想いの道 ~会長の独り言~ -227ページ目

『波動と運命』

 私達の身体を最小の構成物質まで突き詰めていけば何になるのでしょう?分子?それとも原子?水の分子記号は?そうですね、H2Oです。Hは水素の原子記号、Oは酸素の原子記号。ということは分子より原子の方が小さい粒子になりますね。その原子は陽子と電子からなり、陽子を分解すると中性子、素粒子、クオークになります。そしてエネルギー粒子に転換します。原子は固有の波動を持ったエネルギーの粒子です。エネルギーの塊ともいえます。その原子のエネルギーを一挙に開放したものが原子爆弾です。原子は自然界では原子量1の水素(H)から原子量92のウラン(U)まで、わずか92種しかありません。これらの組合せによって幾億万種の物質に変化します。

 4次元のエネルギーが高度に集中すると、物質の素であるクオークが生まれ、そこから素粒子、中間子、陽子、電子ができて、原子となります。原子が組合わさって、分子をつくり、分子が集合して、物質となります。このように物質とエネルギーは粒子の振動数(波動)が異なるだけで、本質的には同類です。

 波動でわかりやすいのは音の波動です。音は弾性体を伝わる振動で、音波の波動が高くなると電磁波になります。電磁波は振動の荒い長波、中波、短波のラジオ波から、FM波、VHS波、UHS波,UHF波のテレビ波となり、更に振動が高くなると宇宙衛星に利用されるマクロ波となります。

 それより更に振動数が多くなると光の波動になります。光は振動数によって遠赤外線、赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマー線、宇宙線と変化してゆきます。波動が更に高くなると原子、分子、物質となり、エネルギー粒子へと進んでゆきます。エネルギーの振動が非常に高いものが、『心』『霊魂』『神仏』のエネルギーだと推測されています。

 あの般若心経の中に『色即是空、空即是色』という有名な言葉があることは皆さんもご存知でしょう。心経では、見える物質世界を『色』、見えないエネルギーと心の世界を『空』といっています。『空』とは無いとか空しいと言う意味ではありません。目には見えないけれど、すべての物を創造するエネルギーが満ち溢れた空間です。『色』(物質)は『空』(エネルギー)により創造され、『空』(エネルギー)は『色』(物質)に変化するという意味です。これをわかりやすくいうと、強く思った心のエネルギーは物質に転換すると言う事です。運命の原因は、その人が思ったこと、行った事、人の心を傷つけたことなどから発生します。人が心で強く思うと、念波というエネルギーが大脳から発射されます。電磁波と同じ性質を持って、発信、伝播、同調、共鳴、共振し、またレーダーのように目標にあたって反射して元にかえる特性があります。したがって荒い波動、即ち「怒り、憎しみ、恨み、嫉妬、強欲、不平、不満、イライラ、悲しみ、エゴ」などの持ち主には「不幸、不運、苦しみ、悲しみ、悩み、身体の不調」などが現象として現われてきます。逆に「親切、奉仕、感謝、思いやり、明朗、素直な心」は波動が細やかで神の波動に近く、神仏のご加護を受けやすく、更に進化して「無我、悟りの境地」に近づくと神仏の波動と同調して、物心ともに豊かな生活をおくることができます。

 『祈』という文字は、偏が「ネ」、旁が「斤」ですね。これは「神」に「近」づくという意味なんです。「神」に「近」づくとは私達の波動を高めて(細やかにして)神仏の波動に近づくと言う事なのです。このことをシッカリ心に留め置きましょう。星に利用されるマイクロ波となります。