駅から、食事のために移動しました。

その途中で、田んぼからの蛙の大合唱を初めて聞き、とても感動しました。
これが夜にしか聞けないとすると、前日から新潟に来て本当によかったです><

そして、今まで食べた中で、一番美味しいお寿司をいただきました。
(ごちそうさまでした(-人-))

お寿司とは、こんなにも様々な味がして、また具ごとに切り方もこんなに違うのだなぁと、ただただ感動しておりました。

そこのお店には、枝物のお花などが生けてあり、心地よい空間を作っていました。

中でも、玄関のそばに、大変可愛らしい苔玉があったのですが、なんと、それらをお土産として、譲っていただきました(>人<)

うまく撮れなかったので写真はなしですが、本当に素敵な苔玉で、手の平にのせていると、器を通して、ぬくもりが伝わってきます(o´∀`o)

避暑地の森に入ったときのような、瑞々しい、いい匂いがします(o´∀`o)


大事にします(✪‿✪)
軽食として調達した「豆狸いなり」の美味しさにおどろきつつ、今年の振り返りなどのおしゃべりをして、新潟県は燕市、燕三条駅に到着しました!

駅には、「凧合戦」に使われる凧が、飾られています。

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明日は、お車らにぃーさん企画の、田植え体験に参加します(^-^)/

せっかくですので、前日の今日の夜から、新幹線に乗って新潟入りします!

東京駅で、軽食も調達し、準備万端です。


「もう帰ろうか...」



そんな私が向かったのは、出口ではなく、ジャグジー(採暖室)でした。

とりあえず、冷えた身体をあたためてから、やり直そうと思ったからです。
諦めきれなかったからです。

と言っても、どうにも怖さはなくならないため、鬱々とした気持ちでジャグジーをでて、再度、1mの飛び板に向かいました。

あたたまったおかげか、多少力みは抜けたものの、やはり1mの飛び板は変わらなく見えます。


そんなとき私の目に飛び込んできたのは、小学校高学年から中学生くらいの女の子が、なんの躊躇もなく、3mから飛び降りる様子でした。

その子は、私がジャグジーに行く前からダイブしていましたが、来て最初の飛び込み前に、付き添いのおじさん(父親?叔父?)が先に飛んでから、その子もダイブしていたのと、30cmから飛び込むのを見たのと、飛び込みのフォームを無視して飛んでいるので、多分今回が飛び込み初回だと思われました。

なのに、何の躊躇もなく、「スーーッ、ザバーーーン」とダイブする姿は、私にとって衝撃以外の何物でもありませんでした。

あまりに驚いた気持ちをつたえるため、私はその子に話しかけることにしました。

私「あなたすごいね!怖くないの?」
女の子「あ、ありがとうございます。登ったときに見える景色は怖かったけど、ノリで飛んじゃいました♡」
私「そ、そうなんだ、いや、本当すごいよ」

その子のおじさんにも、「すごいですね」と声をかけたところ、「いや、こいつ高所恐怖症なんですよ笑」と返ってきました。
女の子は横で「楽しかったー♡」と言っています。
私は、「...練習頑張ります」と言い、元の場所へ戻りました。


そうして、何度も、30cmから飛び込む練習を繰り返しました。
「ノリ・勢いでやれば出来る」 
「恐怖心は、未知に対して起こる。飛び込むのに馴染めば、恐怖心は薄れて飛べる」と仮定をたてて、ただ練習しました。

そして、自然と1mへ挑戦する気になったとき、飛び板へ向かいました。


飛び板の上を歩き、先頭まで進みます。
怖いです。
何度か、行きては戻り、を繰り返しました。
先頭で立ち止まるのではなく、歩いてきた流れで、飛ぼうと思ったからです。
怖くて、「何故こんなことをしているんだ。怖い、嫌だ」という、やり切れない気持ちにもなりました。
先頭に来て、「今なら、飛べる!」という感覚になっても、飛べずに戻ることもありました。

しかし、深呼吸して、肩をだらりと下げ、何度目か先頭にたどり着いたとき、私の脚は飛び板を離れました。
水に向かい、飛んでいました。

そして、水に落ちて浮上しながら、

「やった!
飛べたぁぁぁぁぁああああ‼︎」

と、心の中で歓声を上げ、壁を自ら乗り越えた確固たる感触、嬉しさに、打ち震えながら涙を流しました。

大げさに聞こえるかもしれません。

しかし、「0.3mで終わりにする?」を読んでいただければ分かるように、私は1mから飛ぶのが、本当に怖かったのです。何度も何度も、躊躇を繰り返したのです。動かない身体に、飛べる気配なんて、感じられなかったのです。


だけど、飛べた。


いくらでもやめる機会はあったのに、飛ぶことが出来た。

本当に嬉しくて嬉しくて、涙が出ました。顔がくしゃくしゃになりました。
プールサイドに上がった身体は、ゆらゆらしていました。

飛び込めたときの、水の感触だけでなく、「私はやった」という、大きな塊りのような気持ちを手に入れた感覚は、忘れられないです。
「これは、誰にも盗まれないし誰とも比較できない、私自身が得た確実なものだ」と思いました。
そんな素晴らしい経験は、生まれて始めてでした。




*長々とした記事を、読んでいただきありがとうございます(uu*)
次回で終わりですので、もうしばらくお付き合い下さいませ*


~*~*~*~*~*~

0mが出来たら、次は30cmです。

先ほどは脚がすくみましたが、飛び込んだ後、水中でどうなるかが分かったので、大丈夫だろうと向かいました。

ところが。

30cmであろうと、足場がなくなるのは怖いのです(;_;)
自ら、足場をなくすことなんて、できないのです。

プールサイドからなら、床の続きは水なので気になりませんでしたが、30cmの高さであっても、ふっ、と床が途切れているのは怖いのです。
でも、少しへっぴり腰というか、身体は棒のように伸ばせずに、膝は曲がったままですがなんとか飛び込みました。
フォームを気にしていると、より緊張して飛べないと思ったので、とにかく飛びやすい姿勢で飛びました。
飛び込むというか、荷物を投げ込むかんじ(^^;;言い過ぎ?笑

ダイビングの決まりとして、1m以上から飛び込むときは、ゴーグルやキャップは外します。
つけたままだと、衝撃で外れるからだそうです。
それに慣れるのに、30cmからも外して飛び込みました。

そうしたら、次は1mです。

1mは、硬い床ではなく、しなる飛び板からです。
飛び板の先端までは、行けました。
下を見ます。
怖いです。
脚が動かないです。

1mの飛び板を横から見ると、水面から大して高さがないように見えます。
しかし、飛び板に立つと、1mに身長の分が加わるので、視線は約2.5mの高さなのです。

「よし、今だ」「なんてことはない」「何も思わず飛べばいいだけだ」そんなことも思いますが、でも飛べず。
板の上で立ったままの、謎な人。
(たまに踏み切る動作をする)
段々水着も乾いてくるよう感じるくらい、飛び板の上で躊躇していました。

飛ぼうとすると、「飛んだらこんな風になり怖い」という感覚、というか妄想がでてきて、脚が動かなくなります。
先に、「こうなるかもしれない」という思い込みがあって、それで身体は動かなくなります。
(これは、飛び込み以外の、日常生活でも同じことがある、と思いました)

石のような抵抗心が、身体の内側を満たしていて、これは無理に動かすことはできない、と思えました。

飛び板のゆれを固く調節しても、ライフガードさんから、「ジャンプするのではなくて、そのまま歩いて落ちればやりやすいのでは」と言われてやってみようとしても、飛べませんでした。

飛 び た い。
でも怖い。


お世話になった二人組の、「初回だから、無理しない方がいいですよ」という言葉も頭をよぎります。

「はぁ、飛べない。30cmからだけど、少なくとも飛び込んだのだしもう今日は帰る?ここで帰ったところで、誰にも咎められるわけでもなし」