蓼食う虫も好き好き -41ページ目

蓼食う虫も好き好き

自分が何科のなんという虫かはわかりませんが、時々見つけた蓼を齧ってみたいと思います


   この一年は、タイ人との付き合いが一段と深化した

   タイ人のアホさ加減

   タイ人の許容力

   タイ人の醜さ

   どちらかというと、マイナスイメージが更に増した感じだ


   それは、日本に在するタイ人と、日本で接したことによるものと思われる


   個々人の性格そのものはそうは変わらないはずだ


   日本における生活の(ほとんどのタイ人が感じているだろうところの)過酷さ

   日本の豊かさの反面にある落とし穴

   それらが、タイ人のマイナス面を増長させてしまっているのではないか?


   タイでの彼らは、たとえ貧しくとも、もっと魅力的だ


   


   ともあれ、わたしの老後はタイで送られる可能性は増した


  
 
   例のタイ人の友人が外出して、滞在中のラオス人カップルとわたしだけが

   店番をしている時に、二人の男性客が訪れた


   わたしはお相手をせず、ラオス人カップルに接待を任せた

   遠く会話を聞いていると、二人のうち一人がやたらタイ語が上手く、

   ラオス人二人を受けさせている(ラオス語はほとんどタイ語に近い)


   はじめ、わたしも 『なんちゅう、タイ語が上手いんだべか』

   と、感心して聞いていたのだが、

   だんだん馬脚が現れてきた


   タイ語が上手い方が、相手をやたら中傷するのである

   それでも初めは大人の虐めかなと思っていた

   
   今少し会話を聞いていると、尋常ならざる会話内容になってきた

   わたしは、ラオス人カップルにそれとなく知らせ、

   無難な離れ方をさせた


   その後、客二人の会話はエスカレートして、

   やっちまう の語が聞こえてきた


   どう対処するべ、と心配になって来た頃、

   例のタイ人の友人が帰ってきた


   そこ間にも別のお客さんがみえたのだが、そこはわたしが無難に捌いた 得意げ


   その後の見離された二人の客の会話は、察したか、静かになり

   程なくして、子分格が支払いをして帰って行った


   わたしが接したことがある日本人の中で、

   三番目にタイ語が上手い日本人のヤクザではあった


   ず~っと聞き耳を立てていたのだが、

   『だっぺ』 が出て来たので、

   近在のヤクザであることが察せられた



  
 


   何時間か前、例のタイ人の友人の店の前にある公共の駐車場をベースにして、

   飲酒の取り締まりが行われていた

   外人を主な客とする例のタイ人の友人の店にとって、

   極近くに警察の ピカピカ があることは、

   営業妨害に等しい(日本人向けの店でも同じだろうが)


   わたしは、何も隠さず、しょっちゅう飲酒運転をするのだが、

   幸い検問に引っかかったことが無い


   後学のため、しばし眺めてみた


   結果、全車両を止めているわけでは無いことが判った

   実際、『流します』というポリスマンの声が聞こえた


   ということはだ

   捕まる奴は運が悪いだけでは無いか?


   捕まるから酒を控えようとか、

   飲んでもだいじょーぶだーという輩は、

   そもそも大丈夫なのである


   事故を起こす輩は、事故を起こす

   取り締まり外の問題だ


   統計というものは、兎角統計をとる立場に都合のよいデータを流しがちだ

   あるいはねつ造されがちだ


   おのおのがたが、おのおのがたの責任を全うするべく対処できる社会が望まれる

   それは、どんな場面においても同じことだ


   と、コプクンはずーッと思い続けている

   だからして、わたしは小さくならざるを得ず、実際小さい



   再登場だべし