・さだ工務店のテーマ〜北の国から〜(夏)
今回のツアーですがさだ工務店に加えコーラスの比山貴咏史さん、木戸やすひろさん、斎藤妙子さんというさださんのアルバムだけではなく数々の名作に参加している錚々たる面々のアザーワーク、誰でも知っている超有名なCM曲やテレビ主題歌とかを歌いながら紹介するコーナーが新しい試みでした。これが良かったですね。中でも木戸さんの歌った「SEGA 」(2文字だけ)では
さだ「それでギャラ出るんですか?」
木戸「それが一番高かったです」
さだ「そういう仕事紹介してください」
やり取りがあったり(笑)
斎藤さんの「履かせるオムツ ムーニーマン 」
ではそのCMが流れていた時代に子供だったギターのYUMA君が
YUMA「それ履かされていました!でも今は履いていません! 」
というやり取りが定番でした(笑)。
今や各方面から引く手数多のギタリストYUMA HARAもさだ工務店に入ったのが運の尽き😆。色んなことをやらされます。でも先輩である日本が誇るレジェンドギタリスト松原正樹さんも相当色んなことをやらされていましたからそれは運命だと受け入れてください(笑)。
・案山子〜晩鐘(秋)
やっと皆さんが知っている曲をやりましたと紹介された「案山子」ですが、実は前回の51ツアー初日でも「あまりにもレアな曲ばかりだとなんですから1曲くらいいかにもさだまさし的な曲を」ということで演奏されました。その後セトリからは外したみたいですけど流れ的にはそれで正解だと思います。まあ聴きてラッキーだったんですが(笑)。
そして「晩鐘」は曲調はバラードですが初日のイントロがなった瞬間テンションが爆上がりしました。ホント大好きな曲です。美しい言葉で紡がれた歌詞世界、切ないメロディ、繊細なさださんの歌声、私にとって
失恋ソングといえば晩鐘、晩鐘といえば失恋ソングというポジションの曲
で初めて聴いた中学生時の私の心に深く刻まれた曲です。次に失恋💔した時も「晩鐘」を聴いて浸りたいと思います。
恋とかしないだろうからその可能性99%ないですけどね。
キャリアを重ねた今のさださんの歌声からは繊細さは消えましたが重厚で説得力があり一編の映画を見終えた時のような感動がありました
・雪の朝〜残月(冬)
そして再びグレープのコーナー。「雪の朝」は二人だけでの演奏。吉田さんのギターはシンプルですが雪が降る様子をハーモニクスで表現したり味わい深いソロがあったりとここに来て完成系に近づいてきたのだと思います。後は吉田さんのコーラスが加わったら最高なんだけどな、というのは贅沢な希望でしょうか?
「残月」は新作からのグレープ曲ですがグレープというよりどちらかというとさださんのソロのドラマティックマイナー部門の曲調に近いです。グレープ曲なのは吉田さんが主なメロディを書いたからでしょうね。これも名曲です。吉田さん曰くこの曲のギターでは色々実験的なことを試みたとのことなのでそういう視点からまた聴いてみたいですね。
・母標 〜はなむけの詩 (冬〜春)
いよいよ終盤です。「母標」は新作の中でロシアによるウクライナ侵攻をテーマにした最も重い曲です。これはさださんのギターと島村英二さんのドラムだけで演奏されたのですが、シンプルなだけに余計に歌詞の世界観が伝わってきました。さださんの熱い思いがほとばしったかのような激しいギターストロークが印象的です。曲が終わった後、歌詞にも登場するオペラ曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」をオーボエの庄司さとしさんがソロで披露するという演出もグッと来ました。
さて最後の曲です。さださんの場合「主人公」「風に立つライオン」「黄昏迄」「奇跡」とか最後に演奏するにふさわしいスケールの大きな名曲たちがあるのですが、最後を飾ったのは新作からの「はなむけの詩」 でした。
さださんはMCで「歌の作り手としてはやっぱり新しい曲を聴いてほしい」とおっしゃっていましたがこの言葉を聞いてさだまさしファンで本当に良かったと思いました。
ただ残念だったのはこの曲の「負けないで行け 」 のフレーズを思いっきり歌いたかったのですが、全公演2〜3階席だったのでちょっと遠慮してしまったことです。周りはあんまり歌っていなかったですし。でもその「負けないで行け」のフレーズがグッときてとても良いです。シンプルながらスケールの大きな楽曲で新たな代表曲が生まれたのではないでしょうか。
・(EC)生命の樹〜Tree Of Life〜
この曲は新作のタイトル曲です。アレンジが複雑すぎて手練揃いのさだ工務店とはいえ演奏するのは難しいのでは?と思っていたのですが、さすがさだ工務店!見事な演奏を披露してくれました!ベースの平石カツミさんがコントラバスに持ち替えていたのも大きなポイントですが、一番大変そうだったバイオリンの藤堂昌彦さんとチェロの徳澤青弦さんに大きな拍手を送りたいです。
次回のツアーも当然楽しみですが、まだまだ新作から聴きたい曲もあるので(特に知足!)それも聴けることを楽しみにしています。
とりあえずは来年のグレープ公演を楽しみに待っています。
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