勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式 -7ページ目

勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式

ハイテク業界での経験を生かしてブログを書いてみることにしました。自動制御、ロボット、防衛兵器、画像処理装置、人工知能、組込みソフトウェア等、このような製品を担当したとき、どのような行動を取ればよいのか自問自答も含め展開してみたいと思います。



久しぶりの更新です。

本当に忙しい日々が続き、

仕事以外手が付かない日が続いています。

それでも、ここを久しぶりに更新しようと思いました。

最近、ちまたでよく聞く、もしドラです。

書籍売り上げ年間ランキング第1位だそうです。

岩崎夏海氏著
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
¥1,680
Amazon.co.jp

昨年の時点で、推定売り上げ部数は121万1835部。

筆者は、今から10年以上も前にドラッカーの論文に触れ

この作者の岩崎氏と同様、

衝撃を受け、また、ドラッカーの考えに感動したものです。

しかし、巷で、この本を読まれて

本当に、成果に結びつくアクションが取れるか

読者すべてがエグゼクティブになれるか

というとそうはいかないと思う次第です。

例えば、ドラッカーは、全ての商品は

年月とともに陳腐化する。というようなことを述べているわけですが。

「なるほど、全ての製品は陳腐化するのか。」

「確かにそうだな。」

で終わってしまっては、そこから戦略も戦術も生まれないわけです。

そこまで、酷くなくても

筆者の琴線に触れる偉大な言葉

『成果をあげるためには、強みを生かさなければならない。
弱みに目を向けてはならない。。。。』

『優れた人事は人の強みを生かす。

・・・結果を生むには利用できるかぎりの強み、

すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを動員しなければならない。

・・組織といえども人それぞれがもつ弱みを克服することはできない。

しかし組織は、人の弱みを意味ないものにすることができる。

組織の役割は、一人ひとりの強みを共同の事業のための

建築用ブロックとして使うところにある。』

と著書に書いてあるわけですが。

これは、「なるほど強みを生かせば成果は上がるのか。」

という、そんな甘いものではありません。

この強みを生かすという言葉の中には

もの凄い圧力が加わっているのです。

甘い考えで、強みを生かすことはできません。

もちろん、強みを生かせなければ

成果は上がらないのです。

この時代、小さなパイを多くの者が奪い合うときです。

こんなときこそ、強みを生かすことによって

案件を獲得したいと考えている経営層も多いのではないでしょうか。

(続く)










たまたま、得意の音楽の領域で、
よい例が、あったので、

個人的なコメントも含めて

勝てるマーケティング戦略の事例として
書いてみたいと思いました。

音楽は、なんと日本の歌謡曲なのです。

この狭い領域での
マーケティングを行なう理由はたぶん、

曲の歌詞が日本語だからでしょうが、

これを英語にして同じ戦略を使ったら

更に世界的なヒットになるでしょうね。

それでは
説明を試みてみますが、

このマーケティングを考えた人は

多分宣伝の天才ですね。

日本のゲッベルズだと思いました。

(※ゲッベルズはナチスドイツの宣伝相、
ナチスでプロパガンダ担当した20世紀最高の
宣伝の専門家であった)

さて、宇多田ヒカルの

「Goodbye Happiness」ですが、


商品としての楽曲として、

歌詞、メロディ、映像、

三位一体で素晴らしい上に

プラスアルファで、

現代の音楽産業が抱えている大きな問題、

デジタル化の流れを逆手にしてある意味、

Youtubeを利用して

自分の著作物の拡販増大につなげています。

不特定多数に映像を配信するのに、

Youtubeほど優れたツールはないですね。

現代のユービキタス推進化ツール。

(※ユビキタスは英語のユービキティの名詞形ですが
ユービキティは神が偏在していることを指す言葉。
神が遍在するがごとくネット接続が
どこでもできるというところが語源です。)

まぁ、このPV先鋭的なアメブロの読者や書き手なら

とっくにご覧になられていると思いますが

一応、これですね。

http://www.youtube.com/watch?v=cfpX8lkaSdk
宇多田ヒカル - Goodbye Happiness

このPV自体、

作りも、

ものすごくて観ていて鳥肌ものなんですが

良く練られています。

というより完璧です。

まず、気がつくのが

このYoutubeを利用して流しているPVの左下には

UTUBEと自らYoutubeに上書きしてるのです。


勝つ拡販戦略、克つ営業戦略、勝利の方程式


ですから、

この映像をどのように切り取っても

UTUBEのライツであると主張しているのです。

さて、それより凄いのが
このPVの構成ですが、

宇多田光氏の監督としての
才能を惜しみなく披露しています。

長回しの一発撮りみたいで

なんとなく素人っぽい作りになっていますが

まったく作った人は素人ではないですね。

筆者から言わせれば悪魔のようなやつです。

1つの大事なポイントは

このPVはパソコンで観る視聴者のために
作られているのです。

そのために、歌手である宇多田ヒカルは

画面の中央に位置して、

真正面を見つめ、

あたかも、視聴者のために

もとい、視聴しているあなたのために

歌ってくれているように

錯覚を呼ぶように作られています。

ですから、

Youtube推奨の全画面表示で
PCディスプレイに大写しで視聴すると、

まるで、宇多田ヒカルとテレビ電話で
やり取りしているような気分にさえなってしまうのです。

さらにプラスアルファとして、

PVの後半では、

目の前でI LOVE you と
スケッチブックに書いてメッセージを

鮮烈に打ち出してくるのです。

物凄い技です。

これで、もし、売れなかったら、
筆者は驚いてしまいますが、

なんと言っても確実に売れ続けているようです。

多分、年末の11月にリリースしたのに

今年、一番の売り上げを計上するでしょう。

正直なところ

このCDの企画は

一年間、練りに練ったのではないでしょうか。

CDが一番売れる時期に

2枚組のベスト盤を出す。

2010年最高のヒットを狙う。

これでしょう。

完全に感服しました。



このブログなかなか更新できませんね。

なんとなく忙しい日々に追われています。

1日経って家に着くとぐったりして

なにもできないという状態です。

「売れない時代の営業戦略」を

書こうとしていましたが、

実際のところ、

自分自身が、「売れない時代の営業戦略」を
実行している最中で

ここに書くまでに至っていない

という感じでしょうか。

どちらにしても、

実際に需要がある所に

お金が行き渡っていない上に

需要が生まれる新卒の就職が

50%の状態ですから、

現在ある需要は

絶対に必要な食料品(それもどんどん安いものにシフトしています)

医療関連、

義務的発生する経費類(結婚式や葬式など)

それと、無理やり作った需要、

官公庁からのオーダー、
ならびに助成金がらみの特需ですね。

この中でもっとも、

景気に効果的なものは

官公庁からのオーダーですから

いかに公共事業が大事かわかるものです。

このような状況下では、

ランチェスター戦略もドラッカーの理論も
限定的に作用するので

もう一味、

ある意味、最大限がんばって、

もう限界というときに

さらにもう一息の

プラスアルファの努力

が必要になってきます。