フードエッセイストの平野紗季子さんが手がける

(NO)RAISIN SANDWICH / ノーレーズンサンドイッチ

 

 

この前のブログで

「えつこ氏と注文した、味の想像が付かない繊細そうなお菓子の到着を楽しみに」

は、このお菓子のことでした。

 

二人で「どんな味なんやろ〜」とわくわくしながら待ちわびていた

待望の「ノーレーズン・サンドイッチ」がついにご到着。

 

箱を開けると、薄紙から透けて見える先は

どう見ても美味しそうな世界がぎっしり詰まっているではありませんか!(興奮)

 

 

薄紙をめくると、見目麗しいサンドのお出まし。

 

 

なんて美しい整列!

 

これでもかというくらい鑑賞した後

まずは左の「イスパハン サンドイッチ」を口に運んだ瞬間

初めての感覚に、目が丸くなったわたし。

 

甘いとか酸っぱいとか、そういう単純なことではなくて。

お菓子を食べているというより、香りを食べているような感じで。

 

味覚オンリーで迎え入れる予定が、想像以上に嗅覚を刺激された衝撃の瞬間でした。

まるでフューシャーピンク一色のクラシカルなバラ園が口の中に建築されたような感覚に

五感が驚きを隠しきれなかったのだと思う。(すぐ大げさ)

 

この香りの正体は?

そもそも「イスパハン」ってなんだ?

と調べてみると

「フランスの有名パティシエが生み出した代表的な洋菓子で

バラ・ライチ・ラズベリーを組み合わせた美しいフレーバーが特徴」なのだとか。


口の中に咲き誇っていた巧妙な香りの正体に

「なるほど!バラね!」と。

 

先手に衝撃のイスパハンをいただき

後手は待ちに待った定番のレーズンサンドイッチ!

 

 

うん!これはもうあれこれ語る必要もないくらい「美味しい」の一言に尽きるサンド。

 

絶妙なバランスで計算されたに違いない

伝統と革新のバターレーズンサンドは

冷凍便で届いたとは思えないほど

1つ1つの食材の触感が生きていて、それはそれは美味。

 

二層のサブレは、サクサクでもほろほろでもないサクホロ感。

密なのに軽くてなめらかなバタークリームの中に

時々、むぎゅっと心地好いレーズンが顔を出す

素晴らしい食感の三重奏でした。

 

「生粋のごはん狂」の異名にふさわしい

見るものも食べるものも魅了してしまう平野さんのお菓子は、もはや味覚師の芸術品。

 

一瞬の「美味しい!」で終わらないあの余韻は

平野さんの魔法と言っても過言ではないと思う。

 

お菓子って芸術なのね、と。

食と芸術、ふたつの秋を堪能した贅沢なひと時でした。

 

また魔法の味わいが楽しめる日を心待ちにして。

 

 

 

 

 


 

 

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愛用しているパンサロンとセージ。

ほどよい自然香、空間の浄化にもインテリアにもおすすめ♡


  

 

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