『第1章 お母さん、大好き!』
第1章 お母さん、大好き!
『お母さん、ぼくだって寂しい』 (8歳・男)
息子はひとりで私の帰りを待っています。同じ敷地に実家があり、おばあちゃんがいますが、息子はおばあちゃんの家へはあまり行きたがりません。
ある日、たまたま私が休みで家で息子の帰りを待っていたら、午後4時をすぎても帰ってきません。帰ってくるや「遅かったじゃない。お母さん、寂しかったのよ」と言ったときの、息子のつぶやき。毎日一生懸命、私の帰りを待っていてくれているんだね。(29歳・女)
『おらたちが全部やるんで、母ちゃん、ねとりゃぁ』 (9歳・男)
熱を出して寝ていた日の朝、朝食のパンを焼こうとしたら。 (33歳・女)
『お母さんって、いいにおい』 (6歳・女)
そう言いながら、弟と一緒に身体をすりよせてきました。大きくなると、こんなことしなくなるんだろうな。(41歳・女)
『だって寝たらお母さんの顔が見えないもん』 (3歳・男)
もういい加減に寝なさいと言ったら。私を骨抜きにするセリフです。(31歳・女)
『ママのこと好きだなーと思って見てたの』 (3歳・女)
私をジ―ッとみているので、どうしたの?ときいたら。(女)
第2章 もっと一緒に遊んで!お父さん
『お父さんの顔を見たくて、早く起きたんだ』 (5歳・男)
珍しく早起きの息子。「どうしてこんなに早く起きたの?」と聞いたら、返ってきた一言。父親は朝早くから夜遅くまで仕事ですれ違いの毎日。日曜日くらいしか会う機会がありません。(31歳・女)
『お父さん、お家、分かる?』 (3歳・女)
お父さんが会社から「帰るコール」。その電話に出た娘の言葉。(31歳・女)
『お父ちゃんのやないで。おうち買うとき、銀行でお金借りたってお母ちゃん言うとったもん!』 (6歳・女)
「片付けろ!ここはお父ちゃんの家や」と叱ったときに。(男)
『お父さんまた来てね』 (3歳・女)
3歳の娘が朝、出かける夫にこう呼びかけました。いつも帰宅が遅く、娘と一緒に過ごす時間がほとんどない主人。娘はそんな主人のことを「外からくる人」とおもいこんでいるのでしょうか。ドッキリとした一言。(32歳・女)
第3章 子どもは大人の心の代弁者
『バブルさんって、わるい人だね』 (5歳・男)
パパが「バブルのせいで、パパのおこづかいがない」とこぼしたのを聞いた息子のかわいい感想。(29歳・女)
『ママ、どうして目は顔の前についているかわかる?それはね、前へ前へって歩いていくためよ』 (5歳・女)
鏡に映した自分の顔を見ながらつぶやいた一言です。なんだか、とっても勇気づけられました。(35歳・女)
『身体が温かいと、心まで温かくなるね』 (6歳・男)
ハイキングに行って、外でお弁当を食べている時の息子のひと言。日溜りの、温かい場所でした。(35歳・女)
『あんた王様か?ぼくは家来じゃない!』 (7歳・男)
「・・・・・しなさい」「早く・・・・・して」と、命令口調で怒鳴りつづける私に向って、息子の厳しい反撃。腹をいためた子どもでも、もう立派な人間なんだな、と反省しました。(37歳・女)
来月号(4月号)に続きます、お楽しみに!