想いの道 ~会長の独り言~ -223ページ目

『第1章 お母さん、大好き!』

第1章 お母さん、大好き!


『お母さん、ぼくだって寂しい』   (8歳・男)

 息子はひとりで私の帰りを待っています。同じ敷地に実家があり、おばあちゃんがいますが、息子はおばあちゃんの家へはあまり行きたがりません。

 ある日、たまたま私が休みで家で息子の帰りを待っていたら、午後4時をすぎても帰ってきません。帰ってくるや「遅かったじゃない。お母さん、寂しかったのよ」と言ったときの、息子のつぶやき。毎日一生懸命、私の帰りを待っていてくれているんだね。(29歳・女)


『おらたちが全部やるんで、母ちゃん、ねとりゃぁ』   (9歳・男)

 熱を出して寝ていた日の朝、朝食のパンを焼こうとしたら。 (33歳・女)


『お母さんって、いいにおい』   (6歳・女) 

 そう言いながら、弟と一緒に身体をすりよせてきました。大きくなると、こんなことしなくなるんだろうな。(41歳・女)


『だって寝たらお母さんの顔が見えないもん』   (3歳・男)

 もういい加減に寝なさいと言ったら。私を骨抜きにするセリフです。(31歳・女)


『ママのこと好きだなーと思って見てたの』   (3歳・女)

 私をジ―ッとみているので、どうしたの?ときいたら。(女)


第2章 もっと一緒に遊んで!お父さん


『お父さんの顔を見たくて、早く起きたんだ』   (5歳・男)

 珍しく早起きの息子。「どうしてこんなに早く起きたの?」と聞いたら、返ってきた一言。父親は朝早くから夜遅くまで仕事ですれ違いの毎日。日曜日くらいしか会う機会がありません。(31歳・女)


『お父さん、お家、分かる?』   (3歳・女)

 お父さんが会社から「帰るコール」。その電話に出た娘の言葉。(31歳・女)


『お父ちゃんのやないで。おうち買うとき、銀行でお金借りたってお母ちゃん言うとったもん!』   (6歳・女)

 「片付けろ!ここはお父ちゃんの家や」と叱ったときに。(男


『お父さんまた来てね』   (3歳・女)

 3歳の娘が朝、出かける夫にこう呼びかけました。いつも帰宅が遅く、娘と一緒に過ごす時間がほとんどない主人。娘はそんな主人のことを「外からくる人」とおもいこんでいるのでしょうか。ドッキリとした一言。(32歳・女)


第3章 子どもは大人の心の代弁者


『バブルさんって、わるい人だね』      (5歳・男)

 パパが「バブルのせいで、パパのおこづかいがない」とこぼしたのを聞いた息子のかわいい感想。(29歳・女)


『ママ、どうして目は顔の前についているかわかる?それはね、前へ前へって歩いていくためよ』   (5歳・女)

 鏡に映した自分の顔を見ながらつぶやいた一言です。なんだか、とっても勇気づけられました。(35歳・女)


『身体が温かいと、心まで温かくなるね』   (6歳・男)

 ハイキングに行って、外でお弁当を食べている時の息子のひと言。日溜りの、温かい場所でした。(35歳・女)


『あんた王様か?ぼくは家来じゃない!』   (7歳・男)

 「・・・・・しなさい」「早く・・・・・して」と、命令口調で怒鳴りつづける私に向って、息子の厳しい反撃。腹をいためた子どもでも、もう立派な人間なんだな、と反省しました。(37歳・女)


 来月号(4月号)に続きます、お楽しみに!