想いの道 ~会長の独り言~ -219ページ目

『生命の科学・アーユルヴェーダ』その2

 5月の前半は梅雨を思わせるうっとうしい日が続きましたが、後半は一転して5月晴れのいい天気に恵まれています。ワールドカップもいよいよスタート。わがジャパンはどのような戦いぶりを見せてくれるのでしょうか。楽しみですね。

 さて、先月号に続いて「アーユルヴェーダ」のお話です。ヴァータ・ピッタ・カパの3つのドーシャは時間や季節によっても変わります。AM2:00~AM6:00はヴァータ、AM6:00~AM10:00はカパ、AM10:00~PM2:00はピッタ、PM2:00~PM6:00はヴァータ、PM6:00~PM10:00はカパ、そしてPM10:00~AM2:00がピッタと4時間ごとに変化して行きます。例えば《朝》ヴァータの時間帯(6:00前)におきると1日中爽やかに過ごせますが、寝すぎてカパの時間帯(8:00ごろ)に起きたりすると1日中カパになり眠くてだるい、身体が重いというような状態を経験した事がおありでしょう。そこでアーユルヴェーダ式の理想的な1日の過ごし方を示してみましょう。まず《朝》6:00までに起きる。これは諺にも「早起きは三文の得」といわれているように世界中どこの国にも共通する事ですね。そして排便を済ませ、舌に溜まった白っぽい苔状の汚れを掃除すること。これはとても大事な事です。朝食は、ごく軽めにすます。

 次に《昼》、昼食は多め、食事前は心穏やかに、感謝をこめて食べると消化にとってよいことは当たり前の事です。食べ終わっても5分から10分はゆっくりしていることです。最後に《夜》、夕食は早めに、お昼よりは軽くすまして10時までに床につく。仕事を持っている我々にはこのような生活はなかなか難しいが、できる限りこれに近い生活を心がけましょう。

 季節によってもドーシャは変わります。《春・3~5月》はカパ、《梅雨・6月》はヴァータ、《夏・7~8月》はピッタ、《秋・9月》もピッタ、《台風・10月》《冬・11月~2月》はヴァータになります。

 1日の時間帯の中、1年の季節によって体調がいい時期、悪い時期があるのも皆さんの体質、気質と大きく関係しているのです。自分がどのタイプかを知りたいなら皆さんの職場に『ドーシャチェック』の用紙を用意しています。ご利用ください。

 最後になりましたが、私もこれのお陰で体調がすっかり改善されました。もっと詳しいことが知りたい方は遠慮なく申し出てください。できる限りの情報提供を致します。

 「健康って、いいですね」