*長々とした記事を、読んでいただきありがとうございます(uu*)
次回で終わりですので、もうしばらくお付き合い下さいませ*


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0mが出来たら、次は30cmです。

先ほどは脚がすくみましたが、飛び込んだ後、水中でどうなるかが分かったので、大丈夫だろうと向かいました。

ところが。

30cmであろうと、足場がなくなるのは怖いのです(;_;)
自ら、足場をなくすことなんて、できないのです。

プールサイドからなら、床の続きは水なので気になりませんでしたが、30cmの高さであっても、ふっ、と床が途切れているのは怖いのです。
でも、少しへっぴり腰というか、身体は棒のように伸ばせずに、膝は曲がったままですがなんとか飛び込みました。
フォームを気にしていると、より緊張して飛べないと思ったので、とにかく飛びやすい姿勢で飛びました。
飛び込むというか、荷物を投げ込むかんじ(^^;;言い過ぎ?笑

ダイビングの決まりとして、1m以上から飛び込むときは、ゴーグルやキャップは外します。
つけたままだと、衝撃で外れるからだそうです。
それに慣れるのに、30cmからも外して飛び込みました。

そうしたら、次は1mです。

1mは、硬い床ではなく、しなる飛び板からです。
飛び板の先端までは、行けました。
下を見ます。
怖いです。
脚が動かないです。

1mの飛び板を横から見ると、水面から大して高さがないように見えます。
しかし、飛び板に立つと、1mに身長の分が加わるので、視線は約2.5mの高さなのです。

「よし、今だ」「なんてことはない」「何も思わず飛べばいいだけだ」そんなことも思いますが、でも飛べず。
板の上で立ったままの、謎な人。
(たまに踏み切る動作をする)
段々水着も乾いてくるよう感じるくらい、飛び板の上で躊躇していました。

飛ぼうとすると、「飛んだらこんな風になり怖い」という感覚、というか妄想がでてきて、脚が動かなくなります。
先に、「こうなるかもしれない」という思い込みがあって、それで身体は動かなくなります。
(これは、飛び込み以外の、日常生活でも同じことがある、と思いました)

石のような抵抗心が、身体の内側を満たしていて、これは無理に動かすことはできない、と思えました。

飛び板のゆれを固く調節しても、ライフガードさんから、「ジャンプするのではなくて、そのまま歩いて落ちればやりやすいのでは」と言われてやってみようとしても、飛べませんでした。

飛 び た い。
でも怖い。


お世話になった二人組の、「初回だから、無理しない方がいいですよ」という言葉も頭をよぎります。

「はぁ、飛べない。30cmからだけど、少なくとも飛び込んだのだしもう今日は帰る?ここで帰ったところで、誰にも咎められるわけでもなし」