているテーマの中で、過去に全く存在しなかったものというのはなかなか無いと思います。むしろ、過去に話題になったトピックがある技術や出来事をきっかけに姿を変えたり、次のステップに進んだり、という方が多いような気がします。

総合政策学部の取り扱うテーマについては、全て(といっても過言ではないくらい)政府の政策に盛り込まれていますから、過去問を解いたあとに省庁のHPを見てみたり、時事のまとめ本を見てみたりすることで、今のトレンドが押さえられると思います。

そのあたりのものに目を通しつつ、「自分ならどうするか」を考える習慣をつけてみてはいかがでしょうか。


国際政治経済学の教科書としては、以下のようなものがあります。
国際政治経済学・入門(有斐閣アルマ)

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※注意書き1
「過去問さえ勉強すれば大丈夫!」というわけでは、もちろんありません。
この時期(この記事を書いているのは初夏ですが)に過去問ばかりやってしまうのはどうなの?と思う人もいると思います。
もし、2012年度の問題について、あまりドヒャー状態にならなかった。つまりある程度知っていたり関心のある話だったならば、過去問に固執せずに、色々なトピックについての情報収集をしていくのでも良いと思います。
つまり、自分の関心範囲が自然と符合しているから必要な情報収集が出来るだろう、という理屈です。(もちろん、情報があれば直ちに「良い小論を書ける」ではありませんから、そうしたトレーニングには別の対策が必要ですが。)

むしろ、今回紹介したアプローチを意識してほしいのは、2012年度の問題がお手上げだった人です。つまり、問題に全くなじみがなかったということは、「総合政策学部が関心事項としているテーマ分かっていない」ということだと思うのでまずはそれを知った方が良い、という理屈です。

※注意書き2
もう一つ知っておいてほしいこととして、SFCの小論文問題の性質があります。
SFC小論文における作業には大きく「情報をまとめる」作業と「自分の例に当てはめる」作業の二種類があると言えます。現代文が得意だったり国立大対策をしている人にとっては、前者はとっつきやすい印象です。
2012年度の問題は、比較的前者(情報のまとめ)の重要度が高い問題になりますので、自分がどの部分に苦手意識を感じたかについても、思いを巡らしてもらえればと思います。
これはいずれ独立したトピックとして紹介できればと思います。


いずれにせよ、「自分の現状をよく分析して最良の勉強方法を選択する」それが一番重要であることには、疑いの余地はありません!Do Your Best!

・2018年入試に向けての直前講座の過去問研究(高3生、高卒生)に関して英語・小論文ともに若干の空きが御座いますのでお問合せお待ちしております。

 

・高2小論文は現段階で慶應小論文スタートアップのクラスは3名の空きがあります。

 

下記メールアドレスまでお早めの問い合せお待ちしております。

※地方や海外の方でのスカイプ電話でのサポートもさせて頂いております。ご相談下さい。

 

ロゴスIES教務

logosies1985@gmail.com

 

こんにちは!
今日は、授業で扱った総合政策2012の小論問題について見ていきたいと思います。

この年の問題を見て、

「うわ、総合キツっ。環境の方が実感あるし楽だわ」

と感じた人も少なからずいるはずです。それは何故か。

世の中の動向に関心をもってニュースなどを見ている人にとっては、どれも身近なテーマかもしれませんが、学校生活をエンジョイしている一般的高校生(僕がそうだったのですが…)からしてみると、「へぇ~そういうもんなのか~」と、ポワワン顔になってしまいます。

その一因は、まさにグローバリゼーションという概念にありますし、それがこの年度のコアと言っても良いと思います。ちょっと詳しく考えてみましょう。

グローバリゼーションとは、

「社会的あるいは経済的な関連が、旧来の国家や地域などの境界を超えて、地球規模に拡大して様々な変化を引き起こす現象」(『知恵蔵』2007より)

と説明されています。

これを見ると、「で、それって具体的にはどういうこと?」となると思います。


例を挙げます。

国家の枠組みを超えて地球規模へ、という流れとして一番分かりやすいのは環境問題だと思います。
中国で汚染された大気は、国境でとどまることなどせず、朝鮮半島や日本列島に押し寄せます。温室効果ガスを排出したのがたとえ一国であっても、温暖化の影響を受けるのは全世界です。こういった事情から、環境問題はグローバルイシューとして考えられ、地球規模の取組みが行われています。

多国籍企業の活躍も良い例です。一国の経済はもはや一国の活動によっては決まらなくなりました。
輸送や情報通信技術の発展によって、企業が世界中のどこでも自由に活動できるようになり、母国以外にいくつも拠点を構え、他国の経済に影響を与える力を持っっていったからです。(勿論、税制や規制などの問題は国によって異なりますが…)

「環境」「ビジネス」という全く違うジャンルにおける現象ではありますが、「グローバリゼーション」という観点では共通しています。このように、特定の分野においてではなく、様々な分野において「国境を超えて地球規模になっていく」現象をひとまとめにしたものが、「グローバリゼーション」という概念なのです。

ですから、「グローバリゼーションについて考えよう!」と一口に言っても、とてもじゃないけど一言では語りきれません。どの主体に注目するかによっても(国・企業・個人などなど…)、どの切り口から見るかによっても(政治・経済・文化などなど…)、説明の仕方が変わってきます。

その結果、それぞれに視点も立場も異なる資料を5つも読まなければならない、というしんどい状況になっているのだと思います(ひえ~)

実際、

資料1.産業の軸となる主体
資料2.日本の産業構造
資料3.資本主義社会の変化
資料4.地域協定
資料5.民主化


と、どの資料を読んでみても、それまで興味のなかった人にはなかなかとっつきにくい分野だと思います。

では、どうやってそんな魔境を攻略すれば良いのでしょうか!?




答えは次回!!(え~っ)


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ちなみに、今日の授業レジュメをちょっとだけ公開!

1.ウォーミングアップ
・最近関心を持ったニュースあるいは本は何か?
・おさらい:SFC小論の大事なポイント2つとは?どうか      

2.では2012年度の問題に移りましょう(残念ですが、今日はほぼ国語と社会の授業になります)
① 各資料を読解しましょう
・1人1資料を担当して解説
・もう少し解説が必要なものについて、補足で確認
 資料1:クラウドファンディング(HP)
 資料2:モジュール化(補1)、ハイテクパーク(HP)、グローカル化(補5)
 資料3:田中明彦(元東大副学長、現JICA理事長)『新しい「中世」』(補2)
 資料4:FTA(EPA)の潮流と日本(補3)
 資料5:アラブの春(補4)

② 問1を確認しましょう
③ 問2を確認しましょう…どんどんアイディアを出し合うパーティ

「総合政策って何!?その1 (総合政策学部2010)
昨日に引き続き、早速第1回をお届けしたいと思います!

いきなりですが質問です。

SFC受験生の皆さん、そもそも「総合政策」って何か分かっていますか?


指導をしていて気がついたのは、一番基本的な「総合政策学部が何を勉強するところなのか」を、曖昧にしか理解していない人が非常に多いことです。でもそんな状態で、総合政策学部の理念に沿った良い論文なんて書けるはずがないと思いませんか?理念が分からないんだから。

そんな方にオススメなのが、2010年度の総合政策学部の問題です。

この年度の問題では、資料1で「総合政策とは何か?」についての学生と教授の対話文が掲載されています。これがパンフレットよりも分かりやすくてなんともご親切です。

問題文や回答の添削に沿った解説などは他のブログで沢山やっていますから、僕はこの資料の要点について説明していきます。要するに…

(1)「政策」とは:「ガバメント」ではなくて「ガバナンス」
(2)「総合」とは:「諸科学横断主義」=「問題中心主義」
(3)大切なことは:「問題の構造化」と「解決策の検討」



この3点が、総合政策学部の基本的な考え方です。ここが分かっていない人は、どの年度の小論文を書いても的外れになってしまうので、ちゃんと読んでください。

今日は、このうちの(1)の解説をします。

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(1)ガバナンスって何?

元来、政治は「中央政府(ガバメント)」が行うものでした。そして政治の役割の一つは、社会を正常な状態で維持すること(言い換えれば、社会問題を解決すること)です。

ところが、現代にむかって社会の構造が複雑になってくるにつれて、政府の行う政治だけでは社会の問題を解決することが出来なくなってきました。

この最たる例が2010年のテーマになった「介護労働者不足問題」です。

「自力で生活出来ない高齢者をサポートする人がいない」のは大きな社会問題ですから、当然政治によって解決されなければいけません。

ではどうするか。極端な話をすれば「政府が必要な人員を全員公務員として雇って訓練する」ことが出来ればこの問題は解決してしまうわけです。


でもそんなこと出来るわけないのは分かりますよね。

・政府には全員を雇うお金もないし、訓練する技術も人もいない。
・地方によって高齢者の人数や事情も違う。しかもそれらを把握しきれない。


これはともに「中央政府の能力だけでは、現代の問題を解決できない」ことを表しています。

そこで、政府以外の色々な登場人物が必要になってきます。
法人…人を雇って訓練して、実際の介護活動を担う
地方自治体…地方ごとの情報や事情を把握して、その地域にあった政策を決定する
NPOやNGO…上記活動から漏れてしまった人たちを支えたり、穴を埋める
コミュニティ…高齢者の家を訪問したり、地域で支えるボランティアを行ったりする

というように、それぞれの組織だからこそ出来るアプローチを組み合わせて、1つの問題の解決にあたるわけです。中央政府にできることは、これらの活動が最大限有効になるように、制度を整備してあげること(つまり方向性をしっかり示して、レールを敷くこと)くらいです。こうした統治方法をガバナンスと呼びます。


そして総合政策学部は、現代社会は「ガバナンス」によって統治されるしかないと考えています。

この考え方に沿って見るならば、
・「政府による診療報酬の引き上げ」は、中央政府(ガバメント)による政策の限界と見ることができます。
・そして、各主体の活動をサポートする制度整備を行っていない点が、批判されなければいけません。

ex.)離職理由や不満を見ると「経営者の能力不足」が介護労働者不足の大きな要因になっていることは確実である。であれば、能力開発の為の制度支援を行わなければ、報酬を上げても離職解消にはつながらない。

問題の順番が前後してしまいますが、

これが、問3の回答(A党の政策提言へのコメント)の基本方針になってきます。
「診療報酬引き上げ」を肯定的に論じて終わってしまっている回答は、「基本理念を理解していない」と見られかねないので、気をつけた方が良いですよ。

<回答例>
私は有効でないと考える。何故なら、資料2表1から介護業界の人材不足が高い離職率を原因としていることが分かるが、資料2表3・4より、その原因が賃金だけにあるとは言えず、たとえ介護報酬引き上げがなされたとしても離職率が直ちに減少するとは考えにくいからだ。むしろ労働環境の改善勧告及び支援、人材教育の制度支援などを通して事業所の自助努力を促し、離職原因となっている不満を減らすよう努めるべきだ。(190文字)






また後日紹介しますが、「ガバナンス」の概念をしっかりと理解しておくことで、総合政策学部が期待している「回答の指針」が自然と見えてくる場合が数多くあります。
(逆に言えば、この部分が分かっていないと見えてこないということです。)


【推奨する課題】
自分が知っている社会問題を、この視点で一度分析し直してみてください!



ロゴスタガヤス!


※次回は、(2)「総合」とは:「諸科学横断主義」=「問題中心主義」の解説です。お楽しみに!