『2002年度に向けて』
観測史上、もっとも早い開花をした桜も、はや峠を越しました。昔の諺に「吉野桜も散りがけが花」というのがありました。しかし爛漫と咲き乱れた時の桜が美しいですね。
いよいよ、4月から新しい年度がスタート致します。益々厳しい環境が待ちうけています。MALSの運賃ダウン10%、部品作業料は3.5%ダウン、佐賀のグリコの運賃も4%ダウンと現在ハッキリしているだけでも以上のとうりです。これだけで推定4,000万円の減収になります。これは、2001年度の経常利益を上回る数字です。ということは、昨年と同じ条件で仕事をしていれば、赤字になるということです。色々なコスト削減を更に徹底して行かねばなりません。失業率が5.6%、労働人口の20人に1人は職がないという時代に我々はどんな希望をもって進んで行けばいいのでしょう。
私達を取り巻く環境はこのように決していい状態ではありません。しかし、ここでよく私達がこの世に生を受けた目的、生きる目的を考えて見ましょう。「輪廻転生」と言う言葉があります。私達は過去から何回もこの地球上に生まれ変わって今ここにあるという考え方です。では何故何回も繰り返しているのか?それはその生きてきた時代だけでは、自分が持っているテーマを解決出来なかったから、何回も繰り返して解決の努力を重ねているということです。ではそのテーマとは何なんでしょう?それは宇宙の進化に同化する事です。その様な見方から、今の環境に対する取組方を考えれば、それは環境が良くても悪くても、有利でも不利でも、有益でも有害でも、有徳でも罪深くても、そういった事とは無関係に宇宙の進化に向けた努力を続ける事です。その様な努力の結果としてあらゆる面で環境の改善が起こります。環境は皆さんがた1人1人にとっても、宇宙の進化の目的にとっても、宇宙万物にとっても、有益なものなります。このようにして、環境の質と状況が改善されるのです。このような考え方に希望をもって取組んで行きましょう。
3年目を迎えたI.S.Oの今期の品質目標は
Ⅰ.顧客のニーズと期待に100%応える
①最高の評価を得る
②不適合品の出ない職場を目指す
Ⅱ.安全で心安らかな職場を目指す
①加害事故、被害事故の半減、労災事故ゼロ
②安全情報をシステム化し共有する
Ⅲ.環境にやさしいクリーンな職場を目指す
①省エネへの取組
②モノを大切にする
Ⅳ.品質システムの向上発展を目指す
の4点です。
皆さんの職場の目標やアクションプランも所属長からお話があります。全員力をあわせて目標の達成目指して努力を続けましょう。
最後になりましたが、今のような厳しい環境下でも、私達が生きる目的を見失わず努力を傾け続けて行く事により、この環境は改善される事をもう1度皆さんにアピールして筆をおきます。