沖縄県・21世紀の森ビーチ | 今日の水槽警備員。

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2010/11にオカヤドカリ5匹の飼育を始めました。
備忘録も兼ねて日々の記録を淡々とつけてましたが、
現在はビーチコーミング記事がメインです。

間が空いてしまいましたが、沖縄ビーチコーミング、最後は21世紀の森ビーチです。

 

相変わらず緩やかなカーブが美しい砂浜です。

 

この日は到着が夕方だったのですが、端から端まで歩くと結構距離があるので浜の途中で日が傾いてきました。


ころんと打ち上がっていた綺麗なクチムラサキダカラを発見!

 

大物は少なめでしたが微小貝の打ち上げ帯が見事だったので微小貝探しに切り替えてじっくり探すことに。

 

鮮やかなルビーフタナシシャジク。

 

ちょっとくたびれていますがウミウサギ系もありました。

 

こちらもあまり見かけないフォルムのウミウサギ系の貝…!

 

久しぶりにオレンジシラタマにも再会!

 

微小貝の打ち上げ帯を見ていると気づいたら日没時間。

3時間くらい無心で打ち上げ帯を見ていたようです。

 

ここでの収穫。

中くらいの貝。

クチムラサキダカラ、クチグロタマガイ、アラゴマフダマ、トンボガイ

ヨフバイモドキ、?

 

?の貝は何科なのかも良く分からず…色褪せているからか図鑑で見ても分からずでした。

 

小さめの貝その1。

サラサダマ、リュウキュウアマガイ、マルシロネズミ、テンガイ

クダタマガイ、ムシエビ?、?、ヒサゴコウシツブ、メダカラ

マキスジレイシダマシ?、チヂミハマヅト、?、ヒメタカジリ、クチグロマクラ

 

沖縄では珍しいメダカラ、くたびれていますが拾ってきてしまいました。

そして下段真ん中の貝は良い形なのですが名前が分からず…。

 

不明貝をアップにしてみました。

何とかエビスのような名前がついていそうな見た目ですが、図鑑で見つけられず…。

 

小さめの貝その2。

シワアシヤガマ、キサゴモドキ、スソキレガイ、?

マユフデ、コウダカタマキビ、クロイトマキハラブトシャジク、ホソヒメネジガイ?、ニシキツノガイ

 

右上の幼貝、カバフにしては小さいし、リュウキュウにしては細長いしで特定できませんでした。

胎殻は黒く、内面はうっすら紫色です。

 

微小貝その1。

コノボリガイ、?、サンショウガイモドキ、ハグルマヒメカタベ

ヒナメダカラ、ヘシャゲフトコロ?、?、ジュズカケカニモリ、フシカニモリ?

Prodotia lannumi、サンゴヤドリの仲間?、マメウニ、コメツブウニ

 

この辺りから調べるのが難しくなってくる大きさに。

 

サンゴヤドリの仲間?とした貝をアップにしてみました。

巻きが離れていて少し珍しい感じですが、似た貝は見つからず…。

 

微小貝その2。

イソコハクガイ科?、カゴサンショウガイモドキ、クロフヒメマキアゲエビス、アカフキジビキガイ

?、?、ニセチョウジガイ、ハナマツムシ、マユフデ

クリムシチョウジガイ、ホソノシガイ、ゴマフヌカボラ、ルビーフタナシシャジク、オトヒメスズメ?

 

オトヒメスズメ?とした貝、似ているのですが分布が九州までなのでかなり怪しいです。

ルビーフタナシシャジクは随分色が濃いです。

 

微小貝その3。

カザリコトツブ、コシイノミガイ、タイワンカヤノミガイ、ベニカヤノミガイ、?

マキスジコミミガイ、?、シマオトメフデ、サザレイボボラ?

?、ヘソワゴマ、レーズンイリムシパンサンショウガイモドキ、マドアキガイ

 

サザレイボボラ?は水管が欠けてしまっているようですが、ただのイボボラの幼貝の可能性も捨てきれず…。

レーズンイリムシパンサンショウガイモドキ、長い和名の貝ということで気になっていたので拾えて嬉しいです!

 

微小貝その4。

タマゴナリコゴメ、ヤリノホキリオレ?、ウスイロコウシツブ、?、ヘソアキコミミガイ

イサカイクリムシチョウジガイ、スソギレガイの仲間?、?、?、?

ニヨリマメウラシマ?、ヤセウネコウシツブ

 

ヤリノホキリオレ?は特徴は似ているものの、分布が奄美諸島のみとこれまた沖縄にはいないはずの種類なので怪しいです。

 

ヤセウネコウシツブをアップで。

微小貝でもこれくらい特徴的だとすぐに特定できます。

形がネジっぽいので自然のネジとして使えたりして…。

 

微小貝その5。

ヤセザクロ、オレンジシラタマ

?、ハナヤカケボリ?、ムラクモコダマウサギ

?、?

 

ウミウサギの仲間がたくさん拾えました。

色褪せてしまっていますがあまり拾えない形のものもあって嬉しい収穫です。

 

二枚貝その1。

ソメワケグリ、マルオミナエシ、サラサガイ

リュウキュウザル?、シブキザル、リュウキュウナデシコ、ボタンガイ

 

染め分けられていないソメワケグリが拾えました。

マルオミナエシは良く見かける貝のイメージでしたが記録によると初拾い!

 

二枚貝その2とウニ。

ハナヤカワスレ、ワカカガミ、ハネガイ

ナミマガシワ、リュウキュウサルボウ?、?

 

?のウニ、あまり見ない模様なので調べてみましたが種類は分からず。

関東では見たことがないので、南方特有の種類だと思うのですが…。

 

不明のウニをアップで。

ウニは規則的な模様のものが多い印象ですが、これはぼんやりした模様が不規則な並んでいます。

 

 

軽い気持ちで微小貝をたくさん拾ってきたら思いのほか種類を調べるのが大変で、気づけば3カ月くらいかかってしまいました。

 

まだ時間をかければもう少しハテナを減らせる気もしますが、どんどん収穫が溜まっていってしまうのでいったんこの辺で。

今回の沖縄ビーチコーミング、微小貝を調べるのは大変でしたが、初拾いも多くて何よりフイリチドリダカラを拾えたので最高の結果でした。

今年もまたタイミングを見計らって沖縄遠征を狙っていきたいと思います!