『第4章 子どもはみんな詩人です』
第4章 子どもはみんな詩人です
『このなかに夕焼けがあるね』 (2歳・男)
お正月、実家に帰ったとき、初めてコタツに入った息子。布団を何度もめくるので、「なにしてるの?」と注意をした時のひと言。なんだ、夕焼けを何度も見ていたんだ。(30歳・女)
『おめめにカギがしまってる!』
今15歳の娘が2歳のとき、朝、起きて目やにがこびりついて、目が開かない状態にあい、思わずもらしたひと言です。ビックリしたでしょうね。(女)
『今ね、おしりがためいきついたの』 (3歳・女)
音のでないおならをしてひとこと。(31歳・女)
『遊ぼう、遊ぼうって、お外が呼んでるの』 (8歳・女)
小学2年の娘は毎日、外で遊んでばかり。頭にきて私が「家で勉強しなさい」と怒ったら、こんな言い訳をしたんです。「馬鹿なことを言うな!」と思ったけれど、そのうちおもしろく感じられてきて、最後は「まあ、いいか」。(30歳・女)
『寝坊したんでなくて、見る夢がたくさんあったの!』 (5歳・男)
朝、起きられないのを注意したら、こんな言葉が返ってきました。いつまでも楽しい夢を見つづけていてね。(40歳・女)
第5章 このひと言にホロリ・ドキリ・クスリ
『おばあちゃん、顔、取替えたの?』 (3歳・男)
おばあちゃんの昔の写真をみたあとで。みんなで大笑い。(36歳・女)
『おじいちゃんは、昔、おばあちゃんだったの?』 (4歳・男)
私がフルタイムの仕事を持っているので、家事はおばあちゃんの分担でした。そのおばあちゃんが昨年、他界。おじいちゃんが家事を担当することになったものですから、このような息子のひと言が生まれました。子どもの目には家事は本来、女性がやるものと映っているのでしょうか。(31歳・女)
『ぼく、子どもの頃、ビー玉ふたつ飲みこんだかなぁ』 (6歳・男)
おチンチンを触りながらのひと言。トイレでウンチをたくさんした時なども、「あー、もう少しでお尻が爆発するとこだった」と笑っています。(30歳・女)
『苦労してたんだ、ぼく』 (6歳・男)
「パパとママが結婚の時、ぼくはどこにいたの」ときく次男に、主人が「橋の下で泣いていたので、かわいそうだから拾ってきてんだ」と答えました。次男はしばしの沈黙のあともらしたひと言でした。(34歳・女)
まだまだ一杯。貴方はどのひと言に心を奪われましたか?思わず涙ぐみましたか?ドキリとしましたか?天使のひと言をお届けしました。耳を傾けてください。涙して下さい。笑ってください。生きる喜びを感じてください。私達が通ってきた道。懐かしく振り返って見ましょう。