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東京都港区三田の英語専門塾LogosIESは2020年よりオンライン塾となりました!SFC英語SFC小論極めたい受講生を募集しています。こちらのブログのSFC総合政策学部英語解答予想速報以外は過去記事のみになっております。

今年も2月10日にある青山学院大学総合文化政策学部B方式入試の予想問題を作成してみました!

ぜひ試験前に力試しに解いてみてください!

 

 

 

 

 

 

 

青山学院大学総合文化政策学部入試B方式

 

 2018年度 小論文 予想問題

 

 

 以下の問題文は19世紀から20世紀にかけて活躍したドイツの哲学者カール・ヤスパースに関するテキストである。テキストAはヤスパース自身が書いたテキスト(カール・ヤスパース『哲学Ⅱ』)である。テキストBはその解説である。これらのテキストを読み、設問に答えなさい。

 

 

 

【A】

 

 私が常に諸状況の内にあること、私は闘争や苦悩なしには生きていけないこと、私は負い目を自分に引き受けざるを得ないこと、私は死なねばならないこと、そのような状況を私は限界状況と名付ける。限界状況は不変であり、ただその現象においてのみ変化する。我々の現存在に関連させられると決定的となる。限界状況は見通すことができない。そして我々の現存在はその背後にもはや何ものも見ない。限界状況は我々が突き当たり挫折するような壁のような者である。限界状況は我々によって帰ることができず、ただ明瞭にされ得るだけである。ただし、それを他の者から説明したり導き出したりすることはできない。限界状況は現存在自体と主に存在する。

 

 限界とは他の者が存在することを表現するが、同時にこの他者が現存在の意識にとって存在する者ではないことを言い表している。限界状況はもはや意識一般にとっての状況ではない。その理由は、意識は認識しかつ合目的的に行動する者として限界状況を単に客観的に取り扱うか、あるいは回避し無視し、そして忘却するにすぎないからである。意識一般派限界の内部にたまっており、その根源に問いながら近づくことすらできない。なぜなら、意識としての現存在は差別を理解しないからである。それは限界状況に襲われることがないか、もしくは開明することなき現存在として如何ともしがたい状態でうつろな物思いに沈められていくのである。状況が内在に溜まる意識に対するごとく、限界状況は実存に帰する。

 

 

 

【B】

 

  実存主義の代表的哲学者の一人、カール・ヤスパースはキルケゴールの影響から、自身の哲学をスタートしている。キルケゴールといえば、ヘーゲルに対する批判から「実存」という概念を創始した哲学者だ。「実存」とは「現実に、私がここに存在する」ということである。

 

 その考え方からは、ともすると孤立した内省的な人間像を想像しがちだ。私はここにいる、其れだけが確かなことであれば、他の人と関わることにどんな意味があるのかという考えに達しがちである。しかしヤスパースの考えではそれは違う。

 

 ヤスパースは、外の世界を知り、自分というものを客観的に捉え直すことで、自分という実存を認識することができると説いた。

 

例えば、映画『トイ・ストーリー』で、ウッディをはじめとするおもちゃたちは、自分がおもちゃであることを認識しているのに、バズだけは最初、自分のことを宇宙のヒーローだと思い込んでいる。バズは、自分のことしか見えていない。それは実存ではない。

 

 やがてバズは、偶然目にしたテレビCMで、自分が大量生産され、スーパーに並んでいるおもちゃの一つであることを知って、大きなショックを受ける。つまり自分は特別な存在だと思っていたのに、どこにでもいるその他大勢の一人にすぎないとしって、挫折を味わうのだ。

 

 しかし、バズはその挫折を克服し、スーパーで売られている同型のおもちゃはたくさんあっても、今ここにいる自分は、他のどのバズとも違う。世界に一つしかない自分だと気づく。それがつまり、実存というものである。

 

ヤスパースは、実存とは他者の「交わり」の中でこそ形成されるという立場に立った。

 

 このように、ヤスパースの実存主義は、実社会との関わりを掘り下げた者となっている。例えば「限界状況」という概念。人間の性は、必ず国家や時代によって制約を受ける。その中で、死、苦悩、争いなど、人間によって胃乗り越えることが難しい制約を、ヤスパースは限界状況と呼んだ。

 

 そのような「限界状況」にぶつかった時に、そこから逃避しようとすると、自分という者を見失ってしまう。むしろ、そうした状況を受け入れ、積極的に立ち向かっていくことによって、人間は本来あるべき生に目覚める。

 

 この時人間は超越者に出会う、とヤスパースはいう。この場合超越者とは、苦境から救済してくれる神のことではない。「超越者=世界全体」ともいうべき者で、自分ではどうにもならない壁に直面することで、人間は理性の限界を知り、世界の全体を合理的には認識できないと自覚することになる。

 

 

 

問1 テキストA、Bどちらも読んだ上で、ヤスパースの主張を200字以内で要約しなさい。

 

問2 問1で要約したヤスパースの主張に対する論理的な反論を200字以内の日本語で述べなさい。

 

問3 問1と問2を踏まえた上で、あなたはどちらの立場に立つか表明し、それを現代の具体的な事例をあげながら300字以内で展開しなさい。

 

 

 

ロゴスIES 小論科

 

 

 

本のはじめにの部分を書きますが、自分が選んぶ文章をどういう順番に並べるかを考えてみよう!

それで一体何が言いたいのか。

これが納得いってから問2の選ばなかった理由を書いた方が一貫性が出ると思います。

 

自分の課題と研究会をどう絡めるかがポイントです。環境2015、2016と同様、問題発見解決系とみることもできますが、研究マインドも問われていますね。

 

環境2010→環境2011

環境2015、16→環境2017

と近い変化を個人的には感じています。

 

 

そして問題発見、解決案みたいなものを準備していても総合政策的な「それがどうして問題なのか」的な問題の構造分析が解答の中でも作れた方がいい気がします。

 

 

研究会の資料の秋山研究会と今井研究会を考えてみます。

 

例えばコミュニケーションの問題に取り組むので秋山研究会に入り、、とか、心地よい人間関係は人によって違うので認知科学を今井研究会で取り組み、くらいだと少し浅いですよね。

 

しかし、両研究会とも研究内容に関する記述が非常に少ない中で例えば秋山研究会では問題設定の枠組み(問題発見の構造化)など研究の土台になるような分析や価値観の重要性みたいなこと

に触れています。

 

元気のある人や社会の実現へ向けてのコミュニケーション。果たして私にとってはどんな社会が?どんなコミュニケーションが?と絡めてみるのも一つの深め方ですね。

 

個人的にはこの辺は総合2011の新しい日本の設問と絡められるかもと思っています。

 

自分の問題設定や解決案などにSFCの研究マインドをたした結果、新しい研究や新しい発見に繋がるかワクワクします!

 

ロゴスIES小論科

(写真は総合2017因果と相関のメモより)