きたやまおさむに加藤和彦の神髄を聞く | 風の吹くまま

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怪談を語り、ウクレレ漫談で世相を切り、落語を演じる・・・実は「聴き屋」です。

映画「トノバン」公開へのプレイベント「きたやまおさむに加藤和彦の神髄を聞く」へ。

サエキけんぞうさんプロデュースのトークショー、渋谷ロフト9。

 

 

そうだ、ロフト9って、かつて私が稲川淳二さんの「怪談最恐戦」の東京予選会に出たところ。

ここで怪談語りやったんだなーと懐かしく。

 

19時開演でしたが、きたやまさんは15分遅れで到着。

会場「水虫の唄」の合唱でお出迎え。

そこから休憩をはさんで22時過ぎまで、なんと3時間以上のトークショーとなりました。

サエキさんと映画「トノバン」の相原裕美監督と。

サエキさん、かなりマニアックなフォークルのファンで、加藤さんについて知らなかった事実が

いろいろと聞けました。

 

 

アマチュア時代はメガネだった加藤さん、プロになるときからコンタクトになった?とか、

コックとして就職が決まっていたのは、関西テレビの食堂だったとか、

(背が高かったので)特注の布団で寝ていたとか、初めて聞く話をいろいろと。

 

 

前半の〆は「帰ってきたヨッパライ」をピッチシフトで回転数を落として聴くと・・・という

実験で、確かにあのケロケロ声が本当に(ほぼ)加藤さんの声だ!ということがわかって

これはちょっと“感動的”でした。

 

後半はきたやまさんも調子が出てきて、流石ともいえる名言がたくさん聴けました。

 

「加藤は身の丈に合わない苦しみを抱えていた」

「加藤は常に逃げていた」

「遊びは理屈をこねると壊れる」

 

そしてフォークル秘話として、グルメな加藤さんが浪費していたので、マネージャーだった

北山さんは大変な苦労をしたと。

キャバレー「月世界チェーン」まわりをしていたこと、アントニオ古賀さんの前座をやったこと・・・

今日一番の名言は「完全に大谷翔平状態だった」!

これは一番ウケてました。なるほどなー。

 

 

22時を過ぎて、もう老人だから帰るよときたやまさん。

最後も「花のかおりに」「戦争を知らない」を会場全員で合唱して送り出しとなりました。

とにかく、北山さんがお元気そうでよかった。

そうそう、久しぶりに「全国北山会」のメンバーの方とも再会できて、よかったです。

まだまだ北山さんの言うように「しぶとくダラダラと生きていきましょう」ね。

 

 

・・・ということで、今日の1曲目はやはり。

ザ・フォーク・クルセダーズで「イムジン河」。

https://www.youtube.com/watch?v=0MdCLjr9STs

 

 

(これは第三次フォークル)