久しぶりの更新です。
本当に忙しい日々が続き、
仕事以外手が付かない日が続いています。
それでも、ここを久しぶりに更新しようと思いました。
最近、ちまたでよく聞く、もしドラです。
書籍売り上げ年間ランキング第1位だそうです。
岩崎夏海氏著
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)
- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
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昨年の時点で、推定売り上げ部数は121万1835部。
筆者は、今から10年以上も前にドラッカーの論文に触れ
この作者の岩崎氏と同様、
衝撃を受け、また、ドラッカーの考えに感動したものです。
しかし、巷で、この本を読まれて
本当に、成果に結びつくアクションが取れるか
読者すべてがエグゼクティブになれるか
というとそうはいかないと思う次第です。
例えば、ドラッカーは、全ての商品は
年月とともに陳腐化する。というようなことを述べているわけですが。
「なるほど、全ての製品は陳腐化するのか。」
「確かにそうだな。」
で終わってしまっては、そこから戦略も戦術も生まれないわけです。
そこまで、酷くなくても
筆者の琴線に触れる偉大な言葉
『成果をあげるためには、強みを生かさなければならない。
弱みに目を向けてはならない。。。。』
『優れた人事は人の強みを生かす。
・・・結果を生むには利用できるかぎりの強み、
すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを動員しなければならない。
・・組織といえども人それぞれがもつ弱みを克服することはできない。
しかし組織は、人の弱みを意味ないものにすることができる。
組織の役割は、一人ひとりの強みを共同の事業のための
建築用ブロックとして使うところにある。』
と著書に書いてあるわけですが。
これは、「なるほど強みを生かせば成果は上がるのか。」
という、そんな甘いものではありません。
この強みを生かすという言葉の中には
もの凄い圧力が加わっているのです。
甘い考えで、強みを生かすことはできません。
もちろん、強みを生かせなければ
成果は上がらないのです。
この時代、小さなパイを多くの者が奪い合うときです。
こんなときこそ、強みを生かすことによって
案件を獲得したいと考えている経営層も多いのではないでしょうか。
(続く)