瞑想とか座禅というのは、一般の方にはちょっと敷居が高いものですよね。
もちろんそれが出来れば一番いいのですが、それが難しい方には、
「呼吸」を意識することをおススメします。
普段生活しているときには、呼吸をしていることに意識している人は
ほとんどいないでしょう。
でも、人は生きている限り、全員が呼吸をしています。
同じように私たちは無意識に心臓を動かしていますが、心臓の動きはコントロールできませんが、
呼吸は意識すればコントロールが可能です。
「吸って」「吐く」。
本当にそれだけのことですが、緊張しているときや不安なときはもちろん、
普段の生活のほんのわずかな時間に、この「吸う」「吐く」を意識して行うと、
平穏と「いまここ」の意識が戻ってきます。
「吸う」ことよりも「吐く」ことを長く、とか、呼吸法にもいろいろとあるようですが、
まずは余計なことは考えず、とにかく思いっきり吸って、これ以上吸えないところで
思いっきり吐く。それだけでいいと思います。
以前、黒斎さんも「目覚めの呼吸」というのを推奨していました。
朝起きたらすぐに、2、3分、ただゆっくり深く呼吸する。
余計なことは考えずに、ただただ「ゆっくり」「丁寧」を心掛ける。
それを続けていくだけで、心に余裕が生まれて、人生の流れがよくなっていく。
「人生に『行き詰まり』があるときは、大抵『息詰まり』になっている」と
いうわけです(さすがに黒斎さん、上手い)。
落ち着くために「深呼吸して」というのは、昔から当たり前のように
言われてきたことです。
いまはコロナ禍のマスク生活で、「息苦しい」(「生き苦しい」)世の中です(お、私も上手い!)。
「目覚めの呼吸」、試してみましょうか。
黒斎さん曰く、一週間も続けると、変わってくるらしいですよ。