ロックマンゼロシリーズは全てクリアしたがゼクスシリーズはクリアしたことがなかったので、この機にダブルヒーローコレクションを買った。
この作品はロックマンゼロ1・2・3・4とロックマンゼクスとアドベント(ゼクス2のこと)の6つが収録されている。
1作品のクリア時間が大体4時間以上だったので、全部クリアしようとすると丸1日はかかりそうだ。
1番の感想としては、6つのゲーム全てにアシストセーブ機能が付いたことが最大の長所だと思う。
このシステムはオートセーブ兼チェックポイントのようなもので、即死トラップのある場所やボス部屋の手前などに配置されており、何度死んでも直前からやり直すことができる。
特に1では残機が無くなるとミッション失敗になり、二度とそのミッションがプレイできなくなるという意味不明で理不尽な仕様だったが、このシステムのおかげで何度でもリトライできるようになったのは大きい。
ボスラッシュで出てきたボスに「誰だコイツ?」とはならなくなった。
また、リトライ扱いにはならないこともメリットで、死んでもリザルトのリトライ項目で減点されることはなく、高得点が取りやすくなった。
さらに、ボス戦でサブタンクを使い果たしていたとしてもこのアシストセーブ機能があれば元の状態に戻るので、気兼ねなくサブタンクのような消費アイテムを使えるというのも大きなメリットだ。
今まではサブタンクを使って死ぬと容量もなくなったままだったため、ここぞと言う時にしか使えなかった。
それでもクリアできない場合も、カジュアルシナリオモード(イージーモードのこと)があるので初心者でも多分クリアできるはず。
それから追加要素にZチェイサーモードが登場した。
これはタイムアタックのことで、ステージ開始からボスを倒すまでの時間を全世界のプレイヤーと競い合う。
1作品につき2つステージがあるので全部で12個のステージが存在する。
世界記録プレイヤーのリプレイも見れるし、併走もできるので何度もやっていれば自然と上達する。
逆に欠点としては、1と2において会話シーンをスキップできないこと。
特に2のラスボス戦は始まるまでに約2分(計ったら1分57秒だった)はかかるため、毎回ボタンを連打しなければならずクソめんどくさい。
ラスボスは「待たせたな」とカッコつけながら言うが待たせすぎだ。
1と2にスキップ機能は絶対付けるべきだった。
あと、欠点というほどではないが、ロックマンゼクスはマップが広すぎて間違いなく迷う(メトロイドシリーズのような感じ)のでマップを見やすくするか、次に行くべき場所を矢印で表示するなどといったアシスト機能があった方が良いと思った。
このシリーズは上級者にとっては爽快で楽しいが、アクションの苦手なプレイヤーはとことん苦労するというマゾゲーだった。
しかしダブルヒーローコレクションではその欠点が大きく解消されているため、今までクリアを断念したプレイヤーにこそもう一度挑戦してもらいたい。
まとめ
《こんなプレイヤーにおススメ》
・ロックマンゼロシリーズを極めた廃人(Zチェイサーがあるため)
・昔クリアできなかったプレイヤー
・死に覚えゲーが好きなドMプレイヤー
値段は新品でも4000円以下なので、これで6つのゲームがプレイできると考えると十分コストパフォーマンスは悪くない。
しかし1と2はスキップ不可なので面倒なことは覚悟しておくべきだ。