村上さんは実在した! | 風の吹くまま

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「村上春樹produce村上JAM vol.3 ~熱く優しいフュージョンナイト」

初のすみだトリフォニーホールでした。

 

 

錦糸町に降り立ったのも初めて、だったかな?

「風の歌を聴け」でデビューしたときからの村上さん追っかけの私ですが、

実は生の村上さんを見るのは初めてで。

最近ではラジオのレギュラー番組をやったり、マスコミにもときどき出てくるようになりましたが、

以前はまったく表に出てこなかった村上さんでしたから、「生で」「生きて動いている」

村上さんを初めて見られて、もうそれだけで感激でした。

ちゃんと本当に実在したんだ!と。

 

「村上RADIO」のオープニングテーマに乗って現れて「こんばんは・・・村上春樹です」と。

わー、本物だー。MCは村上さんと坂本美雨さん。

 

村上JAMは今回が3回目ということで、

「だんだん会場が大きくなってきて光栄です。次はマジソンスクエアガーデンかな?と

夢が膨らみます」と。

そしてそして、大西順子さんの生を聴くのも初めてだったので、それも楽しみだったのです。

 

が、実はジャズはたまーに聴くものの、今回のテーマ、フュージョンとなると、

ほとんど門外漢でして、若き頃に松岡直也さんを聴いていたくらいで、

今回のバンドメンバーも大西さんはCDでもよく聴いていましたが、

あとはマイク・スターンしか存じておらず、大変失礼いたしました。
 

そんな無知な私でも、演奏はやはりそれはそれは素晴らしいもので、メンバー全員がすごくて。

さらに驚いたことに何と「昨日会って初めて合わせた」と大西さん。

すげー、これがプロフェッショナルというものなんだなと。

これだけのメンバーをまとめ上げる順子さんもすごすぎです(語彙力不足です)。

いいものを聴かせてもらいました。

いつも書いていますが、たとえ(音楽が)わからなくても、その場の時間、空間の共有で

伝わるものがあるのですよね。

そしてやはり大西順子さんのタッチ、初めて生で見られて、感動しました。

今度はもっと小さな小屋でのトリオのライブに行きたいなと。
 

「生の音楽を聴くのは、心に残るんです。僕も長い人生でたくさんコンサートを聴いてきたけど、

みんな少しずつかけらなって残っていて、すごく大事なものになっています。

みなさんも、今日の音楽のいくつかのかけらを胸にしまっておかえりください」

 

終演後の村上さんの言葉の通り、素敵な音楽のかけらを持って帰りました。

 

 

・・・ということで、

今日の1曲目は、大西順子トリオ「If I Were A Bell」。

https://www.youtube.com/watch?v=5G4yD3xwo_4

 

 

◆村上春樹produce村上JAM vol.3 ~熱く優しいフュージョンナイト

出演:村上春樹、坂本美雨(MC) 大西順子(Piano)TakuyaKuroda(Tp)EricHarland(D)

JohnPatitucci(B) KirkWhalum(Sax)MikeStern(G)

 

■セットリスト
前半
1、Jean Pierre (guitar, trumpet, sax)
2、Tipatina's (guitar, piano, drums)
3、Ana Maria (sax, bass, piano)
4、Spain (flute, bass, piano)

後半
5、Direction (trumpet, sax, guitar, drums)
6、Cantaloupe Island (piano, guitar)
7、Wing and a prayer (guitar, bass)
8、Chromazone (trumpet, guitar, bass, piano, drums)

アンコール
Some Skunk Funk (everyone)