真珠湾攻撃、日本時間のチャートから読み取る | 関西西宮で自宅占いサロン『COCO』 横山蓮花のブログ

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最近、春分図の読み方を練習しています。
練習のため、大きな変革や時間があった年の春分図を読んで、実際に起こったことと照らし合わせて読み方の確認をしています。

…が、今回は春分図ではなく、その事件が起こったタイミングのチャートです。

第二次大戦に日本が参戦した瞬間と言われる、ハワイの真珠湾を攻撃したその時の日本時間でチャートを出しました。

1941年12月8日午前3時20分





蠍座アセンダント、支配星火星は6ハウス。


アセンダントとルーラーの位置からして危険な匂いがプンプンしてますガーン

蠍座の支配星は冥王星と火星。


火星は牡羊座にあり、支配星でむちゃくちゃ力がありイケイケ。

そして、「軍隊」を表す6ハウスにインしています。


冥王星はMCに合し、王者の獅子座。

こちらもイケイケ。


獅子座の支配星である太陽は射手座2ハウスにあります。

太陽、火星はタイトな120度トラインで、もう仲良しというか、イケイケ同志ツーカーです。


MCは国の頂点にある人、この時代だと、天皇陛下か、政治家か…

MC獅子座支配星太陽は、2ハウスにインしていますので、お金、持ち物を増やしたい。

射手座ですから、「外国に領土を増やしたい」でしょうか。



全部火のサインで、やる気と攻撃性に満ちて、このチャート見るだけでも、当時の日本の軍と政治家さんたちが

「行ける!行けるぞ!領土拡大‼️海外征服‼️やったるぞー‼️」

と息巻いていた様子が想像できます。


ただ、警告だと思われるサインもあります。

この火星・太陽が、小惑星カイロンと120度の正三角形グランドトラインを作っていること。


カイロンは、神話ではクロノスの子で不死のケンタウロスでしたが、ヘラクレスの毒矢によって不治の傷を負いました。

その苦しみから逃れるために、自らの不死性を放棄し、死んだのですが、のちにゼウスの計らいにより天に挙げられ、射手座になりました。


そのことからカイロンは傷を表します。


火星と太陽のイケイケドンドンな連合には、初めから、死なないと治癒できない傷が10ハウスという、誰からも見える場所にあったということです。


グランドトラインは120度同士の天体が三つ繋がりできる複合アスペクトですが、同じエレメント、ここでは火のエレメントだけで繋がるので、スムーズにエネルギーが回ります。


言い換えると回り出したら止まらないエネルギーなのです。


回り出したら止まらないので、制限なしに火の攻撃的なエネルギーが増大します。

これだけで、もう、怖すぎます…ガーン


しかし、この、火星・太陽・カイロンのグランドトラインの一角に、太陽の真反対に、8ハウス双子座木星があります。




この木星は射手座と魚座の支配星です。

射手座は2ハウス、魚座は5ハウス。

2ハウスは国のお金や資源。

5ハウスは子供、遊び、楽しみ、芸術。


8ハウスは、この場合、「死」と読めるのではないでしょうか。



・国のお金や資源(2ハウス)たくさん(木星)使って、無くなる…

・国の子供たち、若い人たち(5ハウス)がたくさん(木星)亡くなる…

・国民の喜び、楽しみごと、芸術(5ハウス)が無くなる…


戦争中、そういったことが、起きました。


6ハウス(軍)の火星(戦争イケイケ)、2ハウス(領土拡大!したい)太陽(政治家)、カイロン(死ぬまで苦しむけど不死なんです、だれか殺して〜)のグランドトラインの、尽きない火のエネルギーは、結果的に、8ハウス「死のハウス)の木星(多くの犠牲)へと流れ込み、「死」をもって、やっとストップできたのです。



アセンダント蠍座支配星の、冥王星にもう一度目を向けてみます。


冥王星はMCに合して、金星に180度です。



金星は、7ハウス、8ハウス、12ハウスの支配星です。

7ハウスは、「相手」を表しますから、戦争だと、「敵国」です。


冥王星は敵国である「金星」の国土である真珠湾を攻撃した、と読めます。


金星は、パールハーバー、という宝石の名前がついた美しい湾の象徴として合致していると思われます。





しかし…しかしですね…


このチャート、本当に恐ろしいと思うのですが…

これ、「第二次大戦の終わり」についても、表しているのではないだろうか、ということです。


まず、MCに合している、獅子座冥王星。

冥王星の象徴の一つは「核兵器」。

天から核兵器が落とされて、4ハウス、大地へと。

4ハウスは水瓶座で、支配星は7ハウス牡牛座に行っています。


水瓶座支配星、土星、天王星とも78ハウス。




もう一度書きますが、7ハウスは「相手」で、戦争なら「敵国」です。


ですから


我が国の領土の象徴である土星・天王星が、相手のものになる。

ってことでは?


7ハウス牡牛座の支配星金星は、3ハウス、4ハウスにも近い3ハウスにあり。

一時的に、我が国の領土に、「敵国」が滞在する、という意味にも取れます。


これ、戦後のアメリカの占領を表していたのでは





ホロスコープの読み方はさまざまな象徴を読んでいくので、事前に出して、確実にこれこれの現象が起きる、というのは分からないというか、象徴がどう出るのか不確実です。


たとえば、当時の日本軍に占星術師が参謀にいたとしたら、このチャートは「日本が勝利して世界の王(それか、アジアの王)となるだろう!」と読んだ可能性はあると思うんです。


というのは、冥王星はアセンダント蠍座の支配星でもあり、その強大な権力者、冥王星が頂点のMCにあるということは、世界の主人になる、とも読めますから。


また、冥王星が180度になっている金星は7ハウスの支配星ですから、「敵国」の象徴として金星があるとしたら、その金星「敵国」を冥王星が攻撃している、とも読めます。


そう読んでも、おかしくないんです。

途中までなら。

ですが、火のエネルギーは、その資源(財源や人材など)が尽きると、最後は燃え尽きます。


燃え尽きた後、何が残るか…

もう既に、この真珠湾攻撃の瞬間のチャートに、表示されていたというわけです。


全て終わった後から読むと、この冥王星は「核兵器」でもあり、それによって、敗戦、占領が起きる、とも読めてしまう。


冥王星は途方もないエネルギーと力を与えてくれますが、正直、恐ろしい星でもあります。


冥王星の意思から逸れた道を辿っている場合、間違っていると、強制的に折られることがあります。


第二次世界大戦の日本は、冥王星の意志に添ってなかった、ということなのかもしれません。




今回、出来事が起こった瞬間のチャートから、読む練習として真珠湾攻撃のチャートを読んでみましたが、この瞬間を選択して良かったと思います。

リーディングの奥深さをあらためて思い知りました。


春分図と合わせて、イベントチャートも、今後読んでいきたいと思います。


ここまで読んでくださってありがとうございましたラブ

横山蓮花