触れずにはいられない | いちどのじんせいタノシク・ジユウに

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いま業界を騒がせている問題


『くすりの福太郎、17万件の薬歴未記載』


ここに触れずにはいられないのですが、まず第一に、『早くホームページにでも謝罪文を乗せましょう』ということです。

今回の問題は、なにかと突っ込みどころが多い問題で「薬剤師の認識の違い」一つで片付けられるものではありません。


規模ややっていることの社会的責任を考えるのであれば、そういう所も早急に対応すべき所だと思います。当然すでに取りかかっているかと思いますが、4月の勤務に向けて国家試験の勉強に取り組んでいる学生も多いと思います。


こういった所へのフォローも必要になってくると思います。


当然ですが、こうも問題になった企業には本人も親も勤めたく(させたく)ないというのが本心だと思います。


さてさて、今回の問題について、細かいことはいうまでもないですが、色々な雑誌で「言語両断」「ありえない」「しんじられない」という匿名経営者のコメントが出ていますが、果たして本当にそうでしょうか。


私にはこれは氷山の一角にしか見えません。こういうと反感を買うのかもしれませんが、現在薬剤師需給バランス、市場に対する薬局の数の多さから地方都市を中心に薬剤師不足が起きています。


処方箋40枚につき薬剤師1人という話がよくでます。しかし現状どうでしょうか。在宅医療への取り組みなどからその40枚ルールを守れていない所が多くあるのではないでしょうか。


そしてその中の日々の業務で、薬歴に費やす時間はどれだけあるのでしょうか。本来薬歴は「調剤報酬の算定、一部負担金の徴収」の時に行うという様に、保険薬局業務指針には書かれています。
っということは、薬歴を書いていないとお金を貰ってはいけないという解釈が本筋になります。


いま行われているのは先算定ということになります。


本来、これをなくすために先指導への取り組みなどが前回改定で言われたわけですが、それもどこ吹く風。いまとなっては覚えている人が少ないのではないでしょうか。


新聞記事などの中には、個別指導の際に一生懸命書いてないものを記載するとありますが、この個別指導の仕組みにも問題があると感じます。


今回、くすりの福太郎の対応として調剤実施店を10店閉鎖して他に薬剤師を回して、勤務バランスを調整するとありますが、果たして本当にそれでいいのでしょうか


内部告発があるまで放置していた管轄省庁にも問題がありますが、今回の問題で出てきた“不正請求額”はとてつもない額です。

そしてそれは税金によって賄われている者であります。



該当する店舗は当然のごとく保険薬局の取り消し等になるのでしょうが、これはもう企業規模での悪質行為に該当します。通常であれば企業全てにおいて保険調剤業務の取り消しが筋なのではないでしょうか



報酬改定の際にはいつも何かマイナス情報が飛び交います。この報道がされた当日、知り合いの店舗で薬歴に関するクレームが早速入ったそうです。

保険調剤を取り巻く環境は、思っている程、良くないのが現状です。

いくら小が声をあげても聞いてはくれません。

薬剤師人口数10万人は1億2千万人いる国においてはマイノリティというしかありません。

この体制をどう崩して行くのか。

私はあえて思います。

今回の問題に対して「ありえない」「考えられない」という発想は捨てて欲しいと思っています。

全国周りたくさんの薬局を見てきました。

正直、こんなことは当たり前のできことです。

規模が多いから問題になっているだけです。

これが現実だと思います。





Aguantamos, que siempre hay esperanzas, y leventámonos.
(希望は常にある、乗り越え、立ちあがろう!)

「こまがたこうだいのぜんこく薬局放浪記」はじめました!vol.9
ロンドン~ロンドン~楽しいロンドン編







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