想いの道 ~会長の独り言~ -13ページ目

『より良い人生を送りましょう』

 皆さん、明けましておめでとうございます。今年の干支はネズミ、十二支のスタートであり閏年でもあり、東京オリンピックイヤーでもあります。また私が会社に入ってちょうど50年目の年でもあります。社員の皆さんの半分以上が私が入社した後にこの世にデビューされたことになりますね。

 半世紀の会社人生を振り返ると、山あり谷ありの思い出深いものになります。特に我々の仕事は常に危険が目の前に立ちふさがっているという事を強く思わざるを得ません。

 最近は車の安全性もずっと高くなり、色々な規制も厳しくなって事故による死亡者が出ることもほとんど無くなりました。しかし50年を振り返ると、我が社の社員、事故の相手方と私の記憶の中でも20名に近い犠牲者がいらっしゃいます。新年の挨拶にこの様な話題はふさわしくない事は百も承知であえて取り上げるのは、今一度皆さんに安全について深く考えていただきたいからです。

 会社の正面にはお地蔵様がお祀りしてあります。このお地蔵様は物故者の御霊をお祀りして2度とこの様な犠牲を出さない様に、皆さんがその様な当事者にならない様にと祈願するためにお祀りしてあるのです。新年の年賀式には、ご住職にお祓いをしていただいて今年一年の安全祈願をしていただいています。皆さん、この様な想いのこもったお地蔵様です。出社時、退社時には必ずお地蔵様に手を合わせる事を励行してください。『車とる手を守らせたまえお地蔵様』と一言お祈りして安全運転を誓ってください。必ずや、ご利益があります。お地蔵様の前を素通りはしない事。皆さん一人一人が手を合わせる事でお地蔵様のパワーもアップして「究極の安全」が実現するのです。出社時退社時にお地蔵様に手を合わせるのにかかる時間なんかほんの一瞬でしょう。一秒の積み重ねが一分になり、一分の積み重ねが一時間になり、一時間の積み重ねが一日と重なっていき一月、一年と長い年月に繋がっていくのです。このように皆さんのほんのわずかの手を合わせる行いが積もり積もって大きな力となって、究極の安全が実現するのです。新しい年のスタートには皆さんそれぞれに今年はこういう事にチャレンジしよう、今年の目標はこれにしよう想いを新たにされたことでしょう。その片隅に毎日のお地蔵様に手を合わせることを入れてください。会長のささやかなお願いでした🤲