はい皆さんこんにちは!
寿司職人主催寿司試食会のォ〜〜イオモトです!
TCG界では色んな意味で有名な池っち店長こと池田芳正氏が企画・開発を行った「あの頃のように、仲間達と始める新しいカードゲーム」です。
\また先輩の部屋に変な紙が増えてるー!?/
最近寝そべりぬいぐるみ買ったんですけど可愛くて良いですねこれ
あの頃のように、仲間達と始める新しいカードゲーム!!です。
あの頃っていつだよ。
というわけで今回はそんなゲートルーラーを遊んでみて面白かったことと個人的に気になったことを書いていきます。
……先に言っておきますが「気になったこと」の方が多いです。
じゃあまずは気になったことから。
良くも悪くも既視感のあるルール
「全てのTCGを内包している」「思わず叫んでしまうゲーム性」「ガチとカジュアルを、コロンブスの卵で融合」……などなど、池っち店長のツイートや商品説明、パンフレットにはやたらめったら大袈裟なことが書いてあったのでルール自体は前から気になってました。これの前身となるドミネイター(ここでドミネイターの解説をするのは面倒臭いので知らない方は各自で調べてください)の頃から。
なのでワクワクしてたんですけど、ぶっちゃけそこまででもなかったです。
基本ルールはライフポイントが0になったら敗北、先行1ターン目からアタック可能、プレイヤーも攻撃に参加出来る……という物です。
分かる人には分かると思うんですけど、バディファイトという既存のTCGをちょっと弄った感じです。バディファイトの次に世に出すカードゲームのルールがバディファイトのリメイクってどうなんだよ池田さんよ(バディファイトは池っち店長原作のTCG)
「ルーラー(ゲーム開始時に選択するアバター)システムによって様々なルールで遊べる」とのことでしたが、そこまでルールが違うって感じでも無いんですよね……。基本ルールは一緒で、デッキの構築条件や初期ライフ、カードの使い方に差があると言った感じでしょうか。
ピー音入れてるとはいえ公式PVで他社TCGの名前出すってどうなのよ……
PVではこんなことを言ってましたけど、実際はバディファイトの特殊フラッグ対決みたいなもんです。
僕は本気で遊戯王とデュエマのように全くルールの違うTCGで対戦が出来るもんだと思ってたんですけどね。そこはちょっとガッカリ。
ルーラーはこれからも増える予定らしいですけど、サービス開始前から大きなことを言うんだったらもうちょっと捻ったルーラーを最初から出しても良かったんじゃない?って思いますね。
公式サイトが不親切
皆さんはやったことがないTCGを最初に遊ぶ時には何をしますか?ルールの確認ですね。
ルール確認のためには何を見ればいいでしょうか。ルールブック?残念ながら無料体験版デッキにはルールブックは入ってませんでした。なら次に見に行くのは公式サイトですね。
このページをスマホで常に開いておいて、ルールを確認しながら友人と遊び始めました。プレイ動画は見なくてもいいでしょう。
一人でルール確認するならともかく友人との対決ですしそもそもここカードショップでWi-Fi通ってないから通信料勿体無いし
まず最初は「ワールドマスターα」でプレイ。このルーラーはゲーム開始時に手札とエナジー(カード使用の際に支払うコスト)が存在せず、なんと手札を持たないままゲームを行うというルールになっています。
手札が無い、更に「2ドライブする」ってどういうこっちゃねん、と公式サイトのルール及びワールドマスターαのプレイルールを確認。
ドライブとは山札からカードをめくってドライブゾーンと呼ばれる場所に置くことだそうです。αは毎ターン捲ったカードのみをコストを無視して自由に使えると。なるほどなるほど。
……で、ドライブゾーンってどこ?公式サイトのルールとプレイマットを確認したのですが、これが何とどこにも載ってない。
そしてドライブゾーンのカードを使いきれなかった場合はどうするのか?次のターンまでストックするのか?ユニットやセットカードの上書きは可能か?これも載ってない。
いやいやいや、こんなことあります!?プレイしてたら当然のように出てくる疑問についての答えが公式のどこにも載ってないんですよ!?
友達とイライラしながら探してましたからね。書いてあるサイトは見つけたのですが、体験会でプレイしたと思われる人のファンサイトでした。なんでファンサイトの方が情報充実してんだよ。
後から知ったのですが、公式から配信されているプレイ動画には説明があったそうです。公式サイトでも説明しろ。そもそも友達とカード触る時に50代のおっさんのプレイ動画は見ねーよ。
ちなみにドライブゾーンがどこなのかは今でも分かりません。なんで?
ちなみにβはこんな感じ。手札を持ちながら戦える代わりにカードの使用にはコストが必要で1ターンに2つの召喚権を持っています。
αよりも運要素が少ないのでプレイングが勝敗に大きく関わりそうですね……って、なんでライフがαより2つも少ないんだ。
運要素が強い
毎ターン2枚の持ち札でしか戦うことが出来ないワールドマスターαは「そういうルーラー」として理解出来るのですが、ダメージチェックによる運ゲーだけは恐らく全ルーラーが行うことになります。
「HPが0になったら敗北」と上で書きましたが、正確にはダメージを受ける度に山札の上から1枚をダメージゾーンに置き、その数がHP以上になったら敗北、というものです。
ダメージゾーンにカードを置く際に発生するのが「ダメージチェック」です。このゲームにはCNTというダメージチェックの際に発動する効果を持ったカードが存在します。
他のカードゲームの用語で例えるならシールドトリガー、ライフバースト、トリガーユニットですね。カードに書かれているCNTの効果を使います。
このCNT持ちのカード、効果発動後はダメージゾーンではなく墓地に置かれます。
つまりCNT能力を持ったカードが捲れた場合はダメージを0に出来るんですね。
場合によっては3点の攻撃を食らったにも関わらずダメージを0に抑えたりも出来ます。運要素自体は嫌いじゃないけど確定でダメージを0に出来るトリガーはちょっとなぁ……という気もします。
それにカード同士による攻防を終えてようやくライフにダメージ!という状況の後に運要素が絡んでダメージ0になるのは個人的にテンポが悪い気もしますね。
虎堂ノボル君が「バディファイトより運ゲー!」とか言いそう。実際そうなんだけど。
じゃあ次は良かったところいきまーす
良くも悪くも既視感があるので理解はしやすい
公式サイトの不親切っぷりと専門用語の多さのせいで最初は訳分からなかったんですけど、一回遊び終わるとすぐ慣れましたね。大体バディファイトなんで。
基本的なルールは単純なので簡単に覚えられるかもしれませんね。ルーラー毎のデッキ構築条件やプレイスタイルもそこまで複雑は無いと感じましたし。でもそれを確認するための公式サイトが不親切すぎるんだよなぁ
カードの紙質が良い
散々池っち店長がアピールしていた通り、紙質は本当に良いです。バディファイトみたいな感じ。もうほぼバディファイトじゃねえのこれ
裏面はザラザラしてて手触りはいいですし、黒い部分はツヤツヤしてるのが凝ってるなーと思います。まるで魔導書の表紙のようなデザインは純粋にオシャレでカッコいい。この前遊戯王のセンターマーカーに使ったらいい感じでした。
ただ紙質が良いせいで1枚ずつ捲りにくい!僕の手が乾燥しやすいだけだからなんですかね?まあスリーブに入れたらいいだけなんですけど。
でも紙質の良さに拘った結果が「1パック5枚入り250円」ならそこは拘わらない方が良かったんじゃないかな……と個人的には思います。
いや、5枚入り250円(税別)はどう考えでも高いよ……。ゲートルーラーはTCG経験者がメインターゲットらしいのですが、その人達が一番馴染み深い1パックの値段って5枚入りの150円だと思うんですよね。
実際小さい頃に遊戯王やデュエマで遊んでた僕がそうですし。産まれたからZ/Xしか遊んだことない人くらいじゃないですかね、この値段に違和感を覚えない人って。
というわけで以上が簡単にゲートルーラーを遊んでみての感想になります。気になった点ばかり長々と書いてしまい、ディスってるように見えるかもしれませんが、それくらい公式サイドの不備が目立つんですよ……。
「思わず叫ぶゲーム性!」なんてパックの箱には書いてましたけど、実際は友達と「ドライブゾーンどこだよ!」「使用タイミング:即時って一度伏せなきゃ駄目?」「ユニットの上書きいけるの?うわー!これも書いてない!」と、困った顔で叫んでましたからね。この辺はしっかりしてほしいところ
……と友達と対戦をしていた日に構築済みデッキと第一弾パックが先行発売されたのですが、なんと構築済みデッキにルールブックが入っておらず、公式配信されているルール解説動画のQRが箱に載ってあるだけだそうです。
もう知らん。
友達と遊んでみた感想としましては、「つまんなくはないけど別段面白いってわけでもないかな……」って感じでした。お互いもっと新しいゲーム性を期待してたってのもあるんですけどね。
いや、α同士の戦いはぶっちゃけ体験版デッキだと全然面白くなかったですね……。お互いターン開始時に2枚カードを使用の繰り返しなので、先に強いカードを引けた方が一方的にボコボコに出来ました。あんまり爽快感とかはないですね。その日一番運の良い人間を決める戦いか?
PVで池っち店長は「カードゲームは今引き合戦が盛り上がる」みたいなことを言ってましたけど、それってお互いに何ターンか攻防を繰り返した上での話じゃありません?
1ターン目から今引き合戦が発生したらそれはもう坊主めくりだと思うんですけど(というかそうなった)
βは手札のストックが出来ることとカードの使用にコストが必要なため「カードゲームやってるなー」って感じはしたんですけど、召喚権が1ターンに2回までなので自由度は少なかったかな……。
とりあえず必ず運要素が絡んでくるゲーム性は刺さる人には刺さるんじゃないでしょうか?運による逆転自体は僕も嫌いではないですし。
あとカードイラストもMtG寄りでカッコ良かったりオシャレなものが多いです……今のところ半分くらいが別TCGやイラストレーターの画集からの借り物ですけど。それに長谷川雄一先生の絵ってカードゲームのイラスト向きではないと思うんだけどなぁ
26日の正式発売以降に地元で流行ってたらまた触るかもしれないです。つまんないわけでは無かったんですよ。周りに人がいたら楽しめるかなーとは思ってます。
でもしばらくはウィクロスのディーバセレクションで遊びたいです。友達もそっちはやるかもと言ってたので