想いの道 ~会長の独り言~ -22ページ目

会長の独り言『ベトナム ハノイ』

皆さん、ごきげんよう!先月のタイに続いて3泊4日のベトナムの首都ハノイに行って参りました。皆さんはベトナムの事なんか、東南アジアの発展途上国ぐらいの知識しか持ち合わせていないでしょう。この国の歴史を遡ると、東南アジアの他の国同様フランスの植民地から解放されて1954年7月21日に独立した若い国なんです。何しろ青栁相談役より一歳若いのですから。 その独立も1946年から1954年のインドシナ戦争という宗主国フランスとの闘いを経てのことです。フランスに対して勝利を得たものの、南北ベトナムとして2つの国としてスタートしたのです。その後、皆さんもご存知かもしれないあの過酷なアメリカとのベトナム戦争(1955年11月から1975年4月30日)を経て1976年7月2日統一国家が誕生したのです。中国や北朝鮮と同じ様な社会主義の国です。人口はもうすぐ1億人になろうとしています。国民の平均年齢は31歳。ちなみに我が国は46.5歳、世界平均は29.6歳です。

人手不足の我が国にも大勢のベトナム人が滞在しています。我が社には中国からの実習生がいる様に、これから益々東南アジアを中心に外国人の受け入れが多くなってきます。今回も日本語学校の訪問や現地の関係者と面談しました。率直に言って余りよい印象を受けませんでした。旧北ベトナムの街ハノイは大気汚染と言うよりスモッグの中で暮らしている様な気分でした。それに物凄い交通ラッシュ。何しろバイクが主な移動手段であるので道路は蟻が群がった様な有り様。我々にはとても運転出来るような街では有りません。若い国で社会主義国ですから、仕方ないかもしれないが、とても綺

麗とは言えない。戦後の混乱期の日本よりもっと混沌としています。

コンビニは一軒も見当たらない。それでもイオンが一年前にオープン

していました。視察しましたが、品揃えはまあまあ。日本食もそれな

りに置いてあり値段も余り変わりません。と言うことはこの国の国民

所得は我が国の5分の1程ですから大変高価ということです。発展途

上国の例にもれず、一部の支配者層と特権階級は裕福な暮らしをして

いますが、大部分の国民は貧乏という事です。

近い将来我が社にもベトナム人が働いている時がくるのかなと色々な思いが入り混じり、次回は南の旧サイゴン、今のホーチミンも訪問してみたいと希望を残したベトナム訪問でした。