想いの道 ~会長の独り言~ -14ページ目

会長の独り言『マイナスは、見ざる、聞かざる、言わざる、そして思わざる』

 この冬は寒くなるのか、暖冬か?長期予報ではこの一か月は平年と同様に曇りや雨の多い日が多いとのことです。

 世の中も米中の貿易摩擦による海外経済の停滞の影響で国内もジワリと停滞前線が漂い始めています。我が社では陸送に大きな影響が出ています。各メーカーとも新車販売が思うように振るわず、我が社も運ぶ商品車が足りません。しばらくは我慢の時です。

天皇陛下は昨14日夕から一代に一度臨む伝統的な皇位継承儀式「大嘗祭」の中心儀式「大嘗宮の儀」を執り行なわれ五穀豊穣と国家の安寧をお祈りされました。

この大切な行事にも外野から色々批判的な声が出ています。百人百様です。私みたいにひたすら尊敬の念を抱く者もいれば、反対の考えの人もいます。

私は天皇陛下は我が国の太陽のような存在と思っています。太陽は、我々の上に雲が覆っていようが、大雨が降っていようが、燦々とそのエネルギーを休む事なく降り注いでいます。天皇陛下も我が国民の為に日夜分かたずその御気持ちを注がれていると確信しています。

 不肖私も皆さんにとっては、そのような存在で有りたいと願い、エネルギーの補充を怠らないよう努めています。創業以来63年、輝くような日も有りましたが、曇りの日、大雨の日、台風にも見舞われて今日のロジテム九州が有るのです。嬉しいこともいっぱい有りましたが、嫌なこと辛い思い出も又有りました。そんな時どうやって乗り切って来たかと申しますと、表題の『マイナスは、見ざる、聞かざる、言わざる、そして思わざる』を心掛けてきたお陰です。創業者の親父殿も,おそらく同じ様な思いで困難を乗り切って来たと思います。今の社内新聞の前身に「善意の目」という運動が有りました。11善、何か気持ちいい事、嬉しい事を見つけよう。それを皆んなで分かち合おうという運動でした。人は周りの嬉しい事や楽しい事よりも、事件性の話題に飛びつく傾向があります。テレビでも新聞でもニュースは事件ばかり。ワイドショウでは解説者と称する人たちが勝手気ままにそれに対するコメントを喋くりまくっている。平和ボケの我が国の現状です。せめて私達ロジテム九州の社員は、そのような見方とは、一線を画して出来る限り人の良い面、世の中の良いところに注目していきたいものです。もう一度言います。『マイナスは見ざる、聞かざる、言わざる、思わざる』

会長の独り言でした。